TEAM YOKOHAMA EV Challenge
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6月7日、東京都内で俳優の哀川翔さん率いる「TEAM SHOW」が、2012年の参戦発表会を開催した。
この中で今シーズンの活動の皮切りとして、7月に行われるパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムに参戦することが正式に発表された。
TEAM SHOWとしては2009年に哀川さん自身がステアリングを握って、フォード・フィエスタで参戦している。

チームとしては3年ぶりのパイクスへのチャレンジ復活となるが、今回はドライバーに奴田原文雄選手を起用。前回の参戦では哀川選手のコ・ドライバーとしてともに標高4,301mのフィニッシュまでマシンを運んだ奴田原選手が、ステアリングを握って本領を発揮することになる。

そして、注目のマシンはドイツのTMG(トヨタ・モータースポーツ・GmbH)が開発したTMG EV P002。その名称に“EV”の2文字があることからもお分かりいただけるように、完全な電気自動車(EV)のレーシングマシンである。

さらに、このマシンは伝統のRed in Black、ADVANカラーにペイントされる。IRC(インターコンチネンタル・ラリー・チャレンジ)やP-WRC(プロダクションカーFIA世界ラリー選手権)、全日本ラリー選手権と、国内外のラリーシーンで栄光の歴史を刻んできたADVANカラーが、アメリカで長い歴史を誇る一戦にチャレンジする。
発表会の席上、奴田原選手は大勢の報道陣を前にして、パイクス参戦に向けた意気込みを次のように語った。

「今回、完全な電気自動車(EV)でのパイクスピーク参戦が、多くのスポンサーさんのご支援によって実現することとなりました。
EVは数年前からいろいろなチームからパイクスに参戦していますが、TEAM SHOWとしては初めての試みです。

私は2009年に翔さんがパイクスピークにドライバーとして出場したときに、コ・ドライバーとして参戦して走りをサポートしました。
そのときから『いつかは自分も、ドライバーとして走ってみたい』と、ずっと翔さんに訴え続けていたのですが、今回その夢が叶って私が走る順番がまわってきました(笑)。

先日、テスト走行をフランスのポールリカール・サーキットで行いましたが、バックストレートではリミッターがかかる240km/hまでスピードが出るんです。『EVって、遅いんじゃないか?』と思っていたのですが、実際に乗ってみると全くそんなことはなくて、今は本番に向けてとてもワクワクしています」
■奴田原文雄 選手 =Fumio Nutahara=
1963年・高知県出身。
北海道の大学に通っている頃からラリーをはじめ、地方選手権のチャンピオンを獲得した後、全日本ラリー選手権に本格参戦。1993年にミラージュでBクラスのチャンピオンを獲得すると、翌'94年から名門タスカ・エンジニアリングの一員となり、ADVANカラーのマシンを駆る。
以降、これまでに全日本選手権の最高峰クラスであるCクラス('05年まで)、JN4クラス('06年以降)で8回のチャンピオンを獲得。
海外ラリーでも2006年に日本人として初めて伝統のモンテカルロラリーでクラス優勝を飾るなど、日本を代表するラリードライバーとして世界にその名を知られている。
【>> 奴田原文雄選手 公式ウェブサイト 「NUTAHARA.com」】
今回はチーム監督としてパイクスピークにチャレンジする哀川さん。
自身、ドライバーとして出場した経験も基に、奴田原選手に次のようにエールを贈った。

「パイクスピークは、もうスタートしたら最後まで走りきるしかないですね。なにしろ、ドライバーから見えるのは、空だけなんですから。

注意してほしいのは、頂上が近くなると標高が高いので酸素が薄くて苦しいんですよ。
ただ、以前はマシンの方も苦しがっていたのですが、今回は標高に影響されない電気自動車ですから、マシンが苦しがることはないですね。

奴田原さんだけが苦しいでしょうから、その点は要注意ですね(笑)」
■参戦概要
参加車両 : TMG EV P002
参加クラス : ELECTRIC
チーム監督 : 哀川 翔
ドライバー : 奴田原 文雄
テクニカルサポーター : ロッド・ミレン
チームオペレーション : TMG (TOYOTA MOTORSPORT GmbH)
ローカルイベントサポート : TRD
装着タイヤ : ヨコハマタイヤ (ADVAN A048)
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