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SUPER GT Round 7
開催日程
予選 : 2007年9月8日(土)
決勝 : 2007年9月9日(日)
開催場所
ツインリンクもてぎ (栃木県)
天 候
晴れ
路 面
ドライ
決勝周回数
63周
(1周=4.801Km)
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ADVAN MOTORSPORTS INFOMATION [SUPER GT Rd.7] (PDFファイル・AdobeReaderが必要です)
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終盤戦に入った2007年のSUPER GTシリーズ、第7戦となるツインリンクもてぎでは新たな試みが実行に移された。
それは、予選における『ノックダウン方式』の採用。F1グランプリと同様に、3分割されたセッション毎に絞り込まれるスタイルで、その間は1セットのタイヤしか使えない。
ゆえにタイヤのポテンシャルと、ドライバーのタイヤ・マネージメントの能力が問われることになる。
 
金曜日の練習走行は午前中が台風接近の影響でキャンセル。午後は幸いにドライに転じ、走行時間も延長されたものの、当初予定していたメニューを消化しきれないチームもあるなかで土曜日を迎え、いよいよ注目の公式予選がスタートする。
 
予選が始まって快走を見せたのは「ECLIPSE ADVAN SC430」、最初の15分間で3番手タイムをマークした。以降も最後のステージまで勝ち残り、7番手グリッドを獲得することに成功。
一方、GT300では「ユンケルパワータイサンポルシェ」が好調で、最初の15分間にトップタイムをマークすると、その勢いのまま最後のステージまで勝ち残る。そしてそこで自己ベストを更新。
惜しくもポールポジションのマシンには0.036秒届かなかったものの、僅差で2番手グリッドを手中におさめた。

決勝が行われた日曜日も好天に恵まれ、カレンダーは既に9月ながらスタート前に気温30度を超え、路面温度も45度近くまで上昇。まだまだ残暑の厳しい中、レースが始まった。

スタート直後に、上位陣ではアクシデントがあったが、「ECLIPSE ADVAN SC430」はスタートを担当した織戸学選手が巧く回避、4番手までポジションアップしてオープニングラップを終える。
その後も上位入賞圏内の一角を占める走りを見せ続け、終盤に来て残念ながら若干伸び悩んだものの8位でチェッカーを受け2戦ぶりの入賞を果たした。

また後方からのスタートとなった「WOODONE ADVAN Clarion Z」は予選こそ後方のポジションに留まったものの、レースラップでの速さは健在。
前半を担当したJ-P.デ・オリベイラ選手がレースも折り返しとなる31周目までスティントを引っ張って2位にまで進出を果たす。
替わった荒聖治選手も10番手でレースに復帰、終盤になってライバルがペースダウンする中、猛プッシュを続けて5位でチェッカーを受け、ランキング争いでトップ10に進出した。

GT300は、セカンドポジションから好ダッシュを見せてトップを奪った「ユンケルパワータイサンポルシェ」の独り舞台となった。
序盤は、後方との間隔を計算しながらトップをキープしていた谷口信輝選手だったが、中盤からは猛プッシュして後続との差をぐんぐん拡げていく。
レースも折り返しを迎えたところでピットイン、相棒のD.ファーンバッハー選手に交替。4番手でレースに復帰したファーンバッハー選手だったが、全車がピットインを終えた段階では再びトップ。
後続に40秒を超える大差を築いて嬉しいトップチェッカー。
2位にも永らく続いたバトルを制した「WILLCOM ADVAN VEMAC408R」が続き、ADVANユーザーが1-2フィニッシュ。

80kgと制限一杯のウェイトハンディに苦しみながらも、果敢にプッシュを続けた「プリヴェKENZOアセット・紫電」は、見事な展開で6位入賞。
チームランキングに加えてドライバーズランキングでもトップ進出を果たしている。
Driver's Voice
谷口信輝選手  
  【GT300クラス・優勝】
気分は最高です。レースは、ボクの後方で荒れていたみたいで、それで逃げ切ることが出来ました。
でも、金曜日の午前セッションが中止になって、タイヤのテストも不充分でしたから、最初のうちはタイヤを酷使しないように守りの気持ちで走っていました。
後半になって、タイヤも大丈夫そうだと思って猛プッシュしましたが、最後まで安定していて、完璧でしたね。
ファーンバッハ選手に交替した後も、タイヤやラップタイムに関しては全く心配していませんでした。ただ、このところ思わぬトラブルで悔しい思いをしてきたので、それだけが心配でした。
今回の優勝は、チームにとっては、ゼッケンと同じ26勝目といことで、千葉総監督がとても喜んでくれて、ボクも嬉しかったですね。
最終戦の富士は、ストレートも長くてもともとポルシェ向きのコース。最後にもう1勝を狙っていきます。
Driver's Voice
加藤寛規選手  
  【GT300クラス・6位】
ウェイトハンディが80kgもあって、今回は最初から"我慢のレース"だと思っていました。
だからミスなく走って1ポイントでも多く獲れれば、と思っていました。
今回のタイヤは今まで通りのトラクションがある上に、グリップの落ちが少なくて、最後まで好いペースで走ることができました。前回の鈴鹿もそうでしたが、随分タイヤに助けられました。
まだまだウェイトハンディでマシンが重いので簡単ではないと思いますが、次回も1ポイントでも多く獲れるよう頑張って、シーズン当初から狙っていたシリーズチャンピオンを目指していきます。
ENGINEER VOICE|エンジニア・ボイス
島田淳
今回も、暑いコンディションになりましたが、GT500では2台ともに、GT300でもほとんどのチームが、ソフト系のタイヤを選択しています。
「ECLIPSE ADVAN SC430」に関しては、前回の鈴鹿で好いパフォーマンスを発揮していたので、その延長上で進化させたタイヤを用意してきましたが、「WOODONE ADVAN Clarion Z」用には、少し構造を見直してきました。
具体的にはコーナリングパワーを向上させることを目指しました。もてぎはストップ&ゴーというレイアウトで知られていますが、それでもコーナーはあって、コーナリング性能は重要なのです。結果的に、レース中のパフォーマンスは上々だったと思います。
『ノックダウン方式』の予選は使用できるタイヤが1セットのみに制限されていますが、今回はインターバルに水で冷やすことが認められていたために、これまで通りの考え方(で開発したタイヤ)で充分だったのですが、水で冷やすことが禁止されたなら、より安定方向に振ったタイヤが必要になってくるでしょうね。
シリーズも残り2戦。次回のオートポリスは荷重が掛かって摩耗には厳しいサーキットで、耐摩耗性のアドバンテージが行かせると思います。
2回目となる富士は、5月の時も狙っていましたが、今回ももちろん狙っています。
残り2戦、2つとも勝つつもりで、好いタイヤを開発していきたいと思っています。
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