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SUPER GT Round 9
開催日程
予選 : 2007年11月3日(土)
決勝 : 2007年11月4日(日)
開催場所
富士スピードウェイ (静岡県)
天 候
晴れ
路 面
ドライ
決勝周回数
66周
(1周=4.548km)
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ADVAN MOTORSPORTS INFOMATION [SUPER GT Rd.9] (PDFファイル・AdobeReaderが必要です)
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激闘の続いた2007年のSUPER GTシリーズ。その最終戦が静岡県にある富士スピードウェイで開催された。
ちなみに、今回でGTレース100戦目を記録するということで、決勝スタート前には「100戦記念セレモニー」などが行われた。
 
最終戦までタイトル争いがもつれこんだGT300クラス、チャンピオンの資格を有するのは4台。
その中には、ADVANユーザーである「プリヴェKENZOアセット・紫電」の高橋一穂選手/加藤寛規選手組と「WILLCOM ADVAN VEMAC 408R」の柴原眞介選手/黒澤治樹選手組も名を連ねている。
ランキングトップの「プリヴェKENZOアセット・紫電」は、当然ながらランキング2位以下のマシンに先駆けてゴールすればタイトル獲得となるが、ランキング4位の「WILLCOM ADVAN VEMAC 408R」は、自身が表彰台に乗ることがチャンピオンへの最低条件。その上で、ライバルたちの動向をうかがうことになる。
 
11月に入り一層寒さを増した富士。2日の公式練習から雲の多い天気となった。
3日の公式予選では、専有時間終盤に大きくタイムアップを果たした「WOODONE ADVAN Clarion Z」と、序盤にトップ10内のタイムをマークしていた「ECLIPSE ADVAN SC430」がともに、午後のスーパーラップに進出。決勝はそれぞれ7番手/8番手からのスタートとなった。
 
タイトル争いを考えると予選順位がより重要さを増すGT300クラスでは、「プリヴェKENZOアセット・紫電」が午前中の予選でトップタイムをマーク。
しかし、気温が徐々に下がっていくコンディションで行われたスーパーラップでは、ライバルのMR-Sユーザーに逆転ポールを許してしまう。最終的に3位となった紫電は、2列目からの逆転を誓った。
 
100戦記念にふさわしい快晴に恵まれた決勝日、レースは定刻通りにスタート。
GT500では「WOODONE ADVAN Clarion Z」が着実なペースで周回を重ね、表彰台まで後一歩の5位入賞でシーズンを締めくくった。
 
GT300では、ポールスタートのMR-Sがオープニングラップから後続を突き放す展開。しかし、決勝セットアップに自信のあった「ユンケルパワータイサンポルシェ」が7番手スタートからじわじわと順位を上げ、13周目には、ついにGT500クラスに詰まったMR-Sの隙を突きトップに躍り出る。

周りに比べラップタイムの落ちが小さい「ユンケルパワータイサンポルシェ」は、後半になると優勝目指しての一人旅状態。谷口選手からバトンを受け取ったルーキー、ドミニク・ファーンバッハー選手も大きなミスなく、完璧といえるレース運びで今季2勝目、ADVAN勢としての今季6勝目をマークした。
 
観客を大いに湧かせたのは、チャンピオンのかかったMR-Sと「プリヴェKENZOアセット・紫電」の戦いだった。
ポールスタートのMR-Sはオープニングラップから快調に飛ばし、紫電は一時5番手までポジションを落としてしまう。が、想定より路面温度の上がった状態で、タイヤの減りが大きかったMR-Sはすぐさまペースダウン。ペースコントロールをしていた加藤選手はその隙をつき、逆転に成功した。
 
「ユンケルパワータイサンポルシェ」、「アクティオムルシェRG-1」に続き紫電は3番手、MR-Sは4番手。このままで行けばチャンピオンは確実となる。
ミディアムタイヤをチョイスした加藤はポルシェ、ムルシエラゴ、そしてMR-Sに比べ、レギュレーションギリギリまでピットインを引っ張り、41周を消化しようやくピットイン。高橋選手をソフトタイヤで送り出した。

高橋選手がコースへ戻ったとき、背後にはMR-Sが。当然のことながら、ピットアウト直後の高橋選手のタイヤはまだ温まっておらず、すでに数周を終えたMR-Sとの差は歴然。要所要所でプレッシャーをかけてくるMR-Sを、高橋選手は必死に抑える。ダンロップコーナーでは鼻先をイン側に入れられそうになったが、高橋選手はラインを上手く閉じて押さえ込むことに成功。しかし、ストレートスピードではMR-Sに分があったため、次の1コーナーでは先行を許し、紫電は3番手に。

このままの順位で行くと、ポイントは同数で並び、優勝回数の差でタイトルはMR-Sの手に渡ってしまう。ソフトタイヤとはいえ、他メーカーに比べラップタイムの落ちが少なかったADVANタイヤで前を追いかける紫電は、MR-Sとの差を時に1秒以内まで縮めて逆転を狙う。攻防はチェッカー直前まで続いたが、周回遅れに阻まれることもあって惜しくも逆転かなわず。
 
残念ながら紫電のドライバータイトルはならなかったものの、チームタイトルをCars Tokai Dream28として獲得した。

今回のレースでは優勝を含め表彰台の2つを獲得、ドライバー達も「ロングラップのタイムの安定感は抜群」と絶賛するパフォーマンスを発揮したADVANレーシングタイヤ。
来シーズンのタイトル奪還に向けて、大いに意義のある結果を残せたといえるだろう。
Driver's Voice
谷口信輝選手  
  【GT300クラス・優勝】
今回のタイヤは最高でしたね。
ポルシェは富士に強いといわれてきましたが、予選の速さは昨日が精一杯。スーパーラップではヘッドライトがなかなか点灯出来ずに集中力を殺がれたこともありましたが、あんなものでしょうね。
でも、今回はロングラップでタイヤが最後まで安定していて、それが優勝に繋がりました。
僕がスタートと前半を担当して、ドミニクにトップで、しかもなるべく大きなマージンを稼いで引き継ごうと頑張って、その思い通りになりました。
序盤は1分43秒台コンスタントで走ってその後は44秒台コンスタント。(自分のスティントの)終盤にきてライバルがペースダウンする中、こちらのタイヤは全然タレなくて、遅いマシンに引っ掛からなければ同じペースで走れましたから。
あそこで101号車をパスできたのが勝因ですね。
ENGINEER VOICE|エンジニア・ボイス
島田淳
今シーズンは『ギリギリの線まで攻める』という反省が、いい意味でも悪い意味でも出た1年だったように思います。集大成として今回は、一番攻めの姿勢を出してきました。
予選までは、狙い通りの部分も出ましたね。GT500クラスの2台は、スーパーラップに進出できましたし、ロングラップも良い感触でしたから。
GT300クラスでは、最終戦までお客様に楽しんでもらえる展開ができたのではないでしょうか。ユーザーの皆さんは、ほぼ全車がソフトを選択。押さえとしてミディアムがあるといった感じです。
今年を振り返ってみると、それぞれのチームがお互いにレースに向けての駆け引きの中でギリギリの線まで要求してくれていたので、いい循環の中でタイヤが進化できました。
最終的にタイトルを目前で逃してしまったのは悔しいですが、この悔しさが来年にきっとつながると思っています。
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