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第31回 DCCSダートトライアル
開催日程
2007年7月15日(日)
開催場所
丸和オートランド那須
(栃木県)
天 候
路 面
ウェット
参加台数
200台 (ADVAN 38台)
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第6戦を迎えた全日本ダートトライアル選手権は関東へ舞台を移した。
会場は開幕戦以来今年2回目の開催となる栃木県の丸和オートランド那須。ここは関東を代表する高速レイアウトを持つコースで、得意としているドライバーも多く、丸和での勝利に向けて照準を合わせてきたドライバーも多かった。
また、主催のDCCSでは最近流行している参加台数制限を設定していないため、日曜日の1デイ・イベントに、200台という参加者が全国各地から集結した。

しかし天候は最悪で、折からの台風4号がちょうど関東に再接近するタイミングで大会当日を迎えた。丸和のコースサイドを流れている蛇尾川が大雨で増水するとコースの一部を水没させるため、開催日程変更やコース短縮なども検討された。
当日の朝4時には大雨・洪水警報が栃木県下に発令されたが、特に問題はなかったために予定どおりに2本走行のダートトライアルが開始。

決勝のコースレイアウトは昨年と同様で、"富士山"と呼ばれる大きな島回りや1速のヘアピンコーナーを含んだ1分30秒程度のバランスのいいレイアウトが採用された。
 
本番が始まると強い雨が降り続けた。
1本目の前半ゼッケン勢は、路面が硬く締まっていたため走行に支障は出なかったが、コースの至るところに水溜りや川ができ、また出走台数が進むとワダチが掘れ、そこに水が入って走りにくい状況になっていった。
装着タイヤは各社ともウエット用パターンのタイヤ。ADVANユーザーはADVAN A031を選択した。その雨は1本目が終わるごろに小降りになった。
丸和は水ハケのいいコースだけに雨が止むと水溜りも減っていき、1本目終了後には厚い砂利の層も飛ばされて下の硬い路盤が出てきたため、ドライタイヤを装着するまでには至らないが、ウエットタイヤでタイムアップを狙える路面になっていた。

ADVANユーザーたちは引き続きADVAN A031を装着してベストタイム更新にトライしていた。
N1クラスでは、EP82スターレットターボを駆るADVANユーザーの栗原まさき選手が優勝を収めた。ADVAN A031を装着して2位を約1秒引き離すスーパーベストを叩き出し、1本目タイムで逃げ切った。栗原選手は関東地区では期待の若手ドライバーで、昨年のDCCSダートトライアルでも優勝を収め、ことしの開幕戦でも1本目にベストタイムを刻んでいる。
ともにウエットコンディションで出走順が早かったため良好な路面で走れたことが好成績につながっているが、元々実力のあるドライバーなのでタテ方向のトラクションに優れるADVAN A031の特性を正確なドライビングで活かせたことが勝利につながったとも言えよう。

SA2クラスでは、第5戦コスモスパークで今季久々の優勝を獲得した荒井信介選手が2本目で大逆転勝利を手にした。
荒井選手の1本目はマシンに施した浸水防止対策が裏目に出てしまい、エンジンが吹けない状態に陥ってしまった。
1本目は下位に低迷してしまったが、2本目には気を取り直してトライ。2位をコンマ2秒以上引き離して今季3勝目を挙げた。これで北島広実選手と勝利数を分けた荒井選手は、SA2クラスのシリーズポイント争いでは久々に首位に返り咲いた。
また、シリーズチャンピオン争いも北島選手との一騎打ちとなったため、残り2戦での戦いぶりに注目だ。
Driver's Voice
荒井信介選手
  【SA2クラス・優勝】
1本目は水対策をやりすぎて、6000回転より上がらなくなってしまったんです(笑)。
2本目はエンジンの調子も戻ってちゃんと走行できましたが、路面はかなり荒れていたのでA031で正解だったと思います。
水溜りが残っているところもあったのですが、A031は良かったですね。
 
栗原まさき選手
  【N1クラス・優勝】
1本目の路面は整地したばかりだったので硬くて乗りやすくて、A031はタテ方向のトラクションがあってバッチリでした。
今年は活動を休止してますが、来年は活動を再開したいので、そのときに向けて全日本のポイントを獲っておきたいと思って今回は参戦しました。
 
信田政晴選手
  【N3クラス・3位】
A031はトラクション方向のグリップが高いタイヤですが、自分は進入速度が高くてクルマを振り回すクセがあって、1本目の路面では合っていたので好タイムを出せました。
しかし2本目では多少冷静さを欠いたこともあり、タイヤの特性を100%活かせなかったことがタイムダウンの原因ですね。
TECHNICAL INFORMATION|テクニカル・インフォメーション
今回の丸和オートランド那須では、雨が降ってすぐ川になってしまい、実際の路面状況をドライバーが判断しにくい環境にあった。
そういう意味では各タイヤメーカーともイコールコンディションではあるが、N3クラスをはじめ、N1クラスやSA2クラスで好成績を挙げたドライバーたちは、苦しい状況にも関わらずうまく実力を発揮したといえる。
また、今回のタイヤチョイスは、軟質ダートから泥ねい路まで、低μ路を守備範囲に持つADVAN A031が正解で、今回は2ヒートともADVAN A031を装着していた。
ハイパワー4WD車用にA031Aという剛性感を確保した改良型パターンが採用されているため、ランサーなどは205サイズのADVAN A031の装着が正解だ。
タテ方向のトラクション性能に優れているADVAN A031は、特にコーナー立ち上がりなどでその性能を発揮できるため、丁寧な運転で立ち上がり加速を向上させることができたドライバーが好成績を残していたと言えよう。
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