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第35回 M.C.S.C.
ラリーハイランドマスターズ2007
開催日程
2007年10月12日(金)-14日(日)
開催場所
岐阜県高山市周辺
天 候
晴れ
路 面
ドライ(グラベル)
総走行距離
255.29km
SS総距離
80.83km
参加台数
28台 (ADVAN 8台)
>> Report (レポート)  >> Result (競技結果)  >> Detail (カテゴリー紹介)
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国内ラリーにおいて、有数の伝統を誇るラリーハイランドマスターズ。ハードなグラベル路面からカーブレイクラリーの一面も併せ持つこのラリーは第35回の開催を数えるが、今年も全日本選手権の一戦として開催された。なおシリーズの第9戦となるが、第8戦は開催中止となっているため、シリーズ今季8大会目の戦いとなる。
 
ラリー設定は今年も「ほおのき平スキー場」をスタート&ゴールに10個所、計80.83kmのSSを設定。また全日本ラリー選手権のラリーとしては本格的なナイトステージをもつ唯一のラリーだけに、クルマにも選手にも厳しいラリーと言える。
さらに今年はギャラリーステージとなった深谷ダムのSS4にウォータースプラッシュが十数年ぶりに復活。
少しづつ紅葉も色づき始めた飛騨高山を舞台に熱戦が繰り広げられた。
 
13日(土)の11時51分に競技開始、ADVAN勢はA035の205/65R15をチョイスするが、例年より気温が高かったことやサービスまでのステージ距離が比較的短かったこともあり、ドライバーの好みでコンパウンドはSとMとにチョイスは分かれた。
 
序盤から大健闘を見せたのは「GUM ADVAN ランサー」の岩下英一/高橋昭彦選手組。
12.17kmのSS1・八本原 上1で奴田原文雄/小田切順之選手組の「ADVAN PIAAランサー」を0.8秒差で抑えてトップであがると、続くSS2・八本原 下1では昨年この大会を制してハイランドマスターズを得意としている「アドバンPIAA KYBランサー」の田口幸宏/佐藤忠宜選手組を抑えて連続ベストをマーク。
 
しかしギャラリーステージとなった1.19kmのSS3・深谷1で意地を見せてベストタイムを奪ったのは田口選手組。昨年のハイランドマスターズを制している田口選手だが、過去の戦績を見ると1998年以降この大会では2回の優勝と5回の準優勝となっている。

連続ベスト奪取こそストップしたものの、ウォータースプラッシュが設定されたSS4・深谷2では再び岩下選手組がベストタイム。さらに18.91kmのSS5・八本原 LONG1でも岩下選手組は奴田原選手組を抑えてデイライトで行われた5つのSS中4つでベストタイムをマークする好調さ。
 
SS5を終えてのポジションは岩下選手組がトップ、これを奴田原選手組が4秒6差で追う展開となる。2位の奴田原選手と3位の差は30秒と開いており、2台のADVAN勢が上位争いを展開しながら競技はナイトステージへと進んでいく。
 
ボンネットなどに補助灯を仕込んだライトポッドをサービスで装着した各マシンは、18時すぎにスタートするSS6からのナイトステージに臨む。
競技開始時ではコンパウンドの選択が分かれたADVAN勢だが、さすがに日が沈み気温も10度を切るほどになると、全車SコンパウンドのADVAN A035を装着してステージへと向かった。
 
ナイトステージになると本領を発揮したのは奴田原選手組。
なんと12.05kmのSS6・八本原上2だけで2番手タイムの岩下選手組を9.9秒も上回るスーパーベストを叩き出すと、前半のビハインドを一気に解消してトップに躍り出た。
 
ここからは奴田原選手組の独り舞台の様相を見せ始め、比較的距離の短い2.69kmのSS7こそ1.7秒差のマージン拡大に留まったが、4.46kmのSS8・青屋DOWNでは7.3秒、4.25KmのSS9・青屋UPでは10.10秒もの大差をつけてベストタイムを立て続けにマーク。

最終サービスを終えて臨んだSS10の八本原LONG(18.91km)でも13.9秒差のトップタイムで後半5つのSS全てをを制した奴田原選手/小田切順之選手組が、圧勝で待望の今季初優勝を獲得。2週間後に北海道で開催される「Rally Japan」における2連覇への期待もますます高まるところとなった。
また好走を見せ続けた岩下英一/高橋昭彦選手も堂々の2位フィニッシュで両選手ともに久しぶりの上位獲得となり表彰式では喜びの表情を見せてくれた。
さらに4位には「REPSOL-ADVANランサー」の大庭誠介/高橋巧選手組、6位には田口幸宏/佐藤忠宜選手組となり、上位をADVAN勢が多数飾る結果となった。
Driver's Voice
奴田原文雄選手
スタート時にはADVAN A035の205/65R15のMコンパウンドを履いてスタートしました。
(SコンパウンドとMコンパウンドでは)タイム的にはどちらが正解ということではなかったと思います。
ナイトステージはさすがに気温が落ちてきたのでSコンパウンドへ変更しました。
ハードなラリーでしたが、トータルバランスに優れているADVAN A035なので、ステージを安心して攻めることができたと思います。
TECHNICAL INFORMATION|テクニカル・インフォメーション
今回はA035の205/65R15のSとMコンパウンドを用意した。
Mコンパウンドを履くドライバーも見られたが、例年より開催時期が1週間早いことにより気温がデイライトではやや高かったことが要因として挙げられる。
また、サービスまでのステージ距離が長くないので、Sコンパウンドでも摩耗は問題なく、選択についてはは純粋にドライバーのフィーリングによるものとなった。
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