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HOME / MOTORSPORTS / P-WRC 2007 / Round 7 News Index
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Rally Ireland
開催日程
2007年11月15日(木)
〜18日(日)
開催場所
アイルランド・スライゴー近郊
天 候
LEG1 : 曇り
LEG2 : 雨
LEG3 : 曇り
路 面
ターマック/ウェット
総走行距離
1196.25km
SS総距離
342.34km (SS1〜SS20)
>> Report (レポート)  >> Result (競技結果)  >> Detail (カテゴリー紹介)
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2007年のP-WRC(FIAプロダクションカー世界ラリー選手権)も終盤戦に突入。第7戦はWRC初開催となるアイルランドが戦いのステージとなる。
 
11月15日に北アイルランドのベルファストでセレモニアルスタートが行なわれた後、短いSS(スペシャルステージ)を1本こなして各マシンは200km離れたスライゴーへと移動。
サービスパークが設けられるこの街を起点として、16日から戦いが本格化した。
 
今回はターマック路面の戦いとなるが、空模様が芳しくないこともあって路面はウェットである上に泥が至る所を覆う難しいコンディション。
ADVAN勢は2台が参戦、前戦・ラリージャパンで準優勝を獲得したインプレッサのレチェック・クザイ選手と、全日本ラリー選手権の最終戦を戦い終えてアイルランドへと移動したランサーの奴田原文雄選手である。
 
ADVAN A006Tを装着して臨んだ2台であるが、序盤は対称的な展開になる。
事前テストに充分な時間を費やすことが出来ていたクザイ選手のマシンはセッティングも決まっており、時にセカンドベストを叩き出す好走を見せる。
一方の奴田原選手は時間の制約からマシンの仕上がりが完璧とは言えず、思ったようにタイムが伸びない我慢の展開に。
 
しかし好調だったクザイ選手をまさかのアクシデントが襲った。27.90kmのSS6、スタート直後のブレーキングでスリッピーな路面に足をすくわれてしまいスピンを喫してマシンにダメージを負ってしまう。
 
一夜明けた17日は土砂降りの雨に加えて濃霧も発生、ますます戦いはタフなものになっていく。
我慢の走行を強いられていた奴田原選手は出来る限りのセットアップを施したマシンを巧みにコントロールして、前日のレグ1終了時点からひとつポジションを上げて8位とした。
メカニックによる懸命の修復が実ってスーパーラリーに出走したクザイ選手は、残念ながらサスペンショントラブルが発生してしまい、SS13で無念のリタイアとなってしまった。
 
1台だけのADVAN装着車となってしまった奴田原選手。
最終日のレグ3は4本のSSで競われるが、相変わらず天候は不安定で路面は終始ウェットコンディション。
上位を走っていたマシンが終盤にきてリタイアを喫し改めて難しいラリーであることを印象付けたが、そんな中で奴田原選手はフィニッシュまでステディな走りを披露。
 
奴田原選手は最終戦のイギリスには不参加のため、これが締めくくりとなる一戦。
最終順位は6位として、初めての難しい路面を厳しい条件の下でキッチリと完走して結果を残した。
ENGINEER VOICE|エンジニア・ボイス
真崎健雄
WRC初開催となったアイルランドですが、事前の情報よりも難しいコースでした。コースは狭くてバンピーながらハイスピード。さらにウェットで泥がコース上に広がっていました。
ターマック(舗装路)ラリーなのですが、SSを走り終えて帰って来るとリムの内側はまるでグラベル(未舗装路)イベントのように泥だらけでした。
ある程度の予想はしていたのですが、やはり終わってみれば地元のドライバーが速さを見せました。このラリーは私としては今年最も難しい一戦という印象であり、経験無くして簡単に勝てるラリーではないと思います。
タイヤはADVAN A006Tで、奴田原選手もクザイ選手も同じウェット用スーパーソフトを使用しました。難しい路面でしたがフィーリングは問題無かったようですし、タイム的にもクザイ選手がトップグループに食い込むなどポテンシャルの高さを実証しました。
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