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APRC Round 6
開催日程
2008年10月10日(金)-12日(日)
開催場所
マレーシア
ジョホールバル近郊
天候
DAY1 :
晴れ一時雨/ドライ→マッド
DAY2 :
晴れ/マッド
路面
グラベル(未舗装路)
参加台数
APRC/アジアカップ登録 9台
(ADVAN装着 3台)
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シリーズ後半戦に入っている2008年のAPRC(FIAアジア・パシフィック・ラリー選手権)、第6戦はマレーシアを舞台に開催された。
ヘッドクォーターはシンガポールの対岸に位置するジョホールバルに設けられた。サッカーファンにとっては1997年に日本代表がワールドカップ本戦出場を決めた「ジョホールバルの歓喜」が思い出されることだろう。

さて、マレーシアでのAPRCは今年もパームツリーが生い茂るプランテーションの中を走るSS(スペシャルステージ)が設定され、SSは全14本で合計226.74km、総走行距離は694.08kmという概要である。

日本では既に紅葉の話題が各地から届いているが、熱帯雨林気候に属しているマレーシアは朝9時頃には既に30度を超えているような暑さ。
さらに10月は平均降水量が年間で2番目に多い月にあたるが、やはりラリー期間中も激しいスコールが容赦なく襲いかかってきた。

ADVAN勢は前戦のインドネシアをスキップしていたCUSCOワールドラリーチームの柳澤宏至選手組、アジアカップ参戦となる炭山裕矢選手組、そして現行型スバルインプレッサを駆るスバル・チーム・アライの鎌田卓麻選手組の3台が出場している。

セレモニアルスタートなどが行われた10日(金)は夜に雨が降ったものの、する11日(土)の朝までにはあがって快晴の下で競技がスタート。

序盤はややペースが上がりきらなかった柳澤選手組だったが、蒸し暑い過酷な状況を逆手にとって粘り強い走りで徐々にペースアップ。
ちなみにクルーは熱中症対策としてサーキットレースでもお馴染みのクールスーツを使ったり、塩分と水分を補給するためにタブレットや日本から持ち込んだ梅干しを活用するなどのアイディアを凝らしている。
しかし、灼熱の太陽を受けながら疾走するマシンの車内では、ウィンドゥの曇り対策のためにヒーターを全開にしなければならず、クルー達は想像を絶するタフなラリーを戦っているのだ。

しかし28.67kmのロングステージ、SS5は柳澤選手組にアンラッキーな展開。走行順がまわってくると雨が降り始め、程なくして南国特有のスコールへと変化してしまったのだ。対するライバル勢は雨が落ちて来る前にステージをフィニッシュしたのだが、それでも柳澤選手の力走で50秒のビハインドに留めることが出来た。

雨の影響で路面は大きく変化、各チームはタイヤに溝をハンドカットで加えることで対応。
そしてSS6からは柳澤選手が逆襲を開始、セカンドベストをマーク。さらにSS7ではベストタイムを奪取、初日最終のSS8もセカンドベストで上がって、DAY1を2番手で終了した。

日が明けて12日(日)は競技中は幸いに雨は降らなかったものの、路面はマッディなコンディション。
前日のうちに多くのリタイアを出すタフな展開となっているマレーシア・ラリー、柳澤選手組は堅実な走りを見せて総合2位でフィニッシュ。
チームメイトの炭山選手組は惜しくも初日にリタイアを喫してしまったが、同じADVAN勢の鎌田選手組が表彰台には一歩届かなかったものの4位でこの過酷な戦いを走りきった。
ENGINEER VOICE|エンジニア・ボイス
真崎健雄
ドライバーから話を聞いてみても「道の上にいることだけでも大変だ」と各選手が口をそろえるほどに過酷なラリーでした。
マッドな土質と突然のスコールがその大きな要因なのですが、マッド対策のカットには苦労したもののステージベストも奪えて良かったと思います。
どんなラリーでもそうですが、如何に抑えながらタイムを出していくかが重要ということを実感しました。
今回の結果、そして得られたデータは、今回同様にマッディなコースとなる次の中国戦に活かして、優勝とアジアカップを狙っていきたいと思います。
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