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SUPER GT Round 6
開催日程
予選 : 2008年8月23日(土)
決勝 : 2008年8月24日(日)
開催場所
鈴鹿サーキット (三重県)
天 候
晴れ
路 面
ドライ
決勝周回数
173周 (1周 = 5.807km)
参加台数
42台 (ADVAN装着 17台)
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SUPER GTシリーズ第6戦は、例年8月下旬に開催され『猛暑・酷暑の鈴鹿1000km』として知られるPokka1000km。通常のラウンドは300km〜500kmで争われているが、レース距離は2倍から3倍以上で、3人目のドライバーも登録が可能となっている。

だが37回目を迎えた今回は、不順な天候に翻弄されるように土曜日の公式予選は雨に見舞われ、しかも午後のセッションはキャンセル。
午前中に行われた1回目の結果ですべてのグリッドが決定する思いもよらぬ幕開けとなった。

日曜日はドライコンディションに見舞われたものの、路面温度は29度から38度で推移。予想していたよりは随分しのぎやすいコンディションとなった。
ただし最高気温は31度まで上昇。湿度も高かったから、ドライバーにとってはタフなレースとなった。

結果的にアクシデントも続出、波乱の展開となったが、5万人を超える観客は、最後の最後までハイスピードバトルを楽しんでいた。

第4戦のセパンで「WOODONE ADVAN Clarion GT-R」が2年連続で優勝、「ECLIPSE ADVAN SC430」も4位入賞するなど、タイヤ開発の成果は着実に結果に結びついている。
今回の鈴鹿1000kmではレース距離こそ1000kmに引き伸ばされているが、その分、タイヤ交換のためのルーティンピットの回数が増えるだけで、レース距離が長くなったことに対しての特別な対処は必要なかったが、例年の『猛暑・酷暑』に備えて、ゴムの耐熱性を引き上げるとともに、常に横Gが掛かり続ける鈴鹿のレイアウトに対処して、ゴムを固めのものにシフトした。

ちなみにハードとミディアムの2種類を用意してきたが、「ECLIPSE ADVAN SC430」は、より高いグリップが期待できるソフトを選択。
「WOODONE ADVAN Clarion GT-R」は、充分なグリップが確認できたと、ハードを選択していた。

金曜日の練習走行はドライコンディションに恵まれた。
セッティングに手間取ってタイム的にはもう一つだったが、「WOODONE ADVAN Clarion GT-R」、「ECLIPSE ADVAN SC430」ともにマシンのフィーリングからは充分な手応えを得ていた。
しかし、公式予選が行われた土曜日は、一転、レインコンディションとなる。

ウェットタイヤのパフォーマンスも、弛まぬ開発によって一応の成果が確認できたものの、ここ数戦の好成績によって「WOODONE ADVAN Clarion GT-R」、「ECLIPSE ADVAN SC430」ともにウェイトハンディが課せられており、午前中に行われた1回目のセッションでは「WOODONE ADVAN Clarion GT-R」が14番手、「ECLIPSE ADVAN SC430」が15番手につけた。

決勝レースはドライコンディションと予想されていたが、金曜日の段階でロングラップでも性能が安定していることが確認されており、後方からの追い上げが期待された。
一方、GT300クラスでは「プリウ゛ェKENZOアセット・紫電」を筆頭に、「ウェッズスポーツIS350」、「ダイシンADVAN Z」など、いつもの強豪チームが上位グリッドにつけており、こちらも決勝での追い上げに期待が高まっていた。
特に「ウェッズスポーツIS350」は、前回のSUGOでもトップを走るなど、ニューマシンの熟成も進んできたようで、シリーズの檜舞台での初優勝も期待されていた。

決勝レースは、予想通りドライコンディションでスタート。
オープニングラップの混乱を上手くかわして「WOODONE ADVAN Clarion GT-R」は10番手までポジションアップ。一方の「ECLIPSE ADVAN SC430」は着実にポジションキープしたが、上位陣にピットスタートとなったマシンもあり、結果的には2ポジションアップの12番手でオープニングラップを終えている。

その後は、集団のあちこちで軽い接触などのアクシデントやトラブルに見舞われるマシンが続出するが、そんな厳しい展開の中、タフに周回を重ねていった「WOODONE ADVAN Clarion GT-R」は、最終的に6ポジションアップの7位でチェッカー。4ポイントを稼いでランキングでも9位にポジションアップすることになった。
一方の「ECLIPSE ADVAN SC430」も着実な走行で少しずつポジションを上げていったが、レースも残り4分の1足らずとなったところでマシンにトラブルが発生。前回までの3戦連続入賞記録を伸ばすことは適わなかった。

GT300クラスはGT500クラス以上の混戦が繰り広げられた。
「ユンケルパワータイサンポルシェ」や「WILLCOM ADVAN VEMAC 408R」、「ORC雨宮SGC-7」などが、入れ替わるようにバトルをリードしていった。
特に「ユンケルパワータイサンポルシェ」と「ORC雨宮SGC-7」は予選で下位に沈みながら、猛チャージで挽回してのトップ奪取だった。
しかしいずれもトラブルやアクシデントに見舞われて後退。
それでも「ORC雨宮SGC-7」は堂々の3位でチェッカー。見事な9台抜きで表彰台をゲット。ランキングでも3位に進出している。
Driver's Voice
井入宏之選手  
 【今回の成績 : GT300クラス 3位】
後方グリッドから表彰台まで挽回できたのは良かったんですが、展開的にはちょっともったいないところもありました。
というのは、序盤、まだ前後が詰まっているときに、何台かストレートスピードの速いマシンに先行されたこと。直線が速いクルマに前に出られると、コーナーで稼ぐ7では、抜くのに手間がかかるんです。
1スティント目は、それを詰めようといっぱいいっぱいの状態で走ってました。それが、ちょっともったいなかった。なんとか挽回できて良かったですけどね。
今日は暑いレースにならなかったんですが、タイヤは最後まで安定していましたね。
でもウチは燃費が厳しくて…。
それに最後のスティントはミッションが傷んできたので、ペースを上げることが難しかった。
46号車が優勝したんで、チャンピオン争いはつらくなりました。でも、僕たちも3位につけているし、最後の最後まで頑張ります。
ENGINEER VOICE|エンジニア・ボイス
島田淳
鈴鹿は常に横Gが掛かり続けるようなレイアウトになっていて、タイヤには厳しいサーキットです。
今回は、耐熱性に加えて、強い横Gに対処して、ゴムをハード系にシフトしてきました。路面温度で言うなら、ハードは50度くらいまで、ミディアムは30度くらいからが守備範囲となっています。
予想していたよりも随分路面温度は低かったのですが、ハードもミディアムも、想定していた以上にワイドレンジだったようで、今回のコンディションならどちらでも、守備範囲の中に入っていました。
ロングラップも金曜日に確認済みで、「WOODONE ADVAN Clarion GT-R」、「ECLIPSE ADVAN SC430」が揃って入賞。上手くすれば、表彰台も狙えるか、と期待していたのですが、やはり1000kmレースはタフでしたね。
でも、タイヤのパフォーマンスは充分発揮できたと思います。
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