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SUPER GT Round 7
開催日程
予選 : 2008年9月13日(土)
決勝 : 2008年9月14日(日)
開催場所
ツインリンクもてぎ (栃木県)
天 候
晴れ
路 面
ドライ
決勝周回数
63周 (1周 = 4.801km)
参加台数
41台 (ADVAN装着 16台)
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ツインリンクもてぎを舞台に、SUPER GTのシリーズ第7戦・スーパーGTもてぎ300kmレースが開催された。天気は予報に反して好天に恵まれ、週末を通じて5万3000人ものファンが詰めかけ、コースの各所で繰り広げられたハイスピードバトルを、心行くまで楽しんでいた。

今回も予選から激しいバトルが展開された。
ちなみに、今回の予選はノックダウン方式と呼ばれるシステムを採用。これは15分間のセッション1、10分間ずつのセッション2とセッション3、合計3つのパートに分かれて予選が行われ、セッション1とセッション2で、それぞれ何台かがふるいにかけられ、最終セッションで上位グリッドが決定するというもの。
F1GPなどでもお馴染みのスタイルだが、ドライバー2人がコンビを組んで戦うSUPER GTらしく、2人のドライバーで3つのセッションを走る。
言い換えれば一人のエースドライバーだけで戦うわけには行かないことになった。

ADVAN勢ではGT500クラスの2台は、ウェイトハンディに苦しんだり、ルーキーが力を出し切れなかったり、とそれぞれの理由もあってセッション2に進むことが叶わなかったが、GT300クラスではADVAN装着マシンが大活躍。
26号車の「ユンケルパワータイサンポルシェ」を筆頭に2号車の「プリヴェKENZOアセット・紫電」、62号車の「WILLCOM ADVAN VEMAC 408R」がトップ3を独占。

残念だったのは、金曜日の練習走行からトップタイムを連発していた19号車、「ウェッズスポーツIS350」。土曜日の午前中に行われた1回目の公式予選でもトップタイムをマークしていたが、セッション終了後の再車検で車両違反が指摘されてノータイム。
午後の予選ではセッション1で、再びトップタイムをマークしたものの、レギュレーションによって最後尾グリッドが確定。決勝では猛スパートによる後方からの追い上げが期待されていた。

その決勝レースは日曜日の午後2時にスタートが切られた。
「ECLIPSE ADVAN SC430」は土屋武士選手、「WOODONE ADVAN Clarion GT-R」はジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ選手がスタートを担当。
土屋選手は慎重にポジションキープ(1台がピットスタートとなり実質的には1ポジションアップ)でオープニングラップを終えたが、オリベイラ選手は果敢にチャージ、中段グループでのアクシデントもあって一気に11位まで進出して2周目に突入した。

ロングラップでもパフォーマンスが安定しているADVANタイヤの特性を武器に、2台は安定したペースで周回を重ね、全車がルーティンのピットインを終えたところでは2台揃ってポイント圏内に進出していた。
その後も2台は後半スティントを担当するドライバーが着実なペースで走行、「ECLIPSE ADVAN SC430」の石浦宏明選手は10位チェッカーで見事入賞を果たすことになった。
一方、荒聖治選手に交代した「WOODONE ADVAN Clarion GT-R」は、レース終盤、マシンチェックのために予定外のピットインを強いられることになったが、再度レースに復帰した後は安定したペースで力走。14位で完走を果たしている。

GT300では、スタート直後からADVANユーザーが大活躍した。
3番手スタートの「WILLCOM ADVAN VEMAC 408R」は5周目にスピンで遅れてしまったが、フロントローからスタートした「ユンケルパワータイサンポルシェ」と「プリヴェKENZOアセット・紫電」は、3位以下をじわじわ引き離しながらマッチレースを展開していった。
このバトルは、30周目に「ユンケルパワータイサンポルシェ」がルーティンのピットインを行ったことで一段落。

その後も「プリヴェKENZOアセット・紫電」は41周目までロングラップを引っ張ることになった。前半を担当した加藤寛規選手の頑張りもあって、後半を担当する高橋一穂選手はトップのままピットアウト。
そのまま逃げ切るかに思われた。だが、後方からハイペースで追い上げてきた「ウェッズスポーツIS350」が、見る見る差を詰めてくる。思わぬハプニングで最後尾スタートとなった「ウェッズスポーツIS350」だったが、金曜日の練習走行からライバルを圧倒するトップタイムをマークしており、その速さは歴然。

前半を担当した織戸学選手が3番手まで進出すると、後を託された阿部翼選手も5番手でレースに復帰。1台、また1台とパスして10周ほどで2位にまで進出し、「プリヴェKENZOアセット・紫電」とのマッチレースに持ち込んだのだ。
こうなると、流れは明らかに「ウェッズスポーツIS350」の阿部選手にあった。
52周目の90度コーナーで、ついに逆転。その後、阿部選手は安定した走りで嬉しいトップチェッカー。
自身初優勝を飾るとともに、今シーズンデビューしたマシンのIS350と、チームの指揮を執る坂東正敬監督に初優勝をプレゼントすることになった。
Driver's Voice
織戸学選手  
 【今回の成績 : GT300クラス 優勝】
マシンをIS350に変更して5戦目。クルマのパッケージは良かったので、早い段階から勝つつもりだったのに、色々なトラブルが出てしまって勝てませんでした。
今回も、金曜日から速かったのに、最後尾スタートになってしまいました。
だから気持ちを切り替えて、結果はどうであれ、楽しんでレースをしようと思うことにしました。それが良かったのか、レース中は随分冷静でいることができました。
最後尾スタートで何台も抜きましたが、とてもクリーンなバトルができたと思います。後半はツバサ(相棒の阿部翼選手)が頑張ってくれました。アグレッシブな走りでビックリしました。
これまで周囲から『日曜朝までのIS』って見られるのが悔しかった。僕はADVANに育ててもらったようなもので、ADVAN勢の中でトップでいたい、という思いもありました。だから勝つことができて本当に嬉しいです。
勝てたのは、ホントみんなのおかげです。ありがとうございました。
ENGINEER VOICE|エンジニア・ボイス
島田淳
今回は、7月末のテストで好印象だったものをベースに新しいゴムで仕上げたタイヤを投入しています。
構造的にも、ここのサーキットにあったチューニングが施されています。もてぎはストップ&ゴーのレイアウトが特徴で、タイヤも前後方向のトラクションが重要になってくるんです。
GT500クラスの2台は、予選タイムが伸び悩みましたが、ドライバーからは特に不満の声は聞いていません。ロングラップの耐久性に関しては、テストで確認済みでしたが、決勝では2台が揃って上位を走り、パフォーマンスを証明してくれました。
GT300は、結果だけでなく内容的にも満足できるものとなりました。
残り2戦。シリーズチャンピオンを目標に、より高性能なタイヤを開発していきます。
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