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SUPER GT Round 8
開催日程
予選 : 2008年10月18日(土)
決勝 : 2008年10月19日(日)
開催場所
オートポリス (大分県)
天 候
晴れ
路 面
ドライ
決勝周回数
65周 (1周 = 4.674km)
参加台数
39台 (ADVAN装着 15台)
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シリーズも終盤を迎えた今回は、大分県は日田市にあるオートポリスが舞台。年に一度の高速バトルを見ようと、週末を通じて4万人を超えるファンが詰めかけ、秋の一日を思いっきり楽しんでいた。
第4戦のセパンで「WOODONE ADVAN Clarion GT-R」が2年連続で優勝、「ECLIPSE ADVAN SC430」も4位入賞するなど、タイヤ開発の成果は着実に結果に結びつくようになってきた。

今回の舞台となったオートポリスは、99年にオールスターとしてGTレースを初開催。03年からはシリーズ戦として開催されている、シリーズのホストサーキットの中では"新しい"サーキット。
その分、臨機応変に対処するチームの総合力が問われることになる。
コースの特徴としてはコーナーが連続するセクションが多く、またアップダウンも大きい。さらに路面のμ(摩擦係数)が低いから、タイヤにとっては負担が大きくなることも見逃せない。
そのために横浜ゴムでは耐摩耗性を考慮したタイヤを投入している。コンパウンドに関してはソフトとミディアムを用意してきたが、GT500クラスの2チームは、ともにソフトを選択することになった。

金曜日の練習走行から秋晴れが続き、週末を通じて全セッションでドライコンディションとなる。SUPER GTでは、ウェイトハンディや救済措置など性能調整が事細かに実施されている。
特に次戦、最終戦の舞台となる富士スピードウェイは名うてのハイスピードコースなだけに、チームによっては今回、成績を"程々"に控える、という作戦も考えられるから、パフォーマンスの判断は難しいところだが、ドライバーからの評価はまずまずだった。

土曜日の公式予選では、「ECLIPSE ADVAN SC430」が7番手で午後のスーパーラップに進出。ただし、午前中の1回目に2セットのタイヤを使い切ってしまい、ユーズドで臨んだスーパーラップでは9番手に留まった。
一方の「WOODONE ADVAN Clarion GT-R」は13番手から、日曜日の決勝レースをスタートすることになった。
GT300クラスではADVANユーザーが速さを見せつけた。このところ好調の「JIMCENTER ADVAN F430」は、田中哲也選手がスーパーラップでただ一人1分50秒台に入れる速さを見せ、このオートポリスで初のシリーズ戦となった03年の第7戦以来、実に5年ぶりとなるポールポジションを獲得。2番手以降も「ダイシン ADVAN Z」、「プリヴェKENZOアセット・紫電」、「ウェッズスポーツIS350」、「ユンケルパワータイサンポルシェ」とトップ5を独占してみせた。

決勝レースも、予選に引き続いてドライコンディションとなる。
9番手スタートの「ECLIPSE ADVAN SC430」は、土屋武士選手がスタートを担当する。オートポリスが、タイヤに厳しいサーキットであることを証明するように、前半のスティントを短く設定するチームも多い中、土屋選手は、レースのほぼ半分となる31周を走り切って石浦宏明選手に交代。このルーティンピットから14番手でレースに復帰した石浦選手は、粘り強く走って12位でチェッカーを受けた。
一方の「WOODONE ADVAN Clarion GT-R」は、ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ選手が前半を担当。13番手スタートながら序盤からプッシュして8番手までポジションアップして見せたが、荒聖治選手が受け持った後半スティントでパワーステアリングのトラブルが発生。16位で完走するに留まった。

ADVANユーザーが上位グリッドを独占したGT300クラスは、決勝レースでも「JIMCENTER ADVAN F430」、「プリヴェKENZOアセット・紫電」、そして「ダイシン ADVAN Z」とADVANユーザーがトップに立ってレースをリードした。
この中で目立ったのは「ダイシン ADVAN Z」。エースの青木孝行選手がスタートを担当したが、ライバルに先駆けて25周でルーティンピットを行い、後半を受け持つ若手の藤井誠暢選手が、35周のロングラップを走ることになったのだ。
序盤、トップを快走した「JIMCENTER ADVAN F430」に、青木選手がピタリとつけて追走していたことやインラップの速さ、ピットワークの素早さも見逃せないが、ロングラップに備えて、よりハード目のタイヤをチョイスした藤井選手の着実な速さがモノをいうことになる。
よりハードめなタイヤだけに、温めるまでは注意が必要だが、それでもアウトラップから見事なパフォーマンスを発揮した藤井選手は、ライバル各車が入れ替わりでピットインを行う中、着実にポジションアップ。
全車がルーティンピットを終えた段階で、2位以下に30秒以上の大差を築いていた。トップに立った後も、藤井選手はノーミスの走りを続け、今シーズンからSUPER GTに復帰してきたチームに、嬉しい初優勝をもたらすことになった。
Driver's Voice
青木孝行選手  
 【今回の成績 : GT300クラス 優勝】
正直、ホッとしています。優勝候補に挙げられながらもなかなか優勝できなくて、手が届きかけていた菅生の第5戦でも勝ちを逃していたから、今回のオートポリスが最後のチャンスだと思って来たので、勝ててうれしいです。
レースは作戦通りでした。序盤は、トップが見える位置に着けながらタイヤを温存していれば、必ず優勝できると思って、しっかりタイヤ・マネージメントをしました。
もっと早くグリップダウンが始まると思いましたが、横浜ゴムさんが良いタイヤを作ってくれたので、ソフトタイヤできつかったんですけど、思った以上にピットインを引っ張れました。
その後、藤井にチェンジして、彼は硬いタイヤで長いスティントで行く作戦になりました。藤井に代わったときには、計算上ではマージンが30秒以上あって、実際に全車ピットインが終わってみたら35秒ものリードになっていて、彼のドライビングもすごく安定していたし、これでいけると感じました。
だから、すべて予定通りのレースができたと思います。タイトルは厳しいですけど、最終戦も目一杯行きます。
ENGINEER VOICE|エンジニア・ボイス
島田淳
もてぎと、富士での合同テストのデータをベースに、オートポリス用にチューニングしたタイヤを用意しました。考え方としては、ここはμ(路面の摩擦係数)が低いので、特にフロントの接地を良くする方向で構造のバランスを考えて開発しています。
チームの作戦だとか、諸々の要素がありますが、タイヤ自体のパフォーマンスは悪くなかったと思います。
GT300クラスは、ADVANユーザーが頑張ってくれました。ただ、「JIMCENTER ADVAN F430」などはアクシデントに見舞われることも少なくなかったので、スタート前には、その辺りを心配していました。
結果的には「ダイシン ADVAN Z」が見事な独走優勝を飾りましたが、タイヤもロングラップで安定した性能を発揮したと思います。
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