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JDC Round 1
開催日程
2008年3月23日(日)
開催場所
丸和オートランド那須
(栃木県)
天 候
晴れ
路 面
ドライ (一部散水ウェット)
参加台数
162台 (ADVAN装着 20台)
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今期の全日本ダートトライアル選手権は、昨年と同様に丸和オートランド那須で開催される『ケン・ミレニアムカップ』が開幕戦となった。
 
丸和オートランド那須は、関東のダートトライアル場の中では屈指の存在として知られている。ダートラ創生期から存在する丸和は長い歴史を誇るだけでなく、コースの規模が大きく速度域が高いこと、整備の行き届いた路面コンディディションなど、全国のダートラ場の指標になるほどの存在だ。
もちろん選手にとってもシリーズを占う序盤の重要な一戦で、それが多数の参加を集める結果となった。
 
SA2クラスの昨年のチャンピオン、ランサーでダートラを戦うADVAN勢の荒井信介選手はチャンピオンマシンであるランサーエボリューションIXでの参戦だが、チームメイトがエボリューションXの製作に取り組んでおり、タイムを比較しながらアドバンテージが高まった時点での乗り換えを目論んでいる。
『シリーズの獲得を考えると、序盤戦は完成している旧モデルでポイントを重ねていきたいね。ニューモデルの戦闘力が確認できた時点で乗り換えれば追い風になる。』というシナリオを描いている。
 
その荒井選手は、一本目に205/65R15サイズのADVAN A035のMコンパウンドで挑んだ。
中間地点でのタイムはライバルより約1秒も速く、結果的にただ一人1分39秒台のリザルトを刻む。ところが、2本目の走行準備の間際に、準備していたA035からA036にタイヤを変更。
砂利が飛んで下の硬い路面が出ている部分が多く、荒井は前半のハイスピードセクションでタイムを稼げると読んだのだ。その作戦は見事に成功。自己タイムを約3秒も短縮し、ライバルにも2秒の大差をつける圧勝を納めることができた。
 
もう一人、ADVANで昨年シリーズチャンピオンを獲得しているSC2クラスの鈴木功敏選手も、1本目にA035、2本目にA036をチョイスするという作戦に出た。
ところが、SCクラスとSAクラスの間に散水が入り、その影響を受けてしまう。
スタートから見渡す限りでは完全なドライ路面だが、コースの一番奥の部分はまだウエット状態の路面が残っていたのだ。
『4コーナーに入った所で路面が急変し、想像以上にリヤが流れてフルカウンターになってしまいました。タイムをかなりロスしてしまいダメかと思ったのですが、結果的に2位に残れて良かったです。』と鈴木選手。
シリーズを考えれば、好位置に付けたと言えるだろう。
 
この他のクラスではN1クラスで古賀徹選手が3位表彰台を獲得。
N2クラスをアルトで戦う小川静夫選手とN3クラスでランサーを駆る信田政晴選手、SA1クラスにセリカを投入している鈴木良信選手がそれぞれ6位入賞を果たし、多くのギャラリーが見守った表彰式で存在感を見せた。
 
ベテランらしく路面の変化を読み切った荒井選手は、今年も安定した成績が期待できる。
ダートラ場に足を運び、タイヤに合わせて走り方を変えるテクニックも一度間近に見てみて欲しい。
Driver's Voice
鈴木功敏選手  
鈴木功敏選手
 【今回の成績 : SC2クラス 準優勝】
パドック側から見る限りでは下の硬い路面が出ていて、しかも路面が乾いていたのでADVAN A036をチョイスしました。
 
ところが、見た目以上に水分が残っていたようで、一番奥のコーナーでフルカウンターになってしまいました。
タイヤの選択をミスしたわけではなく、一瞬の判断を誤ったのが原因ですね。
 
でも、それでも2位の結果を残せ、シリーズを優位に進められることになったのは幸いですね。

荒井信介選手  
 【今回の成績 : SA2クラス 優勝】
今日は路面の変化を完全に読み切ってこのタイムを残せましたね。ADVAN A036はトラクションを使った走り方をするのが秘訣なんですよ。
2本目は、あまりアングルを大きくせず、前に出るような走りに切り替えました。
後半セクションは少し砂利が残っている部分もあったのですが、うまく硬い路面を捉えられましたね。
TECHNICAL INFORMATION|テクニカルインフォメーション
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ADVAN A035は路面状況のカバー範囲も広く、コントロール性にも優れる。
 
出走順が遅いシード選手はADVAN A036を選択しているが、その特性の違いを確実に掴み、走り方を切り替えるテクニックも必要になる。
また、散水がどのタイミングで入るのか、その量はどうなのかなども読み取る必要がある。
 
マシンのセットアップやドライビングテクニックだけでなく、路面状況とタイヤのマッチングのスキルを磨くことも重要なようだ。
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