Your browser does not currently have the Flash Player version 8 that is required to view this site.
Please click here to download the latest Flash Player version.
HOME / MOTORSPORTS / JDC 2008 / Round 5 News Index
ひとつ前に戻る
JDC Round 5
開催日程
2008年8月3日(日)
開催場所
サーキットパーク切谷内
(青森県)
天 候
雨 のち 晴
路 面
ウェット 〜 ドライ
参加台数
141台 (ADVAN装着 23台)
>> Report (レポート)  >> Result (競技結果)  >> Detail (カテゴリー紹介)
[Photo]
ラージサイズ画像表示
[Photo]
ラージサイズ画像表示
全日本ダートトライアル選手権は第5戦を迎え、シリーズ争いがさらに激化してきた。

今回の舞台は「サーキットパーク切谷内」。
このコースは、丘陵の斜面を切り開いて作られており、高低差があるのが最大の特徴。
路面は赤土がベースだが、砂利などを含ませて踏み固めており、整備が行き届きフラットな路面に仕上げられていた。

だが、前日に行われた公開練習、そして本番当日の午前中まで激しい雨に見舞われ、ハードウェットの状況から競技は始まった。

高低差があることが幸いして水溜まりはほとんど出来なかったのだが、走行ライン上の砂利は早い段階で捌けてしまい、下の硬い路面が顔を見せ始める。
砂利を混ぜて固めているとはいえ、ベースが赤土なのでグリップはあまり高くなく、ウェットの状況の時は「雪の上を走っているような感覚」と表現する選手が多かった。

ところが、1トライ終了の頃に天候が回復し、日差しが見え始めて路面を乾かし始める。
2トライ目は午前中とはまるで違う路面状況となり、土埃が立ち上がるほどに回復していた。
ドライ路面は、ウェット路面の時とは正反対に、舗装に近い感覚で走れるという。
だが、走行ラインがクロスしてしまうコースレイアウトにしたことで、1トライ目に出来たワダチの影響が非常に大きく、ブレーキングポイントにかなりのギャップが出来てしまう。

クルマが跳ね飛ばされるほどの大きなギャップはタイヤバーストの原因になり、ギャップの餌食になってしまう選手が数多く見受けられた。
路面のグリップが高くなるとベストタイムが圧倒的に高まることが多いのだが、各クラスともに1〜2秒程度、クラスによってはウェット路面の時とほぼ同タイムしか出ないという、微妙な路面状況変化となっていた。

路面状況を読みにくい中で、N2クラスの三上満宏選手がベストタイムを叩き出す。
このクラスはほとんどの選手がブーンで戦っているが、三上選手と小川静夫選手の二人はアルトで全日本を戦い続けている。
「ギャップの影響を受けない走りを心掛けた」という三上選手は、嬉しい全日本初優勝を実力で奪い取った。

SA2クラスの荒井信介選手は、ドライになった路面を見てA036をチョイス。
果敢に攻める走りを披露するが、トップにコンマ7秒ほど届かず、2位に終わってしまう。
だが、今年の荒井選手は着実にポイントを重ねており、ポイントリーダーの座を堅守することが出来た。
Driver's Voice
荒井信介選手  
 【今回の成績 : SA2クラス 2位】
シリーズ上位の選手が超硬質タイヤを選択していたので、同じ条件で勝負するしかないと思ってADVAN A036をチョイスしました。
一箇所、少しラインが外れてリヤタイヤがアウトのフカフカに乗ってしまいましたが、そのタイムロスが影響したのでしょう。
次は、シリーズ初戦のつもりで、気持ちを入れ替えて挑みます。

三上満宏選手  
 【今回の成績 : N2クラス 優勝】
コーナーのイン側にかなり深いワダチが出来ていたので、アウト側のワダチを跨ぐような形で走りました。
走行ラインがクロスしている部分はギャップに飛ばされないように少し抑え気味に走ったのですが、ここはアルトの軽さが武器になってくれたのかも知れません。
でも、感覚的には攻めきって勝てたという手応えはなく、このタイムだと逆転されるかも知れないと思っていたんです。
おそらく、他の選手も難しい路面に手こずったんでしょうね。
TECHNICAL INFORMATION|テクニカルインフォメーション
今回のコースレイアウトは、ラインがクロスする部分の荒れ方が想像以上に大きくなったようだ。
全日本戦は総じて路面状況が良好だが、ギャップを処理するテクニックも必要になることがある。
路面変化の読みと適切な対応。勝利への鍵は、冷静な判断と運転技術の両方をリンクさせることにあるようだ。
ひとつ前に戻る