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CIVIC INTER Round 5
開催日程
2009年8月23日(日)
開催場所
鈴鹿サーキット(三重県)
天 候
晴れ
路 面
ドライ
決勝周回数
12周
(コース : 5,807m)
参加台数
11台
(タイヤはADVANワンメイク)
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全7戦で争われるホンダエキサイティングカップシビックインターシリーズも、ここから後半戦に突入する。舞台は鈴鹿サーキット。
今季ここまで4戦を行い、トモアキ選手と松井隆幸選手とで優勝を分け合っているが、奇しくもこのふたりはトータルでの勝ち星もふたつずつ分けているばかりか、ポイントでも並んでランキングのトップにつけている、まさに今季の両雄たる存在だ。
ラスト2戦はスポーツランドSUGOとツインリンクもてぎで開催されるだけに、関西出身のふたりにとって、このレースは「天下分け目の戦い」となるのは必至だ。

そのトモアキ選手と松井選手を追いかけるのは、後藤比東至選手。その差わずか6ポイントにまで迫り、追い上げムードも十分。
何より前述のラスト2戦は後藤選手にとってはホームで、得意としていることもあって逆襲をかけるためにも、ここで勢いをつけたいところだ。

ところでインターシリーズは、いずれもビッグレースと併せての開催となるが、昨今の景気状況を踏まえてスケジュールが今年より変更され、練習走行が土曜日しかできないようになったのはご存知のとおり。
これに対してシビックレースは金曜日の練習も可能だが、今回の併催レース、SUPER GTの車両が走った前か後かで、路面状態が著しく変化する。いわゆるラバーグリップが生じることで、コンディションがガラリと変わってしまうのだ。
そのことを見越して練習していたか否かも、今回のレースを大きく左右することとなった。

さて土曜日の午後に行われた公式予選は、SUPER GTの練習走行直後に行われた。
コンディションの確認もあって、ほとんどのドライバーが計測開始と同時にコースインする中、トモアキ選手を含むふたりだけが半周遅らせてコースに挑んでいった。
青空こそ見せていないが、8月下旬の鈴鹿はまさに夏真っ盛り。気温は30度を、路面温度は40度を悠に超し、決勝へのタイヤの負担を考慮すれば、1周も無駄にしたくないところ。
早めにアタックを開始したドライバーが2分26秒台前半で戻ってくる中、トモアキ選手は41秒台。タイヤにじっくり熱を加える必要はないはずなのだが・・・。

しかし、その理由は間もなく明らかになる。
ウォームアップよりコンディションの確認を重視していたからだ。そして誰より把握した上でコースを攻め込み、次の周には25秒640をマーク。さらにもう1周行って25秒632にまでタイムを縮めてきた。
他のドライバーはといえば、コンディションの変化に気づくも、もうこれ以上タイヤはいじめられないとばかりに、揃ってピットイン。半ばお手上げ状態に。
ひとり後藤選手だけがリスク承知で再度アタックをかけて2番手に浮上するが、26秒138はトモアキ選手に対してコンマ5秒差……。

「自分のタイムだけ見ると、まずまずかなと思ったんですが、まわりを見るとコンマ5秒も差があるでしょう。これは我ながらすごいな、と(笑)。
路面が昨日より思っていた以上に変わっていて、西コースなんかアンダーステアがでていたほど、それですぐに走り方を切り替えたのが良かったんだと思います」とトモアキ選手。
これで開幕からのポール獲得を5戦連続に伸ばすことともなった。

2番手は後藤選手で、3番手は小林康一選手。松井選手が4番手で、これに続いた水越真一選手、太田侑弥選手までは後藤選手とコンマ3秒差。僅差であるだけに、よりトモアキ選手の速さが光っていた。

日曜日の鈴鹿は青空に覆われて、まさに夏そのものの様相を呈していた。
「できれば、みんなで激しいトップ争いがしたい。それで僕がトップでゴールできれば最高!」と語っていたトモアキ選手ながら、決勝レースが始まると裏腹な展開にいきなり持ち込んでいた。
トモアキ選手がスタートを決めて、真っ先に1コーナーへ。逆に後藤選手は出遅れ、小林選手の先行を許す。
そして、トモアキ選手はコーナーをひとつクリアするたび、リードを徐々に築き上げていったからだ。
観衆が見守るスタンド前に戻ってきた時には、リードが1秒6にも。それは独走態勢への突入を意味していた。

一方、後方では小林選手を筆頭に、後藤選手と松井選手による2番手争いが早くも激化。3台が一列に並んで周回を重ねていく。
それぞれ攻防はしばらく一進一退。相手のミスを待ちづけて走行する。
10周目に入って、ようやく松井選手がアクションを見せる。カシオトライアングルでインを突こうとしたが、これは後藤選手の的確なガードによって逆転は許されず。
だが、攻めの手を緩めぬ松井選手は、次の周の130Rでアウトからアタック。後藤選手はイン側の縁石に乗せてまで踏ん張ったのだが・・・。

その直後に両者は接触!

松井選手はアウトにはらんだが、アクセルは緩めずコースにすぐ復帰し、再び続くカシオトライアングルで後藤選手に並ぶ。
ストレートを並んで駆け抜け、1コーナーでキャッチアップ。これで松井選手が3番手に浮上した。
そんな激しい攻防を尻目に、トモアキ選手はひとり快適な走行を楽しむことに。
7秒もの差をつけ、今季3度目のトップチェッカーを受けることとなった。
2位の小林選手も単独走行で、久々の表彰台へ。
また、最後は松井選手と後藤選手の背後にまで、谷口行規選手が迫ったものの、逆転するまでには至らず。しかし、あと1周あったら、どうなっていたことか。

トモアキ選手はこの勝利によって、再びランキングのトップに浮上。悲願の王座書く時に向けて、大きな前進を果たすこととなった。
Driver's Voice
トモアキ 選手
 【今回の成績 : 優勝】
思ったとおりのレースになりました。もっとも、ぶっちぎりにしちゃって単独で走り続けたから、見ている方々にはつまらなかったかもしれませんが、それは仕方ありませんよね。
ずっとコンスタントに走れましたし、後ろの小林くんが少し差を詰めて来た時は、プッシュもできたほどでした。
まぁ、それでも最後の2周だけは慎重に走りましたね。かなり厳しいコンディションでしたから、クルマの方が悲鳴を上げかねなかったものですから。
タイヤはすごく安定していましたよ。全然タレなかったし、最後まで不安なく走り続けることができました!
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