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JRC Round 2
開催日程
DAY1 : 2009年5月9日(土)
DAY2 : 2008年5月10日(日)
開催場所
京都府・南丹市近郊
天候/路面
DAY1 : 晴れ/ドライ
DAY2 : 晴れ/ドライ
路面 : ターマック(舗装路)
総走行距離
288.93km
SS総距離
70.67km
参加台数
35台 (ADVAN装着 7台)
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全日本ラリー選手権第2戦は、京都府のほぼ中央に位置する南丹市が舞台となる。
緑豊かな自然に恵まれた南丹市は、多目的ダムとして建設された日吉ダムや、国の名勝に指定されているるり渓、ギャラリーステージが設定されいる府民の森ひよしなど、多くの観光客が四季折々の風景を求めて訪れる観光名所としてもおなじみの地域だ。
今年はその府民の森ひよしに、ラリー開催に合わせ全国から160台もの"痛車"が集結し「なんタン痛車祭り」を開催。多くのギャラリーが集まり、ラリーを盛り上げてくれた。

第1戦に続きターマックステージで戦われる今回のラリーは、ダムサイドを周回する超高速ステージや、道幅が狭い上にタイトコーナーが連続する峠越えのステージなど、それぞれキャラクターが異なるステージをどう攻略していくかが、勝敗の鍵を握っている。

オープニングとなるSS1は、過去にラリーには使用したことがないという新ステージ。森深い渓流沿いを縫うように走るコースは、道幅が狭いだけではなく、場所によってはラインをほんの少し外しただけで川に転落してリタイアという難易度が高いステージだ。
さらにデイ1前日まで降り続けた雨の影響で、ところどころが濡れて滑りやすい不安定なコンディションとなっている。

そんな中、エボXを駆る奴田原文雄選手はADVAN A050AのG/2Sコンパウンドをチョイスし3番時計をマーク。安定した走りで順調な滑り出しを見せる。
だが、追い上げを開始したSS3の峠越えのステージでスピン。道幅が狭かったことも災いして、コース復帰に15秒ほどかかってしまい、セクション1を5番手で折り返す。

セクション2に入ると、気温がグングンと上がり、セクション1で濡れていた路面のほとんどが乾いてくるというコンディションに。
ここで奴田原選手はタイヤをADVAN A050のG/Sコンパウンドに履き替え、一気に巻き返しを図った。SS5ではエボXの左リアテールを岩にヒットさせてしまうというアクシデントがあったにもかかわらず、SS7を終えた時点で2番手の石田正史選手に15.6秒差の3番手にまで浮上。
セクション3のSS7ではGRBインプレッサの松岡孝典選手に逆転されるものの、3位とは1.0秒差の4番手ポジションで、デイ1を終えた。

翌日のデイ2は、前日のデイ1と同様に朝から好天に恵まれるという絶好のコンディションとなった。
デイ1の午後のステージでADVAN O50のG/Sコンパウンドと路面とのマッチングの良さを感じていた奴田原選手は、この日は午前中から路面温度が上がっていたこともあり、迷わずG/Sコンパウンドを選択。
これがズバリと当たり、峠越えのSS10で奴田原選手自身が「この日一番」という走りでトップ2台との差を一気に詰めにかかった。

だが、頂上付近の上り区間でいきなりエンジンがストップ。思いもよらないエンジントラブルが出てしまい、残念ながらここでリタイアとなってしまった。
「中間までベストタイムが出ていただけに残念」という奴田原選手だが、次の第3戦からは最も得意とするグラベルラリーが続く。シリーズ逆転を狙うためにも、グラベルラリーでの活躍を期待したい。

JN-3クラスは、第1戦でクラス7位という不本意な結果に終わった仲鉄雄選手だったが、今回はFD2シビックのサスペンションを一新。序盤から好タイムを連発してクラス2位を奪ってみせた。
「前回は暫定的にサスペンションを組んだだけだったんですが、今回は全て見直し、全く新しいサスペンションを組んできました。まだブッシュなど細かいところはノーマルのままなんですが、その状態での2位ですので、今回の結果には良い手応えを感じてます。クルマ的には、まだまだ速くなる要素が残っていますから」と仲選手。
ターマックラリー限定の出場となるが、今後が期待される。

また、クラス3位は昨年の最終戦までJN-1クラスのチャンピオン争いを展開していた明治慎太郎選手が、デイ2で香川秀樹選手を逆転して入賞。
当初はスターレットでJN-1クラスに参戦する予定だったが、クラス不成立となったため急遽DC2インテグラをレンタルして参戦してきた明治選手。今年はスポット参戦ということだが、相変わらずのポテンシャルの高さをみせてくれた。

JN1・5クラスは、第1戦は痛恨のリタイアとなってしまった塩谷敏史選手と塩谷選手と同じくコルトを駆る菅野正之選手が、若手とベテランの熾烈な3位争いをみせてくれた。
デイ1を終えた時点では、塩谷選手が菅野選手に1・7秒差を付け3位をキープ。だがデイ2に入ってすぐさま菅野選手が塩谷選手を逆転。
前半は様子を見ながら、後半は一気に勝負をかけるというベテランらしいラリー展開で、クラス3位の座を奪う結果となった。
Driver's Voice
奴田原文雄 選手
 【今回の成績 : リタイア】
今回は自分のドライビングミスが原因で不利なポジションとなってしまい、最後はエンジントラブルという予想外の結果で終わってしまいました。特にデイ2では、リタイアするまではタイムも出ていただけに、残念です。
次は大好きなグラベルラリーですので、気持ちを入れ替えて優勝を狙っていきます。

仲鉄雄 選手
 【今回の成績 : 総合 8位 (JN3クラス 2位)】
足回りを一新したことで、やっとタイヤ本来が持っている性能を引き出すことができたと思います。タイヤとショックのバランスが良くなり、トリッキーなコースでも安心して踏むことができました。
まだクルマは発展途上中なので、次のターマックラリーまでのインターバルの間に、優勝を狙えるクルマに仕上げていきたいと思います。

明治慎太郎 選手
 【今回の成績 : 10位 (JN3クラス 3位)】
デイ1は濡れている路面もあったのですが、最初からG/Sコンパウンドをチョイスしました。フィーリング的にはドライもウエットもどちらも良かったですね。
初めて乗るクルマだったのですが、そういった面でも走りに不安はありませんでした。
次はスターレットで出場する予定ですので、ぜひJN1クラスが成立して欲しいですね。

管野正之 選手
 【今回の成績 : 21位 (JN1.5クラス 3位)】
フィットやヴィッツが225サイズの16インチをフロントに履いてきている中、自分のコルトは205サイズの15インチなんです。サイズのビハインドは感じましたが、タイヤの効き自体は問題なく良かったですね。
今日はソフトコンパウンドで走ったのですが、特にSS1のような狭いところでも、タイヤがタレることなく思い切った走りをすることが出来ました。
Technical Information|テクニカル・インフォメーション
ツイスティな峠越えのステージや、森深い新ステージは、当初から路面温度の低い午前中のセクション1にADVAN A050Aを投入する予定でいたが、今回はそれに加えハーフウェットの状態だったので、さらにマッチングが良かった。
逆にダムサイドの高速ステージや路面温度が上がってくるセクション2以降は、ADVAN A050のG/Sコンパウンドのマッチングが良く、そういった面ではタイヤチョイスは正解だった。
また、日陰が多い峠越えのステージはセクション2以降でもA050Aのマッチングが良い場合もあるが、今回のような高い気温の状態ではADVAN A050 G/Sの方が合っていたようだ。
デイ2の路面コンディションとADVAN A050 G/Sの特性が合っていただけに、エンジントラブルによるリタイアは残念な結果だった。
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