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HOME / MOTORSPORTS / WTCC 2009 / Round 17 and 18 News Index
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WTCC Round 17&18
開催日程
2009年9月5日(土)〜6日(日)
開催場所
オッシャーズレーベン
(ドイツ)
天 候
第17戦 : 曇り
第18戦 : 曇り
路 面
第17戦 : ハーフウェット
第18戦 : ドライ
決勝周回数
第17戦 : 14周
第18戦 : 14周
(コース : 3,696m)
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長い夏休みとなっていたWTCCも、いよいよ終盤戦の戦いにカレンダーは突入。
今季残すは4大会(8戦)、終盤2戦は日本とマカオが舞台の"アジア・ステージ"となるため、ヨーロッパでの大会は今回のドイツ、そして次戦のイタリアを残すだけとなった。

お膝元での戦いということで、ドイツで毎年強さを見せ続けているのがBMW勢。応援するファンも多く詰めかけたオッシャーズレーベンだが、土曜日の公式予選は天候に翻弄される展開となった。

1回目の予選が開始されると同時に、サーキットに降り出した雨。急なコンディションの変化は特に上位勢がアタックのタイミングを逃す結果となり、シリーズリーダーのイヴァン・ミューラー選手(セアト)や、3位につけているアンディ・プリオール選手(BMW)らが、2回目の予選進出を果たせないという波乱の展開となった。

一方で好機を逃さず上位進出を果たした選手の筆頭がインディペンデントトロフィーのマリン・コーラック選手(セアト)。予選2回目は徐々にコンディションが回復し、終盤に激しいアタック合戦が展開された。
そんな中、トップを奪ったガブリエレ・タルクィーニ選手、3番手につけたリカルド・リデル選手というセアトのマニュファクチャラー勢に割ってはいる、2番手のポジションを獲得。
また、今回から新型車のプリオラを駆るラーダのヤープ・ヴァン・ラゲン選手も大健闘を見せ、ラーダとして初の予選2回目進出を果たし、4番手グリッドという好位置から第1レースを迎えることとなった。

日曜日も空模様はスッキリせず、第1レースはコースコンディションの回復を待って予定よりも若干遅れてのスタート。
ローリングスタートからコース幅目一杯以上になる4ワイド、5ワイドで各車が1コーナーへとアプローチ。シケインが連続する序盤のセクションではやはりアクシデントが避けられず、ヨルグ・ミュラー選手(BMW)はアウグスト・ファルファス選手(BMW)を道連れにしてしまうかたちでスピン。
この他にも数台が接触やコースオフでダメージを負ったが、セーフティカー導入にまでは至らなかった。

混乱のオープニングラップを終えてトップはタルクィーニ選手、以下トム・コロネル選手(セアト)、リデル選手、そしてプリオール選手というオーダーで2周目に突入。
ここから強さを見せてきたのがプリオール選手、2周目に3位、3周目には2位へと周回ごとにポジションを上げて、トップを行くタルクィーニ選手の背後に徐々に迫っていく。

4周目、目下シリーズリーダーのイヴァン・ミューラー選手がコーナーにあった緩衝材にマシンをヒットして戦線から離脱。

5周目を終える時点ではタイム差が僅かに0.673秒、テール・トゥ・ノーズでストレートを駆け抜けると6周目で激しい攻防を展開して最終コーナーで遂にプリオール選手がトップを奪う。
ストレートではタルクィーニ選手が並び駆けるものの、1コーナーの飛び込みでプリオール選手が抑えてトップを堅守。

このままプリオール選手が後半でリードを守り続け、昨年の第8戦・フランス以来となる優勝をプリオール選手らしい走りで獲得した。

また終盤に観客を釘付けにしたのが激しい5位争い。
5番手を走るヴァン・ラゲン選手のラーダを、背後からニコラ・ラリーニ選手のシボレーや、ファルファス選手のBMWが激しくプッシュ。

13周目には真後ろにつけたラリーニ選手に対して、ヴァン・ラゲン選手は激しいタイヤスモークをあげるブレーキングで必至に防戦。
そのままレースはファイナルラップ、ラーダにとって悲願の初ポイント獲得なるかと思われた最終コーナーでヴァン・ラゲン選手のラーダはラリーニ選手からのプッシングを受けてコースオフ。
この結果、ヴァン・ラゲン選手は後退を余儀なくされ、残念ながら初のポイント獲得は次戦以降にお預けとなってしまった。ただしレース後、ラリーニ選手については決勝結果に30秒を加算するペナルティが科せられた。

なおYOKOHAMAインディペンデントトロフィーでは好スタートでポジションアップを果たしたトム・コロネル選手が表彰台まであと一歩となる総合4位でフィニッシュしている。


第1レースの上位8台をリバースグリッドとして行なう第2レース。
フロントローはインディペンデントトロフィー勢が占め、ポールはフランツ・エングストラー選手(BMW)、2番手がステファノ・ディアステ選手(BMW)という顔ぶれが並んだ。

スタンディングスタートの第2レース、レッドシグナル消灯と同時にマシンを大きくアウト側に振ったのがBMWのヨルグ・ミュラー選手。半ばコース上ではなく芝生の上を走るようなかたちでポジションを大きく上げることに成功した。

上位陣はオープニングラップでは大きな順位変動は無かった物の、2周目に入ると1コーナーでファルファス選手が2位に躍進。さらに第1レースを制したプリオール選手も4番手にあがり、トップ4をBMWが占めてレースをリードしていく。

インディペンデントのエングストラー選手もマニュファクチャラー勢を相手に好走を見せてきたが、4周目に入って1コーナーで遂にファルファス選手にトップの座を明け渡す。
続く5周目にはプリオール選手も前に出てファルファス選手の後に続き、ここからはドイツとイギリスのBMWマニュファクチャラーチーム対決に。

レース後半に入るとトップ2は後続を大きく引き離し、2台で執拗な攻防戦を展開。
しかしここはファルファス選手が最後までプリオール選手の追撃をかわしてトップの座を守りきり、今季4勝目を飾った。

YOKOHAMAインディペンデントトロフィーは第1レースに続いてトム・コロネル選手がトップを奪っている。

なおレース後にセアト・スポーツからファルファス選手とイヴァン・ミューラー選手の間で起きたアクシデントについての抗議が出されたが、両者のデータロガーなどを分析した結果、ファルファス選手には厳重注意処分が下された。レース結果については、ファルファス選手の優勝に変わりはない。
Driver's Voice
アラン・メニュ選手
 【今回の成績 : 第17戦 優勝 / 第18戦 2位】
私はもう優勝することが出来ないのではないかと思っていたので、今日勝つことが出来て本当に嬉しいです。
オッシャーズレーベンの1コーナーはとても危険で、なんとか自分が通るラインを見つけ出して確保しなければなりません。
正直なところ、予選でタルクィーニ選手の走りが素晴らしかっただけに、(タルクィーニ選手をかわしてトップに立てたことには)驚いています。セアトのペースが落ちているようだったので、チャンスを掴めました。
シリーズチャンピオン争いでは、数字的には私にもタイトルの可能性が残されています。しかし、実際のところは(点差が大きくてチャンピオンを獲得するのは)難しいでしょう。

アウグスト・ファルファス選手
 【今回の成績 : 第17戦 5位 / 第18戦 優勝】
オッシャーズレーベンは僕たちのマシンと相性が良いことは分かっていましたが、予選は天候に翻弄されて良いところを見せられませんでした。
第1レースで僕のマシンは大きなダメージを負ってしまいましたが、チームのみんなが頑張ってくれたおかげで第2レースに出走することが出来ました。
次はイモラサーキットですが、僕たちは残る全てのレースでチャンピオンとなるためにポイントを獲得していかなければなりません。僕たちも含めてどのドライバーも余り慣れていない日本、そしてマカオでの戦いを迎える前に、獲得できるポイントは確実に獲っておかなければなりませんね。

トム・コロネル選手
 【今回の成績 : YOKOHAMAインディペンデントトロフィー 第17戦 優勝 / 第18戦 優勝】
ここ最近は浮き沈みが激しかったので、優勝という結果を手に入れたいと思っていました。
第1レースではインディペンデントトロフィーを争っているフェリックス・ポルテイロ選手が早々に戦線から消えたので、無理な勝負には出ませんでした。
第2レースは無線のトラブルが生じてしまいピットからの情報が聞こえなかったので、私はてっきりステファノ・ディアステ選手が前を走っているものだとばかり勘違いして全開で走ったのですが、結局は彼の姿が見えないままゴールしました。
ゴールして初めて、ディアステ選手は僕の後ろにいるということに気がついたのです(笑)。
今日の結果を無駄にしないよう、残る戦いも頑張ります。
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