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SUPER GT
JGC Round 7
開催日程
2010年 8月22日(日)
開催場所
イオックスアローザ (富山県)
天候/路面
晴れ / ドライ
気 温
29度 〜 37度
路面温度
40度 〜 49度
参加台数
148台
(ADVAN装着 : 43台)
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全日本ジムカーナ選手権の第7戦は、富山県と石川県の県境に近い山裾に位置するイオックスアローザが舞台となる。
スキー場の駐車場を活用した特設コースは、今季唯一のフルパイロンコースであり、広場に配置されたパイロンを縫って走る設定はジムカーナの原点ともいえる。だが、全日本戦ともなると最後まで集中力を保って最速ラインを取らないと上位入賞は難しく、さらに連続するターンもロスなくこなさなければならない。

今回のコースは前半〜中盤にかけて連続する低中速のコーナーをこなし、ゴール直前に8の字ターンが置かれるレイアウトで、最速・最短のラインをいち早く見つけるとともに、サイドターンをリズミカルにこなすスキルがないと上位入賞は望めない。

スキー場ゆえに標高は350mとやや高いが、今年の猛暑はここにも容赦なく押しかけており、決勝日の気温は35度を超え、路面温度も最高49度と前戦に続いて高温路面での戦いとなった。
さらに駐車場ゆえに路面にはうねり、無数のひび割れなどがあり、表面も荒れていてグリップの変化も激しい。一方で高温路面上を多くのマシンが走行することで路面にはラバーがかなり付着することになるが、そのラバーが細かい砂塵等を吸着し、転がり摩擦を発生するため徐々にミューが増していくため、むしろ2本目のほうがタイムアップを望める状況となった。

そんな中、ADVAN A050のユーザーはほぼ全クラスで中高温用コンパウンドであるG/Sコンパウンド をチョイス。

さまざまな因子が複雑に交錯し、各選手とも難しい戦いを強いられたもののN3クラス、SA2クラス、SA3クラス、SCクラスに加えてスリックタイヤを履くDクラスと5 クラスをADVANユーザーが制した。
特に激戦のN3クラスでは1〜3位をADVANユーザーが独占し、さらにSA2クラスは1〜4位を占めて圧倒的な強さを見せた。

SCクラスを制した谷森雅彦選手(ランサー・エボリューション])は終盤戦を待たずにシリーズチャンピオンを獲得。9年連続の全日本チャンピオンという快挙をなし遂げ、前戦でチャンピオンを決めた天満清選手(ランサー・エボリューションIX)とともに、ADVANユーザー2人が他のクラスに先駆けて全日本タイトル獲得に名乗りをあげる結果となった。

N3クラスを制した小林辰朗選手(RX-7)は2008年の第7戦以来の全日本戦2勝目をあげ、このところロータス・エキシージが首位を占めてきた中で2年ぶりに国産車での優勝をなし遂げる形となった。
Driver's Voice
小林辰朗 選手
 【今回の成績 : N3クラス 優勝】
2008年に浅間台で優勝したときはまだ全日本はスポット参戦でしたので、フル参戦を始めてからは今回が初めての優勝となります。1本目はやや消極的な部分もあり、2本目では積極的に行きましたが、まだロスした部分があったようです。
タイヤは前後ADVAN A050・G/Sコンパウンドをチョイスし、スタート直後からゴール前のターンセクションまで、全く問題なく走ることができました。

森嶋昭時 選手
 【今回の成績 : SA2クラス 優勝】
このところあまり調子が良くなく、なかなか勝てないだけにプレッシャーも大きかったのですが、イオックスは僕にとってリズムの合うコースであり、今回は最後の最後に自分のペースを取り戻せた感じです。
この勢いであと2戦、頑張ってチャンピオンの座を守りたいと思います。
 
天満清 選手
 【今回の成績 : SA3クラス 優勝】
2本目はもうちょっといいタイムを狙ってはいましたが、前半部分のグリップがやや悪くなっている感じで、理想的なタイムアップとはなりませんでした。
これで全勝優勝にも一歩近づいたし、あと2戦、何とか勝ちたいですね。
 
谷森雅彦 選手
 【今回の成績 : SCクラス 優勝 (シリーズチャンピオン確定)】
SA3クラス・天満選手の1分03秒台を破る気持ちでスタートしましたが、2本目はちょっと突っ込み過ぎの部分もあってタイムは縮められませんでした。
タイトル争いに関しては、今年はライバルも力をつけてきて正直厳しい気もしていましたが、中盤戦に三つ巴の戦いとなり、勝ってそれを抜けたときには行けそうだという気持ちにもなっていました。
ADVAN A050での走りにも馴染んできましたし、今後も有効6戦を全部勝つ満点チャンピオンを目標に頑張ります。
 
小林キュウテン 選手
 【今回の成績 : Dクラス 優勝】
今回はライバルに勝つため、あらゆることをやって臨みました。
後は全部勝たなければタイトルを守れないプレッシャーも大きく、イオックスのコースもあまり得意ではないのですが、メカニックを始め周囲の人ができるだけのことをやってくれて、最高のセッティングで走ることができたと思います。
FEATURED DRIVER
2009年から全日本ジムカーナ選手権へのフル参戦を始めたN3クラス・小林辰朗選手(RX-7)。
何度も表彰台に上がってきたが、優勝は'08年の第7戦以来、2年ぶり2度目となる。

「僕自身、群馬のスキー場の駐車場でジムカーナを始めており、イオックスも似た感じで戸惑いはなく、荒れた路面やうねりなども気にせず走ることができました。
今年はADVAN A050に合わせたサスペンションのセッティングもいい感じに進化して、今回のG/Sコンパウンドとのマッチングなども含めてほぼ思う通りの走りができるようになったと感じています」
TURNING POINT
前半のコーナリング区間には路面のウネリが大きい部分もあり、車速重視のラインか、最短距離をいくラインかを瞬時に判断してタイムを稼ぐことができた選手が好タイムを刻んだ。
さらに小さい旋回を繰り返す終盤のターンセクションも、いかにロスなく小回りできるかが勝負の分かれ目となった。
Technical Information
ミューの低い1本目は高温路面を味方につけてピークグリップを追求し、路面環境が良くなった2本目はいわゆるタレに至る事態を回避するため、今回はADVAN A050・G/Sコンパウンドがベストチョイスとなった。
路面を構成する骨材も不均一で、排水路のグレーチングによる段差の通過など不安定要素も少なくないコースだったが、もくろみ通りの結果が出せたと考えている。
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