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WTCC|FIA世界ツーリングカー選手権
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WTCC|FIA世界ツーリングカー選手権
日程・レポート・結果表 2010年のWTCC WTCCを戦うタイヤ
参戦車両の概要 主な参戦車種
Preview|次戦のプレビュー
第4大会(第7&8戦)のベルギーから続いていた隔週開催スケジュールも、ようやく今週末のチェコ・ソルダー戦で一区切りを迎えるWTCC(FIA世界ツーリングカー選手権)。
このチェコ戦を終えるとWTCCは恒例の夏休みに入るため、8月の開催は一戦も無く次は9月初旬のドイツ・オッシャーズレーベン戦というカレンダーである。

前戦イギリス・ブランズハッチでは、優勝の最有力候補だったシボレーのアラン・メニュ選手が2戦ともにノーポイントというまさかの結果に終わってしまった。この結果、チャンピオン争いでもトム・コロネル選手(セアト)とアウグスト・ファルファス選手(BMW)に抜かれてランキング8番手に後退を喫してしまった。

しかし、メニュ選手こそ結果を残せなかったものの、シボレー勢は第1レースでワン・ツー・フィニッシュを飾るなど得意とするブランズハッチで好走を見せた。これによってマニュファクチャラー部門のランキングでは1位を守り、2位のセアト・カスタマーズ・テクノロジーとの点差を"5"から"17"へと拡げることに成功している。

さて、今週末の戦いの舞台となるブルノであるが、ここはETCC(ヨーロッパ・ツーリングカー選手権)の時代からBMWが得意とすることで知られるコース。このことは昨年のブルノ戦プレビューでも記しているが、昨年の大会も2レースともにBMW勢が優勝を飾って強さを見せている。

もっとも、今季はマニュファクチャラー参戦体制を縮小しているBMW、実はアンディ・プリオール選手/アウグスト・ファルファス選手ともにWTCCのブルノでは勝ち星が無いという意外な事実にも突き当たる。しかしプリオール選手についてはETCCの最終年度となった2004年シーズン、ここブルノでも1勝を飾ってシリーズチャンピオン獲得をなし遂げているだけに、6年ぶりの優勝に期待が高まるところだ。

また、ファルファス選手は残念ながら今季未勝利でここまで来ているが、ブルノはWTCCとして2006年から昨年まで8戦が行われているうち、実に6戦でBMWが優勝を飾っている相性の良いコース。
ファルファス選手自身にとってはBMW移籍初年度となる2007年の第2レースで獲得した2位がブルノでの自己最上位となっているが、悲願の優勝に向けて熱い走りを見せてくれることは間違いないだろう。

選手権争い同様に、シーズン中盤に入って面白い戦いを見せてくれているYOKOHAMAインディペンデントトロフィー勢。
イギリスではコリン・タルキントン選手(BMW)が2レース続けて総合の表彰台に立つという快挙をなし遂げ、ランキング争いでも一気にポジションをジャンプアップさせて2番手に躍進した。

トップを守るのはセルジオ・ヘルナンデス選手(BMW)だが、タルキントン選手との得点差は"12"にまで縮まり、戦いはますますヒートアップの様相を色濃くしている。
ヘルナンデス選手はBMW Team Italy-Spainから参戦していた昨年、ブルノ・第2レースで優勝を飾っており、二年連続で表彰台の真ん中に立てるのかが注目点。対するタルキントン選手はブランズハッチで見せた巧みなレース運びを、BMWと相性の良いブルノでも実践出来るのかが見どころとなる。
 
 
第13戦&第14戦(チェコ・ブルノ) 補正ウェイト
車 種 ラップタイム差 補正ウェイト
BMW E90 320si 0.2 +40kg
BMW E90 320si (OLD MODEL) 0.8 -10kg
BMW E90 320si (シーケンシャルギアボックス) - 0kg
シボレー・クルーズ LT 0.0 +40kg
シボレー・ラセッティ 1.2 -20kg
セアト・レオン TDI (ディーゼルエンジン) 0.0 +40kg
セアト・レオン TFSI (ガソリンエンジン) 1.1 -20kg
 
 
ところでカレンダーも7月の終わりを告げている中、やや気が早い気もするが2011年シーズンのカレンダーに関する情報が出される時期となった。
既に日本で開催される「FIA WTCC Race of JAPAN」が3年続けて開催されてきた岡山国際サーキットから鈴鹿サーキットへと舞台を移すことは発表されている。そして今回は、さらにシリーズ全12大会を予定しているうち、アルゼンチンと中国本土で初めてWTCCが開催される運びであることが公になった。

サーキットはアルゼンチンがブエノスアイレスのオスカル・ガルベス・サーキット、中国は広東国際サーキットが予定されている。
ブエノスアイレスはF1(フォーミュラ1)のアルゼンチン・グランプリが開催されていたことでも知られ、最大全長は5.81km。レイアウト性に富んだコースで、何通りもの組み合わせからコースを設定できるユニークなサーキットである。
一方の広東国際サーキットは昨年オープンしたばかりの新しいサーキット。全長は2.8kmとコンパクトながら、テクニカルなレイアウトはWTCC向きと言えるもの。
ともに国内のツーリングカー選手権が併催される予定で、中国ではADVANが強さを見せているCTCC(中国ツーリングカー選手権)がサポートレースとして組み込まれる予定だ。

もちろん2011年のWTCCも足元からその戦いを支えるのはADVANレーシングタイヤ。
WTCCをプロモートするKSOのマルチェロ・ロッティ氏は「WTCCのマニュファクチュラーにとって新たなマーケットの拡大につながることを期待しています」と、新たな地での開催が盛り上がることに期待を寄せている。


RANKING|ランキング
【選手権ポイントランキング (第12戦終了時点)】
順位 No. ドライバー 車 両 ポイント
1 6 イヴァン・ミューラー シボレー・クルーズ 199
2 1 ガブリエレ・タルクィーニ セアト・レオン TDI 176
3 11 アンディ・プリオール BMW 320si 148
4 7 ロブ・ハフ シボレー・クルーズ 130
5 3 ティアゴ・モンテイロ セアト・レオン TDI 103
6 2 トム・コロネル セアト・レオン TDI 100
7 10 アウグスト・ファルファス BMW 320si 87
8 8 アラン・メニュ シボレー・クルーズ 86
9 5 ノルベルト・ミケリス セアト・レオン TDI 42
10 18 フレディ・バース セアト・レオン TDI 41
11 4 ジョルディ・ジェネ セアト・レオン TDI 38
12 29 コリン・タルキントン BMW 320si 34
13 17 ミシェル・ニュケア セアト・レオン TDI 16
14 25 セルジオ・ヘルナンデス BMW 320si 5
15 20 ダリル・オーヤン シボレー・ラセッティ 3
16 21 メルディ・ベナニ BMW 320si 2
17 34 レオネル・ペルニア シボレー・クルーズ LT 1
17 19 ハリー・ボルカード シボレー・ラセッティ 1


【YOKOHAMAインディペンデントトロフィー ポイントランキング (第12戦終了時点)】
順位 No. ドライバー 車 両 ポイント
1 25 セルジオ・ヘルナンデス BMW 320si 84
2 29 コリン・タルキントン BMW 320si 72
3 26 ステファノ・ディアステ BMW 320si 62
4 20 ダリル・オーヤン シボレー・ラセッティ 56
5 15 フランツ・エングストラー BMW 320si 55
6 19 ハリー・ボルカード シボレー・ラセッティ 53
7 21 メルディ・ベナニ BMW 320si 48
8 24 クリスチャン・ポールセン BMW 320si 30
9 27 ピエール-イブ・コルタル セアト・レオン TFSI 13
10 16 アンドレイ・ロマノフ BMW 320si 12
11 38 トム・ボードマン セアト・レオン TFSI 8
12 33 ファビオ・ファビアーニ BMW 320si 5
13 42 ティム・コロネル BMW 320si 4

Circuit|サーキット紹介
ブルノ・サーキット (チェコ)

ブルノ・サーキット
チェコ共和国第2の都市・ブルノのサーキットは、長くMOTO GPの開催などによって二輪レースのメッカとしても知られてきた。
四輪の世界選手権は1987年を最後にしばらくブランクが生じていたが、2006年にWTCCが開催されるようになったことで復活した。ただしETCC(ヨーロッパ・ツーリングカー選手権)においては、名勝負の舞台として存在感を見せてきたサーキットでもある。

コースは全長5.403km。
SUPER2000マシンのレコードタイムは、2008年の大会でアレッサンドロ・ザナルディ選手(BMW)が公式予選でマークした2分08秒913(平均車速 150.00km/h)。
決勝ベストラップでは、やはり2008年の大会でBMWを駆るフェリックス・ポルテイロ選手がマークした2分10秒108(平均車速 149.49km/h)がレコードとなっている。

昨年の大会は第1レースでアレッサンドロ・ザナルディ選手、第2レースではフェリックス・ポルテイロ選手がそれぞれ優勝。BMW勢が強さを見せた。
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