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JDC Round 2
開催日
2011年5月15日(日)
開催場所
丸和オートランド那須
(栃木県)
天 候
晴れ
路 面
ドライ
(一部は散水によりウェット)
参加台数
137台
(ADVAN装着車 18台)
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2011年の全日本ダートトライアル選手権は、栃木の丸和オートランド那須を舞台に第2戦が開催された。この大会は「がんばれ東北!がんばろう日本!」という名称のチャリティイベントとして開催され、エントリーフィーの一部を義援金として寄付をすることとなった。

参加者に対してはダートトライアルの選手会などを通じてこれが伝えられていたため、エントリーも137名という盛況ぶり。
だが、参加者の数名が会場に足を運べずに不参加となってしまうケースも生じた。総エントリー数が5台だったSC1クラスの一人も不参加となり、その影響でクラスが不成立。SC1クラスの4名の選手は出走を取りやめている。

さて、会場の丸和オートランド那須は、全日本戦が開催される会場の中では最も長い歴史を持っている。東日本のダートトライアルのメッカとも呼ばれ、全日本選手にとっては馴染み深い会場だ。

ところが、今回は名物コーナーのひとつであるヘアピンを使用せず、長い直線とタイトターンを組み合わせたコースレイアウトとなった。そして、部分的にコースが交差し、その周辺の路面が予想以上に荒れるという事態が生じる。
加えて、SA2クラスの走行前にホコリ防止の散水が入り、以降のクラスは2トライ目にタイムアップできないという異例の状況となってしまった。

ADVANの有力選手であるSA2クラスの荒井信介選手は、走行直前までADVAN A036とADVAN A035の両方を用意していたが、その散水の量の多さからADVAN A035を選択する。荒井選手と走行順が近い選手の中にはウェットタイヤを選ぶ選手もいたほどだ。
だが、路面状況の悪化と散水の影響でタイムアップはかなわず、結果は6位に終わってしまう。丸和では、2トライ目にADVAN A036がベストマッチの路面になることが多く、周囲からも「荒井選手が有利」と目されていただけにとても残念な結果に終わってしまった。

だが、その荒井選手と同じSA2クラスの林 軍市選手が健闘を見せて4位入賞を果たした。全日本戦初参加ながらシード勢に割って入る好走を見せた。
先日アップデート版に進化した新しいADVAN A035での走行は今回が初めてだったのだが、「谷田川敏幸選手にアドバイスを受け、空気圧を微妙に調整したのが大正解だった」と林選手。わずかながらも1トライ目の自己タイムを短縮しており、自分でも信じられないくらい上手く走れたと喜んでいた。

SC3クラスの谷田川敏幸選手は、2トライ目の路面を想定して1トライ目からADVAN A036でアタックしていた。
「散水の影響から言えば、もしかしたらADVAN A035の路面だったかも知れない。けれど、タイムアップの可能性があるのはADVAN A036だと考えたんだ。結果的にタイムアップはできなかったが・・・」とゴール後に複雑な表情を見せる谷田川選手。
しかし、1トライ目の自己タイムがそのままオーバーオールタイムとなり、開幕戦に続いて連勝を収めることに成功し、シリーズを優位に進めている。
 
Driver's Voice
谷田川敏幸 選手
 【今回の成績 : SC3クラス 優勝】
今回は本当に路面が悪かった。今まで相当な回数、この丸和を走っているけど、こんな状況は初めてなんじゃないかな。2本目にタイムアップして勝てたら最高だったんだけど、まあ仕方ないかな。
でも、オーバーオールを取って連覇できたしね。次はオレの好きな門前。きっちり連勝するから見ていてよ。
 
林 軍市 選手
 【今回の成績 : SA2クラス 4位】
新しいADVAN A035で走行するのは初めてだったんです。
走行前に谷田川さんから空気圧のアドバイスを受け、その通りにしたらとても感触が良かったんですよ。ミスもなく、走り終えた時は手応えもありました。でも、まさかこんな順位の成績が残せるなんて・・・。自分が一番驚いてます。
今回は、新しいタイヤとまわりのみなさんのアドバイスのお陰です。
  
荒井信介 選手
 【今回の成績 : SA2クラス 6位】
このコースでADVAN A036を使える状況なら勝つ自信があったんだけれどね。散水の状況を見て、正直なところ気持ちが乗らなかったのも事実だね。特に前半はターンでインを外してしまって、そのミスが大きく響いた。結果からいえば、その前半のタイムロスが尾を引いてしまった。
シリーズを考えると、ここを落としたのは大きいなぁ。でも、マシンセッティングは巧くいっていて、手応えの良さは感じているんだ。次の門前は何としても1位を取りたいね。
 
FEATURED DRIVER
SA2クラスに参戦する高橋浩樹選手は、昨年の近畿地区のチャンピオンで、JAFカップでも好成績を残した期待のドライバーだ。
まだ25歳という若手だが、リズムに乗った時の速さは注目されている。次の世代を担うドライバーの一人だ。

「今はまだまだですが、いつかは荒井さんたちに走り勝ちます。ボクは、どちらかといえばグリップで曲げていくタイプで、ADVAN A036の履ける路面の方が自信があります。だからこの大会は期待していたんですけど。
今年は全日本だけに絞って活動しますので、ぜひ応援してください!」
 
Technical Information
今回は、荒井選手がアップデートを受けた新しいADVAN A035を本番で初めて使用している。そこで、荒井選手に進化したADVAN A035についての話を伺った。

「このタイヤは、ランサー・エボリューション]に合わせてチューニングされたと言っていいからね。特に、荷重が乗っている時の安定感や、ギャップを越えた後のトラクションがいい。横Gが大きくなる高速コーナーは、間違いなく限界が高まっている。
ただ、僕がタイヤの性能のギリギリを引き出せているかと言われると、正直なところもう少しかな。SとMのコンパウンドの違いが僕の中で明確になっていないんだ。路面温度の違いだけで使い分けるというものではなさそうなんだ。そのあたりの確信が持てるようになるといいんだけれどね。
ダートトライアルは、実は気持ちの部分の影響も大きいんだよ。自信があるときはいい走りができる。この大会でも手応えは感じているから、次の大会に期待して欲しいね。
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