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JAF-CUP DirtTrial
開催日
2011年11月6日(日)
開催場所
モビリティおおむた
(福岡県)
天 候
雨 のち 曇り
路 面
ウェット
参加台数
98台
(ADVAN装着車 18台)
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JAF全日本ダートトライアル選手権の上位ランカーと、全国8地区のJAF地方選手権から選出されたドライバーがしのぎを削る、毎年恒例の年に一度の祭典「JAFカップオールジャパンダートトライアル」が開催された。
今大会は九州モータースポーツのメッカといえる、福岡県大牟田市の「モビリティおおむたダートコース」が舞台で、競技当日の11月6日には全国各地より101台の強豪が集結した。

長年に渡り全日本選手権が開催されているモビリティおおむたは、路面改修を重ねた結果、黒炭のパウダーが混じる従来の特殊な路面から、一般的な硬質のダート路面に変化しており、近年は名物ラウンドのひとつとして全日本選手権でも組み込まれている。
しかし、前日の公開練習、そして6日の競技当日は激しい雨に祟られ、ヘビーウェットのなかで第1ヒートがスタートした。路面はマッディに変貌するほか、複数の水たまりがラインを塞いでしまうコンディションのなかで、各ドライバーとも第1ヒートから渾身のアタックを披露する。

しかし、SCクラスに入ると雨が止み、路面状況も少しずつ変化。第2ヒートの後半にはライン上の多くがドライに変貌するなど、コンディションが目まぐるしく変化した。それによりタイヤ選択の難しい過酷なイベントとなったが、各ドライバーは素早い対応能力を披露し、よりハイレベルな戦いを繰り広げていた。

ADVAN勢として注目を集めたのが、SA1クラスに参戦する地元ドライバーの岡田晋吾選手で、開幕戦おおむたラウンドでは待望の全日本初優勝を獲得。今大会も順調な立ち上がりで、ハードウェットの第1ヒートでもトップタイムをマークしていた。2番手にはJAF九州ダートトライアル選手権で活躍するベテラン、星野元選手が付けるなどADVAN A031を装着してワンツー体制を形成。
残念ながら、ウエットぎみだったことから、ADVAN A031で挑んだ第2ヒートでは「ラインを外してしまった」と語る岡田選手、「リアが出てしまって、それを抑えるので精一杯だった」と語る星野選手ともにタイムロスを喫し、惜敗するものの、岡田選手が2位、星野選手が3位入賞を果たし、表彰台を獲得した。

PN1クラスでも九州地区チャンピオン、今井利光選手がADVAN A031を武器に幸先の良いスタートを披露。後続に約2秒の差をつけて第1ヒートを制覇する。第2ヒートはコンマ2秒差で惜敗するものの、「イメージどおりの走りはできました」と語るように堂々の2位表彰台を獲得した。

一方、序盤戦で大きく出遅れていたのが、近畿地区から遠征したN3クラスの矢本裕之選手で、第1ヒートをトップから約3.7秒遅れの6番手でフィニッシュしている。しかし、「勝負は2本目なので1本目は抑えて走りました。2本目は予想以上にグリップしましたね」と語るように、第1ヒートと同様にADVAN A031で挑んだ第2ヒートではスーパーアタックを披露。
惜しくも首位には届かなかったものの、一気に2位へジャンプアップしており、表彰台の一角を獲得した。

また、「路面が良くなかったのでリスクを避けて抑えて走りました」と語るように、ADVAN A031を装着したDクラスの浜田隆行選手は第1ヒートを4番手と出遅れたが、第2ヒートでは「路面が良くなったので2本目はドライタイヤを選びました」と語るようにADVAN A053を使用し、素晴らしい走りを披露している。
「アクセルコントロールに失敗したけれど、それ以外はイメージどおりに走れました。立ち上がりでロスした部分もあるけれど、全体的にはトラクションが上がったのでタイヤ選択は間違ってなかったと思います」と語るように、約7秒ものタイムアップに成功して3位入賞。ポディウムフィニッシュを達成した。

そのほか、N2クラスでも第1ヒートでスピンしてしまった小川静夫選手が第2ヒートで好走する。「スタート直後にはらんだけれど、それ以外は上手く走れました。おおむたは初めて走ったけれど、気持ちよく走れましたね」と語るように2位に入賞。

このように2011年を締め括るビッグイベントで多くのADVANユーザーが表彰台を獲得した。
 
Driver's Voice
今井利光 選手
 【今回の成績 : PNクラス 2位】
1本目はびしょびしょの状態だったけど、イメージどおりの走りができました。おそらく、ADVAN A031が一番コンディションに合っていたと思います。2本目は路面が良くなっていましたが、まだ濡れている状態だったのでそのままADVAN A031で走行。その選択は正しかったみたいで、納得の行く走りができました。
2位に終わったけれど、ドライバーとしてはやることはできたと思います。
 
小川静夫 選手
 【今回の成績 : N2クラス 2位】
1本目から頑張ったんですけれどね。スピンをしてしまってダメでした。2本目はスタート直後にはらんだけれど、それ以外は上手くいったと思います。
おおむたは初めて走ったんですけど、面白いコースで気持ち良く走れました。
 
矢本裕之 選手
 【今回の成績 : N3クラス 2位】
今日は2本目で勝負が決まると思っていたので1本目は無理にプッシュせずに抑えて走りました。ライン上で2か所ぐらい水たまりはあったけれど、ADVAN A031が思っている以上にグリップしてくれたので、なんとかタイムアップをすることができました。路面に合っていたと思います。
 
岡田晋吾 選手
 【今回の成績 : SA1クラス 2位】
1本目はイメージどおりに走れたんですけどね。2本目は路面も良くなっていたので一気にタイムアップしたかったんですけれど、何カ所かラインを外してしまって、思っていたほどタイムが伸びませんでした。もう少し縮められたと思うので残念です。
 
石戸昭太郎 選手
 【今回の成績 : SA2クラス 5位】
1本目は完全にウエットだったのでADVAN A031を装着していたんですけれど、溝のないユーズドタイヤだったのでグリップしませんでした。2本目はライン上が乾きつつあったので、新品状態のADVAN A035で出走したところ、コーナーで良いグリップを発揮してくれました。

中島孝恭 選手
 【今回の成績 : SC1クラス 4位】
1本目に壁に当ててしまったので2本目は慎重に走ったんですけれどね。前半はちょっと抑え過ぎてしまいました。後半はプッシュしたんですけれど、突っ込みすぎたり、ラインを外したりで思ったように走れませんでした。
路面のうねりに対応することができなかったので、全体的にいまいちな走りだったと思います。

浜田隆行 選手
 【今回の成績 : Dクラス 3位】
1本目はADVAN A031を使ったんですけれど路面が良くなかったので、リスクを避けてインをキープしながら抑えて走りました。
2本目は路面が良くなっていたのでADVAN A053を装着。立ち上がりでロスしたんですけれど、全体的にトラクションはかかっていたのでタイヤ選択は正解だったと思います。アクセルコントロールが上手く行かなかったけれど、それ以外はイメージどおりに走れました。
 
TECHNICAL INFORMATION
第1ヒートは完全にウエットだったのでほとんどのユーザーがADVAN A031を装着した。第2ヒートはSA2クラスあたりから路面が乾き始めていたのでドライ用タイヤを装着するユーザーもいたが、コンディション的にはSC1クラスからがドライだったと思える内容だった。
とはいえ、クルマの駆動方式を考えるとSC1クラスではADVAN A031のほうがベター。そういった意味ではドライ用タイヤで戦えたのはSC3クラス以降で、Dクラスの浜田隆行選手がADVAN A053を装着したのは正しいチョイスだったと言える。
今大会の2ヒート目はウエットとドライの境目だったので、クラスによってはADVAN A031では厳しかった部分もあったと思われる。しかし、逆に全日本選手権ではほとんどのドライバーが1本のラインを通過するのでドライタイヤで走れただろうが、今回はラインが複数あって水捌けが悪かったので、ドライタイヤにしても厳しかったと面があった。
今回はクラスによってタイヤ選択の難しいイベントだったと言えるだろう。
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