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JGC Round 4
開催日
2011年7月3日(日)
開催場所
オートスポーツランドスナガワ
(北海道)
天候/路面
晴れ/ドライ
気 温
23度 〜 29度
路面温度
30度 〜 38度
参加台数
全日本選手権 : 84台
(ADVAN装着車 26台)
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全日本ジムカーナ選手権の第4戦は北海道に舞台を移し、全日本戦屈指の高速コースとなるオートスポーツランドスナガワで熱戦が繰り広げられた。
石狩川の河川敷に設置されたコースは広大でフラットな半面、目の粗い舗装路面はタイヤへの攻撃性が高く、さらに終盤のターンセクションは異なる舗装でグリップ特性が変化する。また、フラットゆえにコーナーの奥やコースの分岐部分などを見極めにくく、ミスコースや脱輪のリスクも小さくない。こうした難易度の高さに対応できるスキルがないと、上位タイムを叩き出せないコースだ。

コース部分を使った外周のハイスピードおよび内周の中低速コーナリングをこなした後、ゴール前でターンセクションに突入するパターンは例年通り。だが、今回は従来以上にコース部分をめいっぱい使った長めの設定で、ドライバーにもタイヤにも過酷な状況となった。
加えて決勝日は朝から太陽が顔を出し、強い陽射しのもと午後には気温が30度近くまで上がり、路面温度も40度近くまで上昇。全開で1本走り切るとトレッドは傷み、2本目のタイムアップは難しいと思われるほどだ。

ADVANユーザーはこの状況を見て中高温用コンパウンドのADVAN A050 G/Sコンパウンドをチョイス。このコンパウンドは今回の気温・路面温度ならばスタート直後から確実にグリップするので、選手にとって強い味方となり、次々とベストタイムを刻む。
さらにタイムアップが難しいと考えられた2本目もタイムを縮める選手も多く、過酷な条件下で本領を発揮するADVAN A050 G/Sコンパウンドの優れたパフォーマンスが示される結果となった。

ロータス・エキシージ同士の戦いが熾烈をきわめるN3クラスは、柴田優作選手(エキシージS)が1本目からベストタイムをマーク。それに若杉将司選手(エキシージS)が続き、ともにADVAN A050のG/SコンパウンドをチョイスしたADVAN勢が戦いをリード。
2本目は両選手ともわずかにタイムを落としたものの、ライバル勢の追随を許さずにツートップを独占して戦いを終える。

SA1クラスは斉藤邦夫選手(シビック)がベテランらしく難易度の高いコースを着実にこなし、1本目にベストタイムを刻んでそのまま逃げきって今季初優勝。
さらに合田尚司選手(シビック)は1本目7番手タイムだったものの、2本目は自己タイムを1.7秒以上縮めて3番手に浮上。全日本戦自己最高位の3位という結果を残し、ここでもADVAN勢が2人表彰台に乗る。

ハイパワーな後輪駆動車同士の戦いとなるSA2クラスは2008年、2009年チャンピオンの森嶋昭時選手(RX-7)がベストタイムを刻み、それに藤本泰則選手(RX-7)が続く展開で1本目を終える。
2本目の森嶋選手はわずかにタイムダウンとなる一方で藤本選手はタイムアップ。逆転はならなかったものの差を縮める形でADVAN勢がワン・ツー・フィニッシュとなり、ここでもADVAN A050 G/Sコンパウンドの高いポテンシャルが示される結果となった。

SA3クラスはディフェンディング・チャンピオンの天満清選手(ランサー・エボリューション])が1本目からベストタイムを刻んでライバルを圧倒。2本目でタイムを落とすもののライバルたちは届かず。結局、すべてのクラスを通じてのオーバーオールタイムで今季初勝利をあげた。
マシンをランサー・エボリューション]にスイッチして3戦目ながら、早くもチャンピオンの貫祿を見せつける結果となった。

また、トレッド面に縦方向に一周する溝を有するタイヤの使用が義務づけられているPN3クラスでは、ADVAN NEOVA AD08を履く岡野博史選手(ランサー・エボリューション])がベストタイムを刻み、2本目はタイムダウンとなったもののライバルの追随を振り切って優勝。今季2勝目をあげる。

N1クラスでは小倉雅則選手(ヴィッツ)が2位表彰台に立ち、N2クラスでは朝山崇選手(インテグラ)が4位、N4クラスでは喜勢竜一選手(ランサー・エボリューションIX)がやはり4位と健闘。次戦以降への可能性を感じさせた。

なお、今回はエントリー台数が規定に満たなかったためにSCクラスおよびDクラスは不成立となった。
 
Driver's Voice
岡野博史 選手
 【今回の成績 : PN3クラス 優勝】
前半のハイスピード区間にもさまざまなパターンのコーナリングがあり、それなりに苦労しましたが面白いコースでしたね。
ADVAN NEOVA AD08を使って3戦目で、これからもデータを蓄積して、1年かけてじっくりと取り組んでやっていきたいと考えています。
 
柴田優作 選手
 【今回の成績 : N3クラス 優勝】
今回はクルマの調子もよく、セッティングに関してもほぼノータッチで決勝に臨めました。ADVAN A050のG/Sコンパウンドはスタート直後からしっかりグリップしただけでなく、これだけの長いコースでも最後まで優れたパフォーマンスを維持してくれました。その結果、コース部分で稼ぎ、さらに終盤のターンセクションでも稼いで勝つことができたと考えています。
シリーズ戦中盤以降につながるここで勝てたのは大きいですね。
  
斉藤邦夫 選手
 【今回の成績 : SA1クラス 優勝】
今日のコースは外周も内周もめいっぱい使っていて、ちょっとやりすぎの感もありましたが(笑)、もともと長いコースは好きなので面白かったですね。舵を大きく入れるコーナーが多くてどちらかというとCR-X有利のコースでしたが、そこはタイヤに助けられました。
ADVAN A050のG/Sコンパウンドは温度の上がった路面や、やや砂っぽい部分でもグリップが安定していて、さらに長いコースでも最後までグリップが失われずに走りきることができました。もっと長いコースでも全然問題ありません。
 
森嶋昭時 選手
 【今回の成績 : SA2クラス 優勝】
ダイナミックかつテクニカルで、走り甲斐のある面白いコースでしたね。
ADVAN A050 G/Sコンパウンドは、これだけタイヤに攻撃性の高い路面でも最後まで高いグリップを維持してくれましたし、スタート直後からグリップが安定していますのでタイヤを気にせずに思い切って走ることができました。メンタル面の影響が小さくないジムカーナではこれは重要なポイントだと思います。
 
天満 清 選手
 【今回の成績 : SA3クラス 優勝】
3戦目での優勝はちょっと遅かった気もします(笑)。でも前2戦もめいっぱい走りきれた感じはありましたし、ランサー・エボリューション]に違和感はありません。
ADVAN A050のG/Sコンパウンドは全体的にレベルが高く、ここにきて255サイズ(255/40R18)の特性も分かってきました。SA3クラスの戦いは厳しいですが、これからは互角かそれ以上で戦っていける手応えを感じています。
 
Turning Point
前半の高速コーナーと中低速コーナーの連続部分は単純なコーナリングだけでなく島回りや切り返しなども多いため、次々とあらわれるコーナーに瞬時に対応し、かつ冷静さを保つことが要求される。一方、終盤のターンセクションは路面状況が変わるため、そこで頭を切り替え、突っ込み過ぎずに的確にクルマを前に進めることが重要となる。
こうした組み立てを確実にこなすことができた選手が上位の成績を残した。
 
Featured Driver
■SA1クラス : 阿戸 幸成 選手

昨シーズンは北海道地区戦のSA2クラスを戦ってチャンピオンとなり、今シーズンはSA1クラスに移行して開幕戦から北海道地区戦4連勝を果たしている地元・北海道の阿戸幸成選手。
全日本戦は昨年のスナガワに続いて2度目の参戦だが、全日本戦の常連選手に続いて7位の結果を残す。

「昨年の後半からシビックでSA1クラスを戦っていますが、ドライバーとクルマの相性もいい感じで、ADVAN A050のポテンシャルにも助けられて北海道の地区戦では好成績を残すことができました。
40歳でジムカーナにカムバックして4年目になりますが、コストパフォーマンスにも優れたシビックでしばらくは戦っていこうと考えています」
 
Technical Information
コースの舗装路面は主として大粒径骨材で構成され、エッジが鋭くミューは高い。だが、一方で各コーナーのクリップ寄りやゴール前のターンセクションなど、あちこちに異なる舗装による補修が施され、そこはややスリッピーとなっていた。
決勝日は河川敷からの砂塵などがコースを覆ったため全体的にグリップ感が希薄となり、さらに強い陽射しによる路面温度の上昇、タイヤ攻撃性の高い舗装路面などの条件が重なったことで、ADVAN A050はG/Sコンパウンドの選択が基本となった。
結果、1本目はもちろん、2本目でもグリップの低下が小さいADVAN A050 G/Sコンパウンドの高いポテンシャルが示されることとなった。
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