Your browser does not currently have the Flash Player version 8 that is required to view this site.
Please click here to download the latest Flash Player version.
HOME / MOTORSPORTS / SUPER GT 2012 / Preview News Index
  ひとつ前にもどる  
日程・レポート・結果表 カテゴリー&タイヤ解説 クラス区分
[LINK] 公式ウェブサイト 主なチーム&ドライバー
PREVIEW
前戦・マレーシア(セパン)から、約1ヶ月半という長めのインターバルをはさんで迎える第4戦。舞台となるのは宮城県のスポーツランドSUGO、7月下旬のSUPER GT開催がすっかり定着した東北を代表する国際レーシングコースである。

近年のSUGO戦を振り返ってみると、ヨコハマタイヤ勢が強さを見せてきていることが成績から読み取れる。GT300クラスについては、昨年はIS350、一昨年は紫電が優勝を飾っており、GT500クラスもKONDO Racingが一昨年は5位、昨年は表彰台にあと一歩と迫る4位を獲得した。

SUGOは攻略の難しいコースとして知られているが、同時に時期的には天候という要素も勝負を大きく左右する可能性がある。
東北地方は26日(木)に梅雨明けしたばかりだが、好天に恵まれれば当然ながら暑さも厳しくなる。東北地方、かつやや標高も高いということで首都圏ほどではないにしても、暑さはドライバーの体力を奪い、マシンやタイヤにも大きな負担として襲いかかってくる。

もっとも、逆に雨に見舞われるようなことがあると、これもまた難しい勝負になると予想される。実際、昨年の大会では予選から気まぐれな空模様に各選手が翻弄される場面もあったのだから。

しかし、天候が不安定だった昨年、そして好天に恵まれて予選日には路面温度が50度を超えるほどだった一昨年と、ともにヨコハマタイヤ勢が好成績をおさめていることが、改めてクローズアップされることになる。
最新技術の結晶とも言えるSUPER GTのマシン、そして卓越したテクニックでそれを駆るドライバー、国内最高峰の走りを支えるタイヤに求められるパフォーマンスのレベルは非常に高いものがあるが、ヨコハマタイヤのADVANレーシングタイヤが十分に期待に応えたパフォーマンスを発揮していることは結果からも明らかだ。

ぜひ、SUGO戦では熾烈なタイヤウォーズにも注目して、夏休みの一日をレース観戦で満喫していただきたい。
 
CIRCUIT
全長3,704mと、SUPER GT開催コースの中ではコンパクトな部類に属するスポーツランドSUGO。東北唯一のFIA国際公認サーキットとして、4輪はもちろん2輪も多くの大会が開催されてきた歴史のあるサーキットだ。

似たようなコース延長となる岡山国際サーキットと比べて、SUGOは圧倒的にアベレージスピードが高い。特にSPコーナーや最終コーナーはハイスピードで各マシンが飛び込んでいくかたちとなり、ドライバーにとっては相当にチャレンジング。それはつまり、観客側にとっても見応えが十分のお薦め観戦ポイントであるということになる。

やや短めのコースということで、GT500クラスとGT300クラスが絡む場面も多くなる。ここで巧みなドライバー、特に経験に勝るベテラン勢が、一方のクラスのマシンを利用するかたちで同クラスのライバルをかわしたり、マージンを稼ぎだすといった場面も頻繁に見られるのがSUGOの特徴のひとつ。

前述のハイスピードコーナーを果敢に攻める若手と、2クラスが混走する状況を巧みに利用してレースを展開するベテラン。
観戦の際は公式プログラムを片手に、コース上を走るマシンのドライバー識別灯を確認しながら、若手とベテランの駆け引きにも注目してはいかがだろうか。
ちなみにドライバー識別灯はフロントウィンドゥの左上に備わり、Aドライバーが乗車中は点灯、Bドライバーが乗車中には点滅するもの。これにより、プログラムやエントリーリストが手元にあれば、コース上のどこで観戦していても今現在は誰がステアリングを握っているのか一目瞭然だ。
 
ENGINEER PREVIEW
ADVAN TIRE ENGINEER
荒 川  淳 =Jun Arakawa=
横浜ゴム MST開発部 技術開発1グループ・リーダー
SUPER GT開発チーム統括補佐

SUPER GTのGT500/GT300両クラスにおける、タイヤ開発全般に携わる。
スポーツランドSUGOはテクニカルな要素もありながら、全体的にハイスピードなキャラクターも持ち合わせるコースです。
このコースで勝敗を左右するポイントのひとつとしては、クラスを問わず最終コーナーからの脱出速度があるでしょう。最終ラップの最終コーナーで雌雄を決する場面も記憶には少なくありませんが、スティントの終盤までしっかりトラクションを掛け続けられるタイヤであることが、とても重要であると考えています。

今年は全体的に決勝を競い合うレース距離が従来に戻り、昨年比では長くなりました。しかし、よりレースは高速化している傾向にあり、特にGT500クラスでは予選順位の重要性が高まっていると感じています。その点では耐久性とピークグリップの高次元での両立が、従来以上に重要な課題になっていると考えています。

SUPER GTもSUGOで第4戦を迎え、シリーズ戦としては前半戦の締めくくりになります。
今シーズン、ここまででGT500クラスは厳しい戦いもありましたが、前戦のマレーシアでは2台揃ってSL(スーパーラップ)への進出を果たしており、トータルパッケージとしての戦闘力は高いと考えています。
ですから、SUGOからはしっかりポイントを稼いで行けるものと確信しています。

GT300クラスは毎戦勝者が入れ替わっている激戦模様ですが、中でもFIA GT3勢が強さを見せていますね。後半戦は更に上位入賞の入れ替わりが激しさを増し、獲得ポイントが分散して混戦になると予想しています。
もちろんヨコハマタイヤとしては前半戦と同様、多くのユーザーに表彰台を占めていただけるものと、こちらも確信しております。


■使用するタイヤサイズ
  (GT500) 330/710R18、330/710R17
  (GT300) 280/650R18、280/680R18、280/710R18、300/650R18、300/680R18、330/680R18、330/710R18、330/710R19
ひとつ前にもどる