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IRC Round 13
開催日
2012年11月2日〜11月4日
開催場所
パフォス近郊 (キプロス)
天候/路面
晴れ/ドライ
ミックス
(舗装/非舗装路面 混在)
SS総距離
237.14km (13SS)
総走行距離
694.76km
参加台数
34台(IRC部門)
(ヨコハマタイヤ装着車 10台)
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2012年のIRC(インターコンチネンタル・ラリー・チャレンジ)もついに最終戦を迎えた。11月2日から4日にかけて、地中海に浮かぶリゾートアイランド、キプロス共和国を舞台にシリーズ第13戦「キプロス・ラリー」が開催され、新井敏弘選手およびヤッコ・ニッカラ選手らヨコハマタイヤのサポートドライバーもトミ・マキネン・レーシングのスバルWRX STI・R4で同ラウンドにチャレンジした。

キプロス・ラリーは今年で39回目を数えるイベントで、ERC(ヨーロッパ・ラリー選手権)の一戦として定着するほか、2000年から2006年および2009年にはWRC(世界ラリー選手権)の一戦としても開催。さらに2007年から2008年にはMERC(中東ラリー選手権)として開催されるほか、2010年にはIRCの一戦として開催されており、中東エリアを代表する名物イベントとして人気が高い。
当初はグラベル(非舗装路)戦として開催されていたが、近年はターマック(舗装路)を加えたミックスサーフェスイベントとして開催されていることも同イベントの特徴と言えるだろう。

ホストタウンはキプロス島の南西部に位置する世界遺産の港町、パフォスで、その北東の山岳エリアにステージを設定。ステージの70%がグラベル、30%がターマックのミックス構成で、いずれも中低速コーナーを中心としたレイアウトだ。
しかも、ターマックはスムースな路面と荒れたアスファルトが混在するほか、グラベルは鋭利な石が散乱するなどラフな区間が多い。加えてラリーウィークは真夏のような日差しに祟られたことから、ドライバーにとってもマシンにとってもハードな一戦となっているのだが、新井選手およびニッカラ選手は序盤から素晴らしいパフォーマンスを披露した。

今大会は2日の夕刻、パフォスの市街地ステージを舞台にした100%ターマックのSS1「Super Special Stage(3.2km)」で幕を開けているのが、硬質グラベルからターマックまでをカバーする「ADVAN A036」を武器にニッカラ選手が総合2番手タイム/プロダクションカップ・トップタイムをマーク。新井選手も総合3番手タイム/プロダクションカップ2番手タイムをマークし、ヨコハマタイヤ勢が1-2体制を形成する。

翌3日、山岳エリアを舞台に本格的なラリーが始まってからも両選手は好調で、ターマック22%、グラベル78%で構成されるSS2「Koilinia1(23.97km)」ではグラベル用ラリータイヤ「ADVAN A053」のハードコンパウンドを装着したニッカラ選手が総合4番手タイムをマーク。さらに「ADVAN A053」のミディアムハードコンパウンドを装着した新井選手も総合5番手タイムをマークするなど、両ドライバーともに順調な出足を見せていたのだが、その直後に予想外のハプニングに見舞われることとなった。

ターマック57%、グラベル43%のSS3「Salamiou1(12.43km)」でニッカラ選手が総合4番手タイムをマークするものの、チームメイトの新井選手がコースアウト。すぐにラリーに復帰するものの、総合25番手タイム/プロダクションカップ14番手タイムに留まり、総合順位でも総合12番手/プロダクションカップ6番手に後退する。
続くSS4「Panayia1(30.41km)」は両選手が得意とする100%のグラベルステージだったが、総合3番手タイムでポジションアップを果たした新井選手に対して、ニッカラ選手はパンクに祟られてペースダウン。総合5番手タイムでなんとかポジションをキープするものの、約15kmをパンクしたタイヤで走行したことにより大幅なタイムロスを強いられることとなった。

リピートステージは路面の石が捌け、路面温度も高くなったことから、新井選手、ニッカラ選手は「ADVAN A053」のハードコンパウンドを選択したが、このタイヤチョイスが功を奏し、両ドライバーともに安定した走りを披露。
グラベルを主体とするSS5「Koilinia2(23.97km)」でニッカラ選手が総合4番手、新井選手が総合5番手のタイムをマークするほか、グラベルとターマックがほぼ同一のSS6「Salamiou2(12.43km)」でもニッカラ選手が総合4番手、新井選手が総合5番手のタイムを叩き出す。プロダクションカップとしては、両者がベストとセカンドベストを独占していく。

しかし、100%グラベルのSS7「Panayia2(30.41km)」で、プロダクションカップをリードするニッカラ選手がパンクを喫し、ステージ上でタイヤを交換。その結果、総合24番手に留まり、総合5番手/プロダクションカップ3番手でレグ1を終えることとなった。
まさに波乱の展開となるものの、新井選手は得意なグラベルステージのSS7「Panayia2(30.41km)」で総合3番手タイムを叩き出し、総合3番手/プロダクションカップ・トップでレグ1をフィニッシュした。

翌4日のレグ2も新井選手はターマック36%、グラベル64%のSS8「Prodromi1(19.43km)」で総合8番手タイムをマークするほか、100%グラベルのSS9「Gialia1(14.82km)」で総合6番手タイムをマーク。「ADVAN A053」のミディアムハードコンパウンドを武器にコンスタントな走りを披露する。

さらに、100%ターマックのSS10「Stavros1(15.91km)」ではスペアタイヤとして搭載していた「ADVAN A036」をフロントに装着することによって、総合5番手タイム。新井選手は午後のリピードステージでもこのタイヤマネジメントで好走を披露しており、ミックスのSS11「Prodromi2(19.43km)」とグラベルのSS12「Gialia2(14.82km)」で総合5番手タイム、ターマックのSS12「Stavros2(15.91km)」で総合3番手タイムをマークした。

この結果、新井選手は総合3位でフィニッシュし、総合リザルトでは自身初となる表彰台を獲得する。同時にプロダクションカップでも今季初優勝を獲得しており、2012年のIRCプロダクションカップでランキング2位に付けた。

一方、チームメイトのニッカラ選手も4日のデイ2で素晴らしい走りを披露。
「ADVAN A053」のハードコンパウンドを武器にミックスのSS8「Prodromi1(19.43km)」とグラベルのSS9「Gialia1(14.82km)」で総合5番手タイムをマークするほか、ターマックのSS10「Stavros1(15.91km)」では新井選手と同様にフロントに「ADVAN A036」を装着し、総合6番手タイムをマークする。

ニッカラ選手はセカンドループも好調で、ミックスのSS11「Prodromi2(19.43km)」で総合4番手タイムを叩き出すほか、グラベルのSS12「Gialia2(14.82km)」でも総合6番手タイムをマーク。さらにターマックのSS13「Stavros2(15.91km)」では総合2番手タイムで最終ステージを締め括った。
この結果、ニッカラ選手は総合4位、プロダクションカップ2位で2012年の最終戦をフィニッシュ。新井選手とともにヨコハマタイヤ勢のワン・ツー・フィニッシュを達成した。
 
Driver's Voice
新井敏弘 選手
 【今回の成績 : プロダクションカップ 優勝 (総合 3位)】
SS3で距離を間違えてコースアウトを演じたんですけれど、それ以外は大きなトラブルもなく走れました。
シーズン序盤はクルマのセッティングに苦労したけれど、今回は随分と良くなっていました。タイヤについては、今回はADVAN A053のミディアムハードとハードをメインに使いましたが、タイヤも大幅に進化していました。昨年からコンストラクションを変えているのでスピードに関しては十分なレベルにありましたが、課題だった耐久性も良くなっていてオーバーヒートや極端な摩耗もほとんどない状態。この傾向は酷暑のラフ・グラベルなど過酷なラリーで効果的なので、ヨコハマタイヤのユーザーが増えて来たのだと思います。
リザルトとしてもシーズンベストだったので、いいイベントになりました。
ヤルコ・ニッカラ 選手
 【今回の成績 : プロダクションカップ 2位 (総合 4位)】
今シーズンは新しい路面について多くの経験を蓄積することができたので良かったです。それにIRCでいくつかリザルトを残すことが出来ましたが、そのようなことは初めてのことなので嬉しかったですね。
私は競い合うことが好きだし、もっと進化できると思うので、このような機会を持ち続けたいと思っています。そんな中で、ヨコハマタイヤやスバル、そして優れた関係にあるトミ・マキネン・レーシングの協力があっての参戦だったので、とても素晴らしい体制で一年を戦うことが出来ました。彼らの継続的なサポートとプロフェッショナルな姿勢に感謝したいと思います。
 
ENGINEER VOICE
今大会は新井選手、ニッカラ選手の2台体制だったので計270本を持ち込みました。メインはグラベル用ラリータイヤの「ADVAN A053」でハードと新開発のミディアムハードの2種類のコンパウンドをラインナップ。そのほか、ターマックステージ用に「ADVAN A036」も用意していました。

新井選手はレグ1のセカンドループで「ADVAN A053」のハードを使っていましたが、基本的にミディアムハードを採用。ニッカラ選手はフィーリング的に好きなのか、終始ハードを使っていましたが、両コンパウンドともにタイムは良かったですからね。それにサンマリノラリーでは耐久性の部分で厳しい場面も見られましたが、今大会は耐摩耗性も耐久性も十分だったと思います。

特に「ADVAN A053」のミディアムハードを確認できたのはエンジニアとしては大きな収穫で、ソフトやミディアムが使えない酷暑のロングステージでは有効なタイヤになるでしょう。
S2000勢も速くなっているのでギャップは詰まらなかったけれど、総合順位でもシングルでフィニッシュできるようになりましたからね。2012年のIRCに参戦することによって、ターマック、グラベルともにタイヤは進化したと思います。
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