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FIA 世界ツーリングカー選手権
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日程・レポート・結果表 2013年のWTCC WTCCを戦うタイヤ
[LINK] 公式ウェブサイト 参戦車両の概要 主な参戦車種
参戦車種の概要
WTCCの激戦を演じているマシンは、FIAのSUPER 2000規定に従った車両である。

ベースとなる車両は連続する12ヶ月に2,500台以上が生産されている、4つ以上の座席を有するものと定められており、2シーターに参加資格は無い。一方でドア枚数の規定は無いので、3ドアハッチバックの参加は可能だ。

エンジンは排気量1,600ccまでのターボチャージャー付。
エンジンを司るECUは認可を受けたもののみ使用が許され、エンジン回転数の上限は全車共通で8,500rpmと定められている。

さらにコスト低減の目的も含んで、シーズンを通じて使用できるエンジンは1基のみと制限。もしもシーズン中に交換を行う場合は、FIAに書面で申請を行って許可を得なければならず、その上でグリッド降格のペナルティを受けることになる。
一方でターボチャージャーについては、シーズンを通じて6基まで使用することが認められている。
なお、アンチロックブレーキやトラクションコントロールなどの電子制御デバイスについては、装着が一切禁じられている。

マシンの作りとしては比較的シンプルなもので、ベース車の特性も色濃く反映されると言える。空力性能を追求して強力なダウンフォースを得られているわけでもないので、コーナーリング性能を高めるためにやや極端とも言えるセッティングが施されるケースも見受けられるほどだ。

ゆえにラップタイムで見てもフォーミュラはもちろん、他のツーリングカーと比べてもずば抜けて速いということはない。だが、しっかりと造り込まれたボディワークがあるからこそ、多少の接触を厭わない超接近戦を演じることも可能。
一般的なレースではあり得ないほど外観が損傷していても、そのままトラック上を走りきってしまうタフさも、WTCCマシンならではの特徴だ。
主な参戦車種
WTCCという世界最高峰の舞台で、個性を発揮するマシンたち。
2013年のシリーズに参戦する、主な5車種についてご紹介していこう。
H o n d a  (C I V I C)
■駆動方式 : FF (前輪駆動)
2012年の秋に鈴鹿で行われた日本ラウンドでデビュー、マニュファクチャラーとしての活動をスタートさせたホンダ。
ヨーロッパ市場で販売されるシビックをベースに仕立てられたWTCCマシンは、過去にアコードでWTCC優勝を飾っているJASモータースポーツとのコラボレーションで参戦。エンジンは日本の本田技術研究所が開発に携わる体制で、ティアゴ・モンテイロ選手が駆るマシンはデビュー戦でシングルポジション(9位)を早々に獲得すると、最終大会のマカオでは第23戦で総合3位表彰台を獲得した。
2013年はベテランのガブリエレ・タルクィーニ選手もドライバーとしてチームに加わり、初優勝、ワン・ツー・フィニッシュ、そしてタイトル獲得へと期待が膨らむ布陣となる。
 
B M W (320TC)
■駆動方式 : FR (後輪駆動)
WTCC発足当初に圧倒的な強さを見せてシリーズを席巻していたBMW。残念ながらメーカーとしては撤退してしまったものの、今も多くのチームがBMWを使っており、特にYOKOHAMAインディペンデント勢の上位争いを演じる主役的な位置づけとも言える。
やはりBMWならではの優れたドライバビリティという素性の良さが、WTCCでも多くのチームに受け入れられている理由だろう。また、参戦車種中で唯一のFRというのも特徴となる。タイヤに対しては優しい特性となりコントローラブル。
かつスタートのトルクを駆動輪に的確に伝えられることから、第2レースのスタンディング方式スタートが得意。しばしばロケットスタートを見せて1コーナーまでの間で順位を大きく上げる選手が現れる。
 
C h e v r o l e t  (C R U Z E)
■駆動方式 : FF (前輪駆動)
2010年から2012年まで、3年連続でドライバーとマニュファクチャラーのダブルタイトルを独占してきたシボレー。2005年のWTCC発足からマニュファクチャラーとして地道に活動を続けてきたシボレーは、まさに黄金期の3シーズンを過ごしてきた。
しかし、残念ながら3回目のタイトル獲得を花道としてシボレーはメーカーとしての活動を中止。ただ、世界市場で戦略的な位置づけとされるクルーズの販売やPRにWTCCの活動が役立ったことは間違いないだろう。
ラセッティからバトンを受け継いで2009年から走っているクルーズは、先代のラセッティよりボディが大型化しているが、足回りの設計が良いことからコーナーリング性能に優れる。2013年はYOKOHAMAトロフィーでの活躍に期待だ。
 
S E A T (L E O N)
■駆動方式 : FF (前輪駆動)
フォルクスワーゲン・グループの一員であり、スペインを代表する自動車メーカーがセアト。WTCCには発足初年度から参戦を続けており、今ではメーカーとしての活動は縮小しているものの、ディーゼルエンジン車でチャンピオンを獲得するなど積極的な展開を見せてきた。
セアトはヨーロッパを中心に幅広いモータースポーツ活動を行っており、トップドライバーの中にはセアトのワンメイクレースで経験を積んでステップアップを果たしたという選手も多い。
レオンはフォルクスワーゲン・ゴルフやアウディA3とも共通のプラットフォームを用いており、よりスポーツ色が強いキャラクター。市販車については既に後継モデルが発表されており、WTCCマシンも新型に切り換えられるのかが注目を集めている。
 
L A D A  (G R A N T A)
■駆動方式 : FF (前輪駆動)
ラーダはロシアを代表する自動車メーカー、アフトバス社の輸出ブランド名称である。同社は旧ソビエト時代から重工業メーカーとしての歴史を重ねており、日本でも一時期は4輪駆動SUV車が少数ながら輸入された。現在はルノー・日産グループとの関係も深く、技術面や品質の向上も目ざましい。
WTCCには2008年と2009年に参戦、当初はラーダ110、後にプリオラという、ともにミドルサイズの4ドアセダン車をベースに仕立てたマシンを用いた。この2シーズンでの最上位は6位である。
2010年から2シーズンは参戦を休止したが、2012年に再び2大会にスポット参戦。マシンは最新のグランタとなり、第14戦での11位が最上位。2013年はロシアの大手石油会社LukOilのサポートを受けて参戦する。
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