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HOME / MOTORSPORTS / DRIFT 2009 / Round 1 News Index
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開催日程 2009年3月29日(日)
開催会場 エビスサーキット・南コース (福島県)
天 候 晴れ (決勝)
路 面 ドライ (決勝)
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D1グランプリの2009年シーズンも、いよいよ開幕のときを迎えた。
まずは、昨シーズンからの動きをお伝えしよう。まず、昨年チャンピオンの斎藤太吾選手をはじめ、何人かの有力選手がYOKOHAMAのサポート選手の仲間入りをした。
また、上野高広がソアラからBMWへ、熊久保信重はエボ\からエボXへ、山下広一がRX-8からマークUへとマシンチェンジした。
そして、YOKOHAMA勢にとっては、タイヤがADVAN NEOVA AD07からAD08に進化したことが大きい。評判は上々で、戦闘力の向上に非常に大きく貢献すること間違いなしだ。

迎えた開幕戦は、昨年と同じく、ドリフトの聖地と呼ばれるエビスが舞台。
YOKOHAMAユーザーのシード選手は、斎藤、熊久保、上野、田中。予選通過選手は、水畑力、マークIIからの乗り換え緒戦で幸先のいい山下、ひさびさの予選通過をはたした高山健司、アリストでサプライズ参戦となった織戸学、ベテランの内海彰乃、岡村和義や、熊久保のエボ\を受け継いだ末永直登という顔ぶれ。JZZ30ソアラを駆る地主亮治もひさびさの予選通過をはたし、Z32フェアレディZを駆る小山哲も、リザーブとして予選を通過。

AD08という強力な"武器"を手に入れた結果、決勝1回戦に進出した全31名中の半分近くがYOKOHAMAユーザーとなる快進撃。
しかし、上野は残念ながらニューマシンのエンジンに火が入らず出走を断念。田中は練習走行中にミッションがロックして出走不能となってしまった。

決勝1回戦の単走は、今季から2回のみの走行にレギュレーションが変更された。上位選手は概ね順当にコマを進めたものの、期待の織戸は、1回目にスピンし、2回も角度が浅く、低い得点にとどまり、残念ながら敗退に終わった。
地主はトラブルで走れず。山下は最終コーナーの飛び出しが遅く、迫力に欠けた岡村らも惜しくもここで敗退となった。

決勝2回戦のベスト16に勝ち進んだYOKOHAMA勢は、水畑、斎藤、熊久保、高山、末永、内海の6名だ。
高山はFC3SからFD3Sに乗り換えて初の追走進出をはたした高山は、昨年2位の今村陽一との対戦となったが、追う1本目に、勢いあまって接触しスピン。惜しくもここで敗退となった。
末永は古口美範と対戦。「エボ\のセッティングは自分よりも(末永)直登に合っているようで、いい走りができている」と、前ドライバーである熊久保にいわしめた末永だが、勝負には惜しくも敗れた。
追う1本目は熊久保ばりのクイコミを見せたものの、2本目は逆に古口が強烈に食い込んだ。再戦かと思われたが、2本ともストレートの角度に勝った古口に軍配が上がった。

内海の対戦相手は手塚強。1本目に選考する内海がストレートと2コーナーで若干ドリフトがもどったことが響いて、惜しくも敗れた。

ベスト16の7本目は、熊久保と水畑というYOKOHAMA同士の対戦となったが、ニューマシンで持ち前の強烈なクイコミを披露した熊久保の貫録勝ちとなった。

その熊久保は、ベスト8で手塚と対戦。
1本目に追う手塚が熊久保のお株を奪う激しいクイコミを見せ、手塚にアドバンテージ。前後を入れ替えた2本目では、ビタビタについていこうとした熊久保が若干ミスをしてドリフトがもどったとされ、熊久保は惜しくもここで敗退となった。

「ときどきエンジンが5気筒になって吹けなくなる」といっていた斎藤だが、走りはそのハンデを感じさせないほど安定していた。
ベスト16では、対戦相手の時田がストレートでウォールに軽くヒットして自滅したため労せずして勝ち上がり。

ベスト8では黒井敦史と対戦し、巧みなマシンコントロールでビタビタに寄せ、善戦した黒井を下した。

そしてベスト4では、今村陽一と対戦。昨年の1位と2位の対戦だ。ちなみに、過去の対戦では今村の勝利数が圧倒的に上回る。
1本目、両者ほぼ互角の走りを見せたが、微妙に斎藤にアドバンテージとの審査となった。
しかし2本目、追う斎藤が今村をコース外に押し出してしまう格好となり万事休す。これにより今村が決勝進出となった。

なお、決勝戦では今村と野村謙が対戦したが、今村のエンジントラブルにより、あっけなく野村が優勝を手中に収めた。

優勝&準優勝こそ逃したものの、ADVAN NEOVA AD08の戦闘力の高さをうかがい知るのに十分なパフォーマンスを観客や関係者の誰もが目の当たりにした2009年の開幕戦となった。


(文中敬称略)
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