Your browser does not currently have the Flash Player version 8 that is required to view this site.
Please click here to download the latest Flash Player version.
HOME / MOTORSPORTS / DRIFT 2009 / Round 6 News Index
ひとつ前に戻る
開催日程 2009年8月30日(日)
開催会場 エビスサーキット (福島県)
天 候 雨 のち 曇り
路 面 ウェット 〜 ドライ
>> Report (レポート)  >> Result (競技結果)
[Photo]
ラージサイズ画像表示
[Photo]
ラージサイズ画像表示
[Photo]
ラージサイズ画像表示
ラージサイズ画像表示
ラージサイズ画像表示
ラージサイズ画像表示
ラージサイズ画像表示
第6戦は、第5戦の翌日の8月30日(日)に開催された。
こちらの予選はやや変則的で、第5戦の予選不通過選手は通常どおり第6戦の予選を行なうのだが、第5戦の予選通過者は第5戦の1回戦単走の得点が第6戦の予選の得点も兼ねるという仕組み。
また、第5戦の単走1回戦に勝ち残ったものの、第6戦の予選通過のボーダーラインを下まわる得点しか得られなかった選手にも出走のチャンスが与えられ、これによりYOKOHAMA勢では山下広一、松川和也、松井有紀夫らが第6戦の予選を通過した。

夕方から雨という予報に反して、早めに降り出した雨に濡らされた路面により、足元をすくわれる選手が続出した第6戦の1回戦単走。
YOKOHAMA勢では、松井、高山健司、斎藤太吾、熊久保信重、岡村和義の5名がベスト16に進出した。

新車優遇制度により出走した上野高広は、またしても上手くまとめられず。

同じく大きなミスはなかったが、迫力に欠けた山下、田中一弘、クラッシュやスピンを喫した松川、水畑力、織戸学らが1回戦で敗退となった。
デュアルファイナルのため、前日はどうしても守りに入る選手が多かったが、この日は遠慮せず攻めたように見えた。

2回戦の追走トーナメント、ベスト16の3戦目は、高山 vs 岡村のYOKOHAMA対決となった。
しかし、好勝負が期待されたが、1本目の途中で岡村のマシンのパワステのベルトが飛び、だいぶ距離が離れてしまった。しかし、ドリフトがもどらなかったのは立派と審査員より賛辞が。
岡村はマシンに応急処置を施し、前後を入れ替えた2本目、先行する岡村はハーフスピンを喫し、すかさず高山が前へ。高山がベスト8進出を決めた。

続く4戦目は、松井と、前日にひさびさの優勝をはたした末永正雄の対戦。
1本目は松井、2本目は末永がそれぞれアドバンテージを獲り、サドンデスへ突入。
しかし、1本目は審査席前でラインが小さくなり、2本目は2コーナーまではよかったが、3〜4コーナーにかけてアンダーステア気味だった松井は、惜しくもここで敗退となった。
審査員からは、「松井はこういう難しい状況が得意。末永と互角にわたりあい、ここまで苦戦させた松井も上手い」という褒め言葉も聞かれた。

6戦目、野沢と熊久保の対戦は、熊久保が貫録勝ち。

続く7戦目、斎藤と野村の対戦では、両者、激しいクイコミ合戦でサドンデスへ。
しかしその1本目、最終コーナーで斎藤がラインカットした上、野村が強烈なクイコミを見せたため、残念ながら斎藤は連日ベスト16で姿を消し、タイトル争いからは脱落してしまった。

ベスト8、高山と末永の対戦では、ミスは少ないが、やや精神面での強さに課題を残す高山が、珍しくウォーミングアップ走行でスポンジバリアへ。これで高山は0.5点マイナスとハンデを負う。
その高山は、大きなミスこそなかったものの、2本とも末永にアドバンテージを許し、健闘もここまでとなった。

高山は、「去年までウェットぜんぜんダメで、リタイアする理由を探したいぐらいだったんですが(笑)、今年はクルマがよくて、気にしないで走れるようになりました。今回もいい走りができたと思っています。
追走の常連になって経験をつめば、もうちょっといけるかもしれませんね。
最近、練習車を手に入れて、追走もバッチリ練習しているので、今回よかったのもそのおかげだと思います」と、満足そうであった。

続く佐久間vs熊久保の対戦は、両者激しいクイコミを披露しサドンデスに突入。
そこでもその様相は変わらず、佐久間も健闘したが熊久保が上回り、岡山の第4戦に続いてベスト4進出を決めた!

ベスト4では、熊久保は手塚と対戦。
ここで手塚は熊久保のお株を奪うクイコミを披露。前後を入れ替えると熊久保が応酬し、観客の目を釘付けにするパフォーマンスを連続して見せたため、なんどサドンデスが6本にもおよんだ。
しかし、両者一歩も引かないD1の歴史に残る名勝負は、5本目に先行する熊久保のドリフトが、最終コーナーでややもどってしまい、わずかなミスで手塚に軍配が上がった。

熊久保は、「手塚が安定しているからこそ、あんな追走ができる。他の選手だとあそこまで信用して行けない。
最後、最終コーナーでちょっともどったのは、根気負けしたんですね。仕掛けたら仕掛けすぎたという感じ。手塚のほうがウワテだった。今の手塚は本当にミスしないですね」と、名勝負を演じた相手を称えるコメントを残した。

次戦はいよいよ最終戦の富士を迎える。
残念ながらYOKOHAMA勢にタイトルの望みはないが、シーズンの締めくくりとしてファンを熱狂させる素晴らしい走りを見せてくれることに期待しよう。
ひとつ前に戻る