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HOME / MOTORSPORTS / DRIFT 2009 / Round 7 News Index
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開催日程 2009年10月10日(土)
開催会場 富士スピードウェイ (静岡県)
天 候 雨 のち 晴れ
路 面 ウェット 〜 ドライ
>> Report (レポート)  >> Result (競技結果)
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第6戦のエビスから40日、舞台を最終決戦の恒例の場である富士スピードウェイに移してのデュアルファイナルズの初日、第7戦。
コースは例年どおり、Bコーナー側からスタートし、300R〜ヘアピン〜100Rにかけてを逆走するレイアウトだ。

あいにく朝から雨まじりの天候となり、単走1回戦はほぼウエットの戦いとなった。
この時点で、ランキング5位の斎藤太吾、6位の熊久保信重というシード選手以外のYOKOHAMAユーザーで、予選を通過した選手は、得点順に高山健司、水畑力、松井有紀夫、岡村和義、山下広一、織戸学、田中一弘、内海彰乃、平野浩量、三木竜二ら。
残念ながらYOKOHAMA勢にタイトル獲得の可能性のある選手はいないのだが、少しでも上位でシーズンを終えてくれるよう、健闘に期待したい。

1回戦単走では、斎藤、松井、田中、織戸、岡村、水畑がベスト16に勝ち残った。
ところが、追走の常連になりつつあった高山が2本ともスピンして万事休す。また、シード選手の熊久保も、1本目は迫力に欠け、2本目はスピンを喫したため、まさかの敗退となった。
その他、三木、平野、内海、山下らも惜しくもここで敗れた。

雨があがり、路面は完全なドライとなって迎えた2回戦の追走トーナメント。
YOKOHAMA勢は、斎藤が高橋邦明、織戸は末永正雄、松井はその時点でランキング4位の野村謙、岡村は同3位の今村陽一、田中は佐久間達也、水畑はランキングトップの手塚強との対戦となった。

ところが、ここでベスト8に勝ち上がったのは織戸のみとなった。
パワーで有利なアリストを駆る織戸は、コーナリングに勝るRX-7を駆る末永を相手に、両者ミスのないまま簡単には勝負がつかず、サドンデスの末に走り勝った。

出走直前のインタビューに、「ごちそうさまです!」と答えるほど強気だった斎藤は、明らかに自分のペースが速いながらも、それが裏目にでて追走でつまり、僅差で敗退となった。
松井、水畑はミスにより自滅。岡村はエンジントラブルで棄権。
今回、ウェットでの強さを見せていた田中だったが、後追い時に角度が浅かったことが響いて敗れた。

織戸のみが勝ち上がったベスト8では、斎藤を下した高橋と対戦。
1本目、追う織戸は鬼気迫る走りでビタビタに寄せたが、審査席前で姿勢を崩しスピン。ところが、その直後に高橋もスピン。
織戸が接触したため高橋がスピンしたのかと思われたが、映像による審査で、接触はなく両者とも単独スピンと判断、五分と判定された。
幸運に恵まれた織戸は、2本目の先行時に素晴らしい走りを披露し、審査員全員がコンマ5点ずつ織戸を高く評価したため、織戸のベスト4進出が決まった!

ベスト4での対戦相手は川畑真人。しばらく優勝から遠ざかっているものの、2007年チャンピオンである川畑の実力は侮れない。
1本目、両者ミスがなく、角度、スピードとも非常にハイレベルと評されながらも、後追いの川畑の激しいクイコミが評価され、川畑にアドバンテージ。
2本目、追う織戸は、観客からどよめきが起きるほどビタビタに寄せたが、審査席前で痛恨のスピン。流されてコースからはみ出してしまったようだ。

「今日はうれしいのと悔しいのと両方の気持ちです。パワーがあるので富士では有利だろうと思ったけど、ただアリスト自体の重さのハンデがあるので、エビスみたいなことはないにしても、それがどう出るかが問題。
今回は事前に茂原でテストをやったんだけど、そのとき土砂降りだったおかげで、ウェットのセッティングもできていたし。今日は追走でも乗れていたし、後追いではみんな詰まりすぎちゃってどうしようという感じだった。
川畑のときも、距離を保とうとしたら、彼は軽いからいいけど、こっちは止めきれないんだよね。
でもまあ、ベスト4まで行けたんだから、いい結果だと思いますよ」と織戸は語った。

なお、この日は川畑が優勝し、タイトル争いの決着はつかず、翌日に持ち越された。


(文中敬称略)
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