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HOME / MOTORSPORTS / DRIFT 2010 / Round 2 News Index
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開催日程 2010年4月25日(日)
開催会場 オートポリス (大分県)
天 候 晴れ (決勝)
路 面 ドライ (決勝)
>> Report (レポート)  >> Result (競技結果)
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東京のお台場で開幕した2010年のD1グランプリ。第2戦は日本列島を大きく西へ移動、大分県のオートポリスを舞台にして開催された。

ここオートポリスと言えば、お台場とは正反対に進入で200km/hを超えることが当たり前の超高速型ドリフトが繰り広げられることで知られている。
決勝当日は朝から気持ちよい青空が広がり、九州各地からこの日を待ちわびていた大勢のドリフトファンがサーキットに詰めかけた。

午前8時15分から練習走行が始まるスケジュール、しかしその前に行われた撮影のための走行で、織戸学選手の駆るスープラが1コーナー進入でまさかのクラッシュ。
お台場でベスト16進出を果たし、ここオートポリスでも前日の予選から好調な走りを見せていた織戸選手だったが、マシンの損傷が激しく惜しくもリタイアとなってしまった。

標高が高いオートポリスゆえに朝は気温が3度と低かったものの、時間とともに暖かさが観客を包んでいく。そんな中でYOKOHAMA勢は99.86点とトップタイの高得点をマークした水畑力(シルビア)を筆頭に、斎藤太吾(チェイサー)、高山健司(RX-7)、中村直樹(シルビア)、熊久保信重(ランサー)の5人が単走1回戦からベスト16トーナメントへと駒を進めていった。

ベスト16の2組目として登場したのは開幕戦でYOKOHAMA勢最上位となる5位を獲得している高山。対戦相手は地元・九州の野村謙(スカイライン)というカードだ。
1本目で先行の高山だったが、後追いの野村が同時振り出しから審査コーナー先で並走に持ち込み、3:7でアドバンテージを奪われてしまう。
高山の逆転に期待がかかった2本目だったが残念ながら差をひっくり返すには至らず、高山の2回戦進出は叶わなかった。

4組目は斎藤と猪瀬徹(シルビア)。800psのモンスターマシンを駆る斎藤だが、ここはパワーを活かした迫力と速さのある走りで猪瀬を圧倒、2回戦進出を勝ち取った。

6組目は熊久保と古口(180SX)の対戦。熊久保はここオートポリスにやって来る直前に二人目の女の子が誕生というおめでたいニュースが会場に伝えられた。
1本目、後追いの熊久保は古口にあと一歩迫れずイーブンの判定。2本目で先行に転じた熊久保だったが古口のクイコミを許してしまい、残念ながら1回戦で敗退となってしまった。

7組目で登場したのは中村。対戦相手はRX-7を駆る末永正雄だ。後追いの中村は末永にしっかり食らいついていき、0.5のアドバンテージを奪うことに成功。
前後を入れ替え中村が先行に転じた2本目、中村の逃げきりに期待が高まったが中村が審査席前でラインを乱してコースに留まったものの大きなミスと判定されてしまう。
この結果、惜しくも末永の逆転を許す結果となってしまい、中村は無念の敗退となった。

トーナメント1回戦の最終組は水畑と高橋邦明(チェイサー)の対戦。
1本目、両者にミスがあってイーブンの判定。2本目に入り後追いとなった水畑だったが、高橋に一歩迫りきれずに2回戦への進出は叶わなかった。

この結果、ベスト8進出を果たしたYOKOHAMA勢は斎藤のみとなってしまったが、ここから斎藤の快進撃が加速する。

ベスト8の対戦相手は時田雅義(クラウン)。ビッグセダン同士の対戦となったが、1本目はほぼイーブン。斎藤がリアタイヤを交換して臨んだ2本目、後追いの時田が審査コーナー前でコースオフ、これで勝負は決して斎藤がベスト4へと進出。

そのベスト4では地元九州勢から野村が対戦相手となったが、後追いの斎藤が若干のアドバンテージ。先行に転じた2本目では野村を全く寄せつけない走りを見せ、特にフィニッシュラインにかけての減速・加速が評価を受けてサドンデスに持ち込みことなく決勝への進出を決めた。

迎えた決勝、対戦相手はRX-7の末永。全くキャラクターが異なるビッグセダンとスポーツカーの対戦となったが、審査員も勝負の行方を読むのは難しい決勝らしい対戦カードとなった。
1本目は先行が斎藤。スピードと角度が両立した迫力ある斎藤の走りが評価を受けて1.5のアドバンテージを斎藤が奪う。
前後を入れ替えた2本目、斎藤はきれいにまとめたものの角度で末永が勝ったという判定のために1本目と正反対の審査結果となって、決着はサドンデスに持ち越される。

サドンデス1本目、スタート前にタイヤの空気圧を調整した末永。最初の振り出し角度とライン取りで末永にアドバンテージが与えられ、後追いに転じる2本目で斎藤の逆転が期待される流れに。
2本目、再び空気圧調整を行った末永、斎藤は同時振り出しで末永に食らいつき奪われたアドバンテージを取り返す走りで再びサドンデスに持ち込んだ。

サドンデスは3本目に突入したが、ここで斎藤はリアタイヤを交換。しかしニュータイヤを使い切っていたため、ユーズドの中から状態の良いものをチョイスしての交換だった。
厳しい状況となった斎藤だったが、まずは先行でイーブン。後追いとなる4本目、斎藤も好走を見せたが角度と速さで先行の末永に一歩及ばず。

惜しくも斎藤太吾は準優勝という結果に終わったが、斎藤らしい走りでの戦いぶりは九州のD1ファンから大きな喝采を集めた。
これでシード権を取り戻した斎藤、次戦以降のますますの活躍が期待されるところとなった。


(文中敬称略)
Driver's Voice
斎藤太吾 選手
悔しいです!(苦笑)
正直、前回のお台場は予選落ちだったので終わった後は誰ともしゃべりたくないような状態でした。でも、今回の準優勝でシードに戻ることが出来たので、ホッとしています。シードに戻れたことで、次からはチョット楽になりますね。
今日は、やることはやったつもりなので満足です。
次は富士ですが、多分勝っちゃうと思いますよ(笑)。
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