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HOME / MOTORSPORTS / ADVAN FAN / Vol.81 News Index
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F3 Driver
嵯峨 宏紀 選手 =Kouki SAGA=
 【PROFILE】
 
1983年・愛知県出身。
1999年にカートレースにへの参戦を開始、SL愛知シリーズで年間3勝を獲得。
翌2000年には地方戦に参戦、さらに'01年には全日本カート選手権のFAクラスへとステップアップ。'02年から四輪レースに移行、フォーミュラ・トヨタとアルテッツァシリーズに参戦して、フォーミュラとツーリングカーの両方を2シーズンに渡って経験する。
'04年にはGC21で年間4勝を挙げてシリーズチャンピオンを獲得、フォーミュラ・トヨタでも1勝を飾る。'05年から全日本F3選手権に参戦、'06年には合わせてSUPER GTのGT300クラスにもデビューした。F3参戦5シーズン目となる2009年はシリーズランキング6位を記録した。

 【クオリファイ(予選)レース終了後コメント】
 
クオリファイレースは、予定ではもうちょっとみんなが暴れてくれて、結果的に自分はもっとジャンプアップ出来るはずだったのですが(笑)。
思ったよりクラッシュも少なかったですし、10周のレースで2回もセーフティカーが入って厳しいレースになってしまいました。
 
今日のマカオは例年よりも寒かったので、タイヤについては最初の1〜2周は多少の我慢も必要でしたが、一度熱が入ってしまえばあとは全く問題ありませんでした。
もちろんコンディションに対応するため、フォーメーションラップでは昨年よりもウェービングを念入りにして、しっかり熱を入れるようにしています。
 
マカオのコースは、ワンディングの山側区間はドライバーが頑張らなくてはならない面が大きいのですが、そこはしっかり走るようにしています。対して海側区間ではスリップストリームを効果的に使いたいので、高速コーナーを速く脱出出来るようにしています。
 
決勝レースに向けては、まずはクラッシュが多いリスボアコーナーで混雑やアクシデントに引っかからずに曲がることが大前提。そこから先は、前の方に速い選手がいっぱいいるので、今はしっかりとついていくことしか考えていませんね。
【今回の成績  予選レース : 18位 / 決勝レース : 14位】



ケイ・コッツォリーノ 選手 =Kei COZZOLINO=
 【PROFILE】
 
1987年・イタリア生まれ。
9歳でカートをはじめてキャリアを重ね、2003年に16歳で全イタリアオープンカート選手権に参戦。
その後、2005年にイギリス・シルバーストーンのレーシングスクールに参加、フォーミュラ・メディシンでF1ドライバーズトレーニングを受講。
日本を本拠としてモータースポーツを始め、2007年にフォーミュラ・トヨタでシリーズチャンピオンを獲得。2008年から全日本F3選手権にステップアップを果たして2009年はシリーズランキングで4番手の戦績を残した。
マカオグランプリには昨年に続いて2回目の参戦。昨年は予選レースで10位、決勝レースでは19位というリザルトを残している。

 【クオリファイ(予選)レース終了後コメント】
 
予選レースは少々荒いレースになったような気がします。あのポジションではまわりも混雑しているので、クリアラップがなかなか獲れませんでした。
全体的にまわりのリズムに翻弄されてしまった感じで、自分本来のレースを出来ずに終わってしまいました。
 
ADVANを使うのは昨年のマカオ以来。今年はちょっと気温が低くて、普通のサーキットコース並に一発のタイムが出るような感じです。この一発をしっかり出せるかに勝負がかかっているとも言えますね。
 
決勝レースは後ろの方からのスタートなので、始まったらガンガン行きますよ(笑)。スタート時のタイヤの内圧をちょっと高めにセッティングしようかと思います。そして後半では粘りのレースをしたいですね。

コース的には練習の時は山側区間でダウンフォースを効かせることも大切ですが、レースになると海側を重視します。海側のコーナーを脱出するときにトラクションが足りないと、ストレートスピードに影響して抜かれてしまいます。
多少、山側区間が遅かったとしても、海側で速ければ十分にレースになると思います。
【今回の成績  予選レース : 16位 / 決勝レース : リタイア】
Road Sport Challenge
マカオグランプリではWTCCとF3を筆頭に、4輪のみならず2輪も含めて数多くのレースが開催されます。
その中で注目したいのが「Road Sport Challenge」。
参加するのは日本のレースシーンでもお馴染みのランサー・エボリューションやインプレッサ、NSXにスープラ、RX-8、MR-S、そしてイギリスのロータスとバラエティ豊かな顔ぶれ。

これらの車種で仕立てられたレーシングマシンがチャレンジングでスリリングなマカオの市街地コースでバトルを繰り広げる様は、まるでテレビゲームの世界のよう。
しかし、もちろんバーチャルではなくリアルワールドでのレース、ファインチューニングカーとも言えるマシンたちが魅せる迫力の走りは見応えのあるものです。
 
2009年のマカオでは、初登場となったR35型・日産GT-Rが一際注目を集めました。SUPER GTでは既にお馴染みですが、こうした改造範囲が比較的限られたレースでの実績は世界的にもまだ少ないだけに、その戦いぶりは気になるところ。
GT-Rを持ち込んだのは香港に拠点を置いてアジア各地でレース活動を展開しているKC Racing、ステアリングを握るのはチームガレージのディレクターでもあるフィリップ・ヤオ選手。

マシンはまだ開発途中で軽量化なども十分では無いというものの、KC Racingオリジナルのパーツを多数装着。予選では31台のなかで唯一2分40秒を切る2分39秒451のベストタイムを叩き出し、堂々のポールポジションを獲得しました。
タイヤはSUPER GTで幾多の栄冠を手中におさめてきたGT300用のADVANレーシングスリックを装着。ノーマルは20インチを装着するGT-Rですが、18インチの280/710R18を前後に装着して高いパフォーマンスを見せつけました。
 
KC Racing Nissan GT-R Specification
【エンジン】
エンジン : VR38DETT型 水冷V型6気筒DOHC 総排気量 : 3,799cc
最高出力(実測値) : 630Bhp 最大トルク(実測値) : 86.5kg-m
最大過給圧 : 1.4bar
【装着パーツ】
KC Racing製 チタンエギゾーストシステム KC Racing製 レーシングオイルクーラー×2基
KC Racing製 260cc オイルポンプ KC Racing製 オイルパン、ラージヒートシンク
各種エアロパーツ PPG 6速ギアセット
SSP 900Bhp クラッチパック SARD 265cc フューエルポンプ×2基
KC Racing製 ラージ・フューエル・ライン KC Racing製 ハイフロー・フューエルレギュレータ
HKS フューエルバルブ Defi 電子制御燃料コントロール
HDi インタークーラー HKS ハイフロー・エアフィルター
Forge モータースポーツ・ブローオフバルブ Haltech R35プレミアムECU
Maximum Racing モータースポーツ・Aアーム Maximum Racing モータースポーツ・コントロールアーム
オーリンズ モータースポーツ・ダンパー ATS LSD
ADVAN レーシングスリックタイヤ (280/710R18)
GT-R Driver
フィリップ・ヤオ 選手 =Philip YAU=
 【PROFILE】
 
香港在住のフィリップ・ヤオ選手は、これまでにもマカオグランプリで開催されてきたギア・レースをはじめ、タイやマレーシアなどアジアを中心に多くのレースに参戦を重ねてきた。
駆るマシンもインテグラタイプR、S2000、ランサーエボリューションと幅広く、駆動方式やベース車のキャラクターを選ばないオールマイティなドライバーである。
2003年のマカオグランプリ、ギア・レースではディビジョン1の2位表彰台を獲得している。
また、1999年には中国の珠海サーキットを拠点としたKC Racingを発足させ、2003年になるとチューニングを手がけるKC Racing Projectを創設。日本のチューニングパーツを取り扱うとともにレーシングカーも製作も手がけており、その中にはフルカーボンボディのランサー・エボリューションVIIIなどの存在もある。

 【予選終了後コメント】
 
予選では全車の中で唯一2分40秒を切る良いタイムを出せて、ポールポジションを獲得しましたが、装着していたADVANのフィーリングもとても良いものでした。
このGT-Rはパワーがあるので、タイヤも寒い中ですが1周ですぐに温まってくれますね。
 
実は予選で電気系のトラブルが起きてしまい、最初にコースインした後に一旦ピットへ戻り、再びコースインをするという流れになってしまいました。
限られた予選時間の中で厳しい状況だったのですが、アタック1周目からADVANのタイヤがグリップを発揮してくれたことが好タイムを出せた大きな要因でしたね。ウォームアップに時間をかける必要が無かったので助かりました。

決勝に向けてはサスペンションを現状よりも少しソフトに振ってみようと思っています。
マカオにおけるGT-Rですが、このコースの高速セクションの海側区間はとても速く走れます。しかしテクニカルな山側区間では、まだ攻めきれていません。
この車をマカオで走らせるのは今回が初めてなので、セットアップのデータもほとんど無いという状況です。
車そのものもオリジナルに近い状態で、軽量化もまだ進んでいないために1.7トンもありますからね(笑)!
【今回の成績  予選 : 1位 / 決勝レース : リタイア】
 
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