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HOME / Special Issues / Issue 2 News Index
 



 
 
 
INTRODUCTION
ボーイング社が認めたタイヤ 航空機用ラジアルタイヤ、ADVAN AC誕生。
  ボーイング社が誇る大型ハイテク旅客機B777に装着される、
航空機用ラジアルタイヤ「ADVAN AC Y-255」。
1本で大型トレーラー総重量なみの荷重を支え、F1なみの速度と、
150度からマイナス40度という激しい温度差にも耐えうる。
その性能は、まさに「ADVAN」の名にふさわしい。乗用車と航空機という
カテゴリーの枠を越え、ただ純粋に高性能、高品質を示すブランドであること。
それが「ADVAN」の価値であり、使命である。
大空へ、大地へ。ADVANの挑戦は、続いている。
 
BOEING777
世界を結ぶ翼。ボーイング777。
  B777は、ジャンボの愛称で親しまれてきたB747の後継機となる大型ハイテク旅客機。
経済性や静音性といった性能はもちろん、客室のホスピタリティも
より洗練されたボーイング社の現フラッグシップ機である。初飛行は1994年。
そして全日空の航路に登場したのは1995年から。
現在も全日空をはじめ世界各国で採用計画が進められている。
「ADVAN AC」は、航空機開発のエポック・メイキングとなった
このB777に装着される高性能ラジアルタイヤだ。
 
NEW IDEAS
ボーイング社が行った初の試み。
  1989年、ボーイング社は新型旅客機の開発にあたり、初の試みとなるアイデアを持ち込んだ。世界各国の航空会社をパートナーとする「ワーキングトゥギャザー(共同開発)」という方式だ。ボーイング社はこの方式で各社からさまざまな提案を募り、B777の設計に反映させた。ちなみに「ラジアルタイヤを標準装備にする」という点は、全日空の提案から採用されたもののひとつ。また、世界をオンラインで結ぶ設計システムが導入されたのも、民間機開発においてはこのB777が初めてだった。  
RADIAL TIRE
軽くて丈夫な航空機用タイヤ。
  航空機開発ですべてのパーツづくりに共通して要求されるのが、徹底した軽量化だ。
そのため近年は航空機用タイヤも、バイアスからラジアルへと移行しつつある。
ラジアルタイヤの特長は、軽くて丈夫なこと。たとえば「ADVAN AC」は重さ約100kgだが、
同サイズをバイアスタイヤでつくると約125kgになる。
またB777の場合、離陸時にタイヤ1本にかかる荷重は、なんと約25t。
同じ位の大きさのトラック用タイヤでは、荷重が約5.5t。
「ADVAN AC」がいかに高性能を要求されているかがわかる。
 
SIZE & WEIGHT
航空機用タイヤは意外と小さい?
  B777用メインタイヤは直径が約1.2メートルで、重さが約100kg。
これが2脚のメインギア(翼の下)に12本装着される訳だが、
1本の大きさは思ったより小さい、という印象を持つ方もいるのではないだろうか。
確かにトラック用などでもこの大きさなら普通に見られる。
しかし、これは航空機用タイヤとして極端に小さいという訳ではない。
航空機用タイヤは小径化することも必要条件のひとつ。
小さいタイヤは機体の軽量化とともに、格納スペースの節約にも貢献できるからだ。
 
TOUGHNESS
空飛ぶタイヤの残酷物語。
  B777用タイヤは非常に苛酷な環境で使われる。たとえば離陸時は、
機体が浮くまで全重量をささえながら時速370キロ超のスピードに耐える能力が要求される。
激しい温度差も、タイヤにとっては試練だ。高度1万メートルの上空や
寒冷地で想定される温度は約マイナス40度。逆に滑走路上ではホイールから150度の熱が伝わってくる。
「ADVAN AC」に求められるのは、1本で大型トレーラー総重量なみの重さを支える耐荷重性、
F1なみの耐高速性、急激な温度差にも左右されない安定した性能だった。
 
SAFETY
どこまでリスクを減らせるか。
  旅客機用タイヤの安全基準は当然ながら極めて厳しい。
あらゆる状況が想定された仕様になっている。
たとえば滑走中に1本がバーストしても、同軸のタイヤは
2倍の負荷に耐えられる。万一の時の発火を防ぐため、
タイヤに空気ではなく窒素を充填する。
ホイールには、熱でタイヤが高圧になった場合に
異常な圧力を逃がす機構が付けられている。
もちろんタイヤの開発でも、さまざまな状況を
想定してテストを繰り返す。B777に装着されるため、
「ADVAN AC」は実に多くのテストをクリアしてきた。
 
QUALITY
テスト、テスト、またテスト。
  航空機用タイヤをつくる場合、まずヨコハマ社内で十分な開発テストが行われる。
その後は国土交通省の立会い試験(水圧破壊・ドラム試験等)、米国連邦航空局の書類審査、
機体メーカー(ボーイング社)の試験、最後にエアラインの承認を得て、
はじめて量産化が可能となる。量産タイヤも、ヨコハマ社内および国土交通省航空機検査官が
1本ずつ厳しくチェックする。1本1本に原材料から工程中の部材精度、
工程記録、製品検査まで、厳密な管理とトレーサビリティが要求されるのだ。
 
FUTURE
航空機用タイヤはどこへ行く。
  航空機用タイヤは一般に、250回程度の離着陸でリトレッドされる。
これはトレッドと呼ばれる表層部のゴムを取り除き、
そこに新しいゴムを張り付けること。このリトレッドを5回から6回繰り返し、
1,500回以上の離着陸を重ねた後、使命を終えた航空機用タイヤは
防舷材などに2次利用される。港に行けばタグボートなどの両舷に、
引退した航空機用タイヤが装着されているのを見ることができるだろう。
航空機用タイヤは、実は非常にすぐれたリサイクル性も備えているのである。
 
ADVAN AC DEBUT
「ADVAN AC Y-255」プレス発表会
  ADVAN ACのプレス発表会は、全日空の協力のもとに羽田空港で行われた。

DJハリー司会による樋上機長、織田 裕二、片山 右京らのトークショー。
日時:2006年4月17日(月)
場所:羽田空港・ギャラクシーホール/協力:全日空