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HOME / MOTORSPORTS / P-WRC 2007 / Round 3 News Index
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Rally Argentina
開催日程
2007年5月3日(木)〜6日(日)
開催場所
アルゼンチン・
カルロスパス近郊、ほか
天 候
晴れ
路 面
グラベル/ドライ
総走行距離
1480.15km
SS総距離
246.36km (SS1〜SS22)
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移動時間、実に丸二日に相当する48時間。
日本からFIAプロダクションカー世界ラリー選手権(P-WRC)に参戦するADVANのエース・奴田原文雄選手は長い移動を経てアルゼンチンの地に降り立った。
 
2007年のシリーズ第3戦は「ラリー・アルゼンチン」。
工業都市として知られるコルドバからほど近いリゾート地、カルロス・パスをホストタウンとした標高1000mを超える山岳地帯が戦いのステージとなる。
 
しかし今回のラリーでは変則的なスケジュールが組まれていた。
セレモニアルスタートをホストタウンから700kmも離れた首都・ブエノスアイレスで行い、スタート後にサッカースタジアムに設けられた特設コースでスーパースペシャルステージ(SSS)を行い、翌日からはカルロス・パス近郊に舞台を移すというものである。

もちろん700kmも離れた地ゆえ、参加するドライバーや競技役員は用意された3機のチャーター便で空路で移動することになっていたのだが。
セレモニアルスタートを経て行われた短いSSS(SS1)で、奴田原選手は7番手タイムをマーク。短い距離ゆえに僅かのタイム差が大きく順位を左右した結果のポジションだ。
そして今回のラリーには奴田原選手を含めた4台のマシンがADVANを装着して臨んでいるが、SS1で堂々のトップタイムをマークしたのは初めてADVANで参戦したL.クザイ選手(インプレッサ)。首都ブエノスアイレスの地でADVANラリータイヤの高いポテンシャルを遺憾なく見せつける結果となった。
 
 
SS1を終えて主戦場たるカルロス・パスへ移動する段取りだったが、運悪くブエノスアイレス地方を雷雨が襲い、大幅に飛行機の出発が遅れてしまう。
ようやく飛び立ってみたものの、今度はコルドバ空港が濃霧に覆われてしまい、飛行機はブエノスアイレスに引き返してしまう。
奴田原選手が搭乗した飛行機も例外ではなく、機内で長い時間拘束されてしまうことに。
 
 
ようやくカルロス・パスに戻ってきた選手たちはSS9から競技に臨むことに。
ここでもADVAN装着車が速さを見せつけ、トップタイムをマークしたK.ソルベルグ選手(インプレッサ)は実に2番手に14秒もの大差をつける圧勝ぶり。

好調な滑り出しに見えたADVAN勢だったが、本格的に競技開始となったSS10以降で思わぬアクシデントやトラブルに苦しめられることになってしまった。

まずSS10で奴田原選手の駆るランサーがコーナーイン側にあった岩に乗り上げてしまい、マシンはオイルクーラーや足回りを大きく破損。
走行不能となってしまったため、スーパーラリーの申請を行ってマシンを修復の上で競技を続行したが、レグ3に入ってから燃料系のトラブルに見舞われてしまい、無念のリタイアとなった。

またSS12ではシリーズランキングリーダーのK.ソルベルグ選手がフロントロワアーム付近の破損によってリタイアとなってしまう。
更にSS18、ここではSS1でトップタイムをマークしたL.クザイ選手のリアホイールが走行中に脱落するというまさかのアクシデントで、こちらはスーパーラリーの適用を申請したが結果的にレグ3での戦列復帰は叶わず。
残るADVAN勢はS.パブリデス選手(インプレッサ)唯一台となったが、終盤のSS21にリアアームを破損してしまいリタイア。
 
 
最終的に98台が出走したが29台がリタイアするという過酷な結果に終わった「ラリー・アルゼンチン」。
ADVAN勢にとっては試練の一戦となってしまったが、SS1やSS9でトップタイムをマークするなどADVANラリータイヤの実力はアルゼンチンの地でも大いにアピールされた。
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