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HOME / MOTORSPORTS / P-WRC 2007 / Round 6 News Index
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Rally Japan
開催日程
2007年10月25日(木)
〜28日(日)
開催場所
日本・帯広市近郊
天 候
LEG1 : 曇り
LEG2 : 曇り
LEG3 : 晴れ
路 面
グラベル/ドライ
総走行距離
1575.79km
SS総距離
350.19km (SS1〜SS27)
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今年も世界最高峰のラリーが日本にやって来た。4年目の開催を迎えた「ラリー・ジャパン」は例年通りに北海道の帯広市をホストタウンとして十勝地方を舞台に開催される。
ギャラリーステージを含めて27箇所設定されたスペシャルステージの総距離は350.19km、そのうち最長のSS12/16「PURAY」は34.96kmのロングステージで、スケールの大きな国際大会である。

開催時期が昨年までよりもおよそ1ヶ月遅くされたことで、開催前には初雪の便りが届くなど北海道の地には冬の足音が聞こえ始めている。
そのため、特に朝晩は気温が低くなることが予想され、ADVANはスーパーソフト・コンパウンドの海外ラリー用プロトタイプラリータイヤを投入した。
 
25日(木)には駅前の道路を封鎖してのセレモニアルスタートを実施。6万4千人もの大観衆が沿道を埋めつくし、一台一台を大歓声とともに戦いへと送り出した。
 
このラリージャパンを昨年制しているのがADVAN-PIAAランサーの奴田原文雄選手。二週間前に開催された全日本ラリー選手権で圧勝を飾っている奴田原選手、十勝の地では母国開催となるP-WRCでの今季初優勝に期待が集まる。
 
奴田原選手はスーパーソフトのプロトタイプタイヤでSS1をアタックし、P-WRC2番手のタイムをマーク。その後も快調な走りで上位タイムを連発し、セクション1を終えてのポジションは3番手。
気温が上がってきたことと路面の荒れを考慮してサービスでソフトコンパウンドのタイヤを選択してセクション2に向かった奴田原選手。

今回のラリージャパンは序盤から有力WRC勢がリタイアを喫するなど波乱の展開となっていたが、それはP-WRCも決して例外とはならなかった。
SS6でそれまでP-WRCトップのフローディン選手がコースオフから大きくタイムロス。代わってトップに立った新井敏弘選手もコースアウトとアクシデントが続き、ハイペースながら安定感のある走りを続けていた奴田原選手が遂にトップへと躍り出た。
 
初日のレグ1をトップで終えて、ますます連覇に期待がかかった奴田原選手だったが、SS12でエンジンストールから15秒ほどをロス。後続に対するマージンが縮まったこともあって勝負に出たSS14の「シピリカキム」だったが、ここでまさかのクラッシュ。スタート直後にガードロープの支柱に車体の左リアをヒットして、コントロールアームを破損してしまった。
スーパーラリー出走も検討されたものの、FIAから安全上の理由で出走を認められず、奴田原選手は無念のリタイアとなってしまった。
 
奴田原選手のリタイア後、着々と順位を上げてきたのがインプレッサのレチェック・クザイ選手。
何度かコースオフやスピンを喫してヒヤリとさせる場面もあったものの、持ち前の粘り強い走りと見事な挽回ぶりで着実にポジションをアップ。
決して完璧といえるコンディションではなかったものの3番手でフィニッシュ。
その後、2番手の車両が車両検査で失格処分となったことから、クザイ選手がひとつ繰り上がって、堂々の準優勝を獲得した。
DRIVER'S VOICE|ドライバーズ・ボイス
奴田原文雄選手
午前中はスーパーソフト、午後からはソフトコンパウンドを選択しましました。
昨年のラリージャパンでデビューしたプロトタイプのラリータイヤですが、一年間の開発でより路面を選ばないコントローラブルなタイヤとなっています。
スーパーソフトでも摩耗の心配がなく、好タイムをマークできていたので、リタイアは非常に残念でした。
ENGINEER VOICE|エンジニア・ボイス
真崎健雄
P-WRCは事前にタイヤを登録しなくてはならないので、今回はドライバーのレッキの情報と天気予報を考慮に入れながらチームと協議の結果、スーパーソフトを12本、ソフト18本の計30本の登録をしました。
今年は昨年も含めた例年より2ヶ月近く開催が遅いので、例年とは全く違う仕様を用意する必要がありました。
特に低温性能とウェット性能を考慮した新開発のスーパーソフトは、今回の難しいコンディションにマッチして高いパフォーマンスを発揮できたと考えています。
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