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JDC Round 8
開催日程
2008年10月12日(日)
開催場所
テクニックステージタカタ
(広島県)
天 候
晴れ
路 面
ドライ
参加台数
170台 (ADVAN装着 22台)
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全日本ダートトライアル選手権は、締め括りとなる最終戦を迎えた。

SA2の荒井信介選手は、シーズンを通して安定した速さを見せつけ、第6戦の時点でシリーズチャンピオンを確定している。とはいえ、ここでも「来シーズンに向けて勢いを付けたい」と前日の公開練習から気迫のこもった走りを見せつけていた。
一方、昨年の覇者の鈴木功敏選手が参戦するSC2クラスは、未だにシリーズの行方が決まっていない。鈴木選手はシリーズポイントで2位につけており、ここで優勝を決めれば逆転シリーズ優勝の可能性が残っている。当然のことだが、「優勝してシリーズ連覇を狙いたい。」と、気合いを見せていた。

注目される鈴木選手は、硬質の路面になった2トライ目に合わせてADVAN A036をチョイスし、フルアタックを掛けた。
だが、コーナーの立ち上がりでエキゾーストから白煙が立ち上がり始めてしまう。
幸いにも状況は悪化せずゴールまで走りきることができたが、パワーダウンを喫してしまっていたため、4位という不本意な結果に終わってしまった。
シリーズを争っていたライバルの選手も優勝を逃してしまうが、鈴木選手より上位の2位を取ったため、鈴木選手はシリーズ連覇の夢が打ち砕かれてしまった。

「路面のグリップが高かったわけではないけれど、フルパワーを掛けてもマシンが非常に安定していて、妙に素直すぎるなという感触を抱いていたんですよ。その原因は、グリップが高かったのではなく、パワーが落ちていたからだったんですね。
後でタイヤを見たら、いつもの消耗の状態とは全く違っていた。まるで新品のままのような状態でした。
エンジントラブルというほどの状態ではなかったものの、もう少しだけ持ちこたえていてくれれば・・・・。シリーズ2位は、嬉しい反面悔しいですね。」と鈴木選手。
今年のSC2クラスは混戦が続いていたが、結果的に見ればノーポイントになってしまった第4戦の結果が響き、悔しいシーズンオフを迎えることになった。

一方、シーズンを通して安定した速さを見せていた荒井信介選手は、公開練習、1トライ目、2トライ目ともに、完璧な走りを見せてすべてトップタイムをマークするという、完璧な走りを見せつけた。
「来シーズンに向けて勢いをつけておきたかったのです。まだ確定はしていないのですが、来期はニューモデルを投入する予定です。もちろんシリーズ連覇を狙いますが、この大会の勢いをそのまま繋げられるといいですね」。

その荒井選手とチームメイトになるN3クラスの谷津良嗣選手だが、コーナーを攻めすぎてブレーキングが僅かに遅れ、オーバーランして土手にマシンを接触。マシンを壊してリタイヤしてしまい、シードゼッケンを逃してしまった。
ADVAN A036の路面では絶対的な自信を持っていた谷津選手は、ドライビングミスによるリタイヤに意気消沈する。
若手注目株の選手の一人だけに、来期の巻き返しに期待したい。
Driver's Voice
荒井信介選手  
 【今回の成績 : SA2クラス 優勝】
今回は2トライ目にADVAN A036の路面になり、その状態での勝負になるだろうと予測していました。それは的中したのですが、N3の谷津選手たちがオーバーランしているのを見て、見た目以上にグリップしないんだなということが分かりました。
そこで、進入で速度を落とし気味にして、立ち上がりを直線的に走るラインを取りました。実は、この走り方がADVAN A036のトラクションを活かせる、理想的な走り方なんですよ。
1トライ目はADVAN A035を履いていて、走らせ方が全く違っているのですが、両アタックともにベストタイムを取れたのは嬉しいですね。

鈴木功敏選手  
 【今回の成績 : SC2クラス 4位】
僕等のクラスは、パワーウェイトレシオが軽いこともあって、暴れるマシンを押さえつけるような走りを強いられるんですよ。
ところが、今回はマシンが暴れることもなく妙に走りやすかった。原因はエンジンパワーが落ちてしまったこと。
タイヤのグリップはいい手応えだったんですけどね。
シリーズ2位になれたことは喜ぶべきことなんですが、優勝回数では負けていないだけに、かなり悔しいですね。
TECHNICAL INFORMATION|テクニカルインフォメーション
今回のタカタの路面は、場所によってホコリ防止の塩化カルシウムが撒かれていた。そのセクションは想像以上にグリップが低く、オーバーランや大きく姿勢を乱す選手が続出した。
直前まで他のクラスの走りを観察していた荒井選手は、そのグリップの変化を読み取る。そのセクションでは、きっちりブレーキングを掛けて速度を抑え、立ち上がり重視のラインに乗せる走りを見せる。
タイヤの特性に合わせた走らせ方やラインの修正、そしてグリップの変化の見極め方など、チャンピオンらしい的確で巧いタイヤの使い方と言えるだろう。
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