WTCCは前戦イギリス(ブランズハッチ)から約1ヶ月の"夏休み"に入っていたが、いよいよこの週末にドイツで第15＆16戦が開催される。

シリーズはブランズハッチの結果を受けて、ガブリエレ・タルクィーニ選手をかわしてイヴァン・ミューラー選手がランキングリーダーに立った。
1点差でランキングトップ2に立つ両者はともに今季開幕から速さを見せているセアト勢だが、徐々にポジションを上げてきているのがブランズハッチを終えて3番手に上がったBMW Team UKのアンディ・プリオール選手。

ご存じ、2005年の発足から3年連続でチャンピオンを独り占めしてきたプリオール選手、今季はセアト勢の強さに押され気味ではあるものの、ランキングではしっかりと3番手につけて終盤戦における逆転の可能性を充分に残している。

そこで注目が今週末のオッシャーズレーベンを舞台としたドイツラウンド。
BMWにとっては地元開催となるが、オッシャーズレーベンでは圧倒的な強さをこれまで見せてきている。
2005年、WTCC発足初年度は第1レース／第2レースともにBMW勢が表彰台を独占。翌2006年は第1レースで表彰台独占、第2レースは優勝＆3位を獲得。
2007年になって第1レースでは表彰台に1人も立てないということがあったものの、第2レースではしっかり挽回してワン・ツー・フィニッシュを獲得している。

果たして母国ラウンドからBMW、中でもアンディ・プリオール選手が逆転劇の主役となるのか、BMWはもちろん対するセアトにとっても重要な一戦となる。