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HOME / MOTORSPORTS / WTCC 2009 / Round 11 and 12 News Index
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WTCC Round 11&12
開催日程
2009年6月20日(土)
〜21日(日)
開催場所
ブルノ(チェコ)
天 候
第11戦 : 曇り
第12戦 : 曇り
路 面
第11戦 : ドライ
第12戦 : ドライ
決勝周回数
第11戦 : 12周
第12戦 : 10周
(コース : 5,403m)
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2009年は第11戦&第12戦の舞台となるチェコのブルノ・サーキット。
既にWTCC(FIA世界ツーリングカー選手権)では、前身のETCC(ヨーロッパ・ツーリングカー選手権)時代から名勝負が繰り広げられるコースとして知られているところだ。
このコースでETCC時代から強さを見せているのがBMW。ETCC、そしてWTCCの過去12戦において、8勝を挙げている相性の良いコースである。

今季から採用されている2ヒート方式の公式予選では、第2ヒート進出の権利を獲得した10台のうち、6台をBMWが占めた。
そして決勝第1レース(第11戦)のスターティンググリッドを賭けた公式予選第2ヒートは、終盤に激しいアタック合戦が展開されて観客を魅了する。
0.1秒どころか、0.01秒単位での世界選手権らしいハイレベルな予選を制したのは、前戦スペインラウンドでBMW勢として今季初優勝を飾っているBMW Team Germanyのアウグスト・ファルファス選手。
BMW Team UKのアンディ・プリオール選手を0.04秒という僅差で抑え、堂々のポールポジション獲得となった。

日付が変わって日曜日、いよいよ2009年前半戦の締めくくりとなる決勝の日を迎えた。
空模様はスッキリ青空とはいかなかったものの、路面はドライで気温18度/路面温度30度というコンディションで第1レース(第11戦)はスタートした。

グリーンシグナルが点灯して各車が一斉に1コーナーへと飛び込んでいく。
ここでポールポジションからスタートしたファルファス選手がアウト側のラインへとマシンを進めるが、後続のシボレー勢2台、ニコラ・ラリーニ選手/ロブ・ハフ選手と接触してコースオフ、グラベルベッドの餌食となってしまう。
このアクシデントにはセアトのジョルディ・ジェネ選手、さらにシボレーのアラン・メニュ選手、そして2番手スタートのプリオール選手までをも巻き込むかたちになってしまい、レースは1周目からセーフティカーが導入される。

ファルファス選手とプリオール選手、フロントローを獲得していた二人が戦列から消えて再開されたレース、リ・スタートから間もなくしてトップを奪ったのはBMW Team Italy-Spainのアレッサンドロ・ザナルディ選手。
トップに立ったザナルディ選手は徐々にリードを拡げていき、昨年のここブルノ以来となる優勝を飾ることに成功した。

また、7番手のグリッドからスタートしたBMW Team Germanyのヨルグ・ミュラー選手は驚異的な追い上げを披露。
周回毎にポジションを上げる勢いで、最後はザナルディ選手に続く2位でチェッカードフラッグを受けてBMW勢がワン・ツー・フィニッシュという好成績をおさめた。

なおYOKOHAMAインディペンデントトロフィークラスはBMWのフェリックス・ポルテイロ選手が優勝を飾った。


第2レース(第12戦)はリバースグリッドによりセアトのイヴァン・ミューラー選手がポールポジション、2番手グリッドにポルテイロ選手というフォーメーションからスタート。

好スタートを見せて1コーナーでトップを奪ったのはポルテイロ選手。さらに後方では5番手スタートのセルジオ・ヘルナンデス選手も見事なスタートでポジションを上げて3周目には2番手に躍進。
昨年まではインディペンデントトロフィークラスで参戦していたヘルナンデス選手、今季はBMW Team Italy-Spainに移籍してマニュファクチャラー勢の一角を占める25歳の若手ドライバーは、この後もファンを魅了する素晴らしい走りを披露していく。

2番手を奪って前を行くポルテイロ選手を射程圏内に捕らえたヘルナンデス選手は、真後ろにつけて激しくプッシュ。
そして4周目、ポルテイロ選手をパスしてトップを奪ったヘルナンデス選手は、ここから周回毎にリードを拡大していき、最後は2.316秒差でWTCC初優勝を告げるウィニングチェッカーを受けることに成功した。
一方のポルテイロ選手も総合4位でフィニッシュ、2レース連続でYOKOHAMAインディペンデントトロフィークラスの勝者となった。

また第2レースの表彰台は2位にイヴァン・ミューラー選手、3位にティアゴ・モンテイロ選手と2人のセアト勢も好成績を獲得。
4台がテール・トゥ・ノーズで激しく競り合った5番手争いは、セアトのガブリエレ・タルクィーニ選手が逃げきりを果たした。


この結果、ブルノ戦はやはりBMWが強さを見せ、戦績を14戦中10勝として勝率を上げた。さらにザナルディ選手とヘルナンデス選手が勝ったことでBMW Team Italy-Spainの連勝となり、チームとっては最高の週末となった。
Driver's Voice
アレッサンドロ・ザナルディ選手
 【今回の成績 : 第11戦 優勝 / 第12戦 リタイア】
いつもWTCCでは"何か"が起きますが、今日はそれが私にとって有利に働きました。
スタート直後の第1コーナーは混乱しましたが、私はなんとか影響を受けることなく通過することが出来ました。
セーフティカーランが終わってリ・スタートした後、私の前にいたガブリエレ・タルクィーニ選手は私をブロックするようなことはありませんでした。
素晴らしいマシンで優勝出来たことを、とても満足に思っています。

セルジオ・ヘルナンデス選手
 【今回の成績 : 第11戦 5位 / 第12戦 優勝】
私たちは今回のレース、最初はなかなかリズムに乗れないところがありました。
しかしチームのみんなが一所懸命に課題に取り組んだ結果、チームメイトのザナルディ選手とともにBMWのためにも重要なポイントを獲得することに成功しました。

フェリックス・ポルテイロ選手
 【今回の成績 : YOKOHAMAインディペンデントトロフィー 第11戦 優勝 / 第12戦 優勝】
私は今日、YOKOHAMAインディペンデントトロフィーで44点を加えることが出来て、とても幸せです。
第2レースではモンテイロ選手よりもマシン的には速さを持っていたと思うので表彰台を獲得することも出来たかもしれません。しかし、リスクを避けてしっかりポイントを獲得することが重要だという考えで走ったのが今回の結果です。
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