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HOME / MOTORSPORTS / WTCC 2009 / Round 13 and 14 News Index
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WTCC Round 13&14
開催日程
2009年7月4日(土)〜5日(日)
開催場所
ポルト(ポルトガル)
天 候
第13戦 : 晴れ
第14戦 : 晴れ
路 面
第13戦 : ドライ
第14戦 : ドライ
決勝周回数
第13戦 : 12周
第14戦 : 13周
(コース : 4,720m)
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2005年に発足したWTCC(FIA世界ツーリングカー選手権)。
2006年からはADVANがF1、WRCと並ぶこの世界選手権を足元から支えているが、先に行われたFIAモータースポーツカウンシルにおいて2012年まで引き続きADVANがワンメイクタイヤサプライヤーの指定を受けた。これはFIAはもちろん、参加しているドライバーやチームがADVANレーシングタイヤの高いポテンシャルを改めて認めた結果であると言えるだろう。

さて、このWTCCにとって今回のポルト戦は大きな節目の一戦となった。
2005年4月10日にイタリアのモンツァで開催された発足緒戦から数えて、今回の第2レース(第14戦)が通算100戦目となったのである。

これを記念して土曜日にはパーティが催されたほか、ポルト市内のパッセイオ・ダ・ファーマには記念碑がが設けられた。

祝賀ムードに包まれたポルト戦であったが、レースは市街地コースが舞台ということもあって、2レースともにアクシデントが多発する"大荒れ模様"となった。

決勝が行われた日曜日、朝方は雨に祟られてウォームアップ走行はウェットコンディション。
しかし記念すべき大会を空も祝うかのように決勝スタートに向けて日射しが戻り、第1レース(第13戦)がスタートする現地時間の午前11時35分には、コースは概ねドライコンディションを回復した。

土曜日の予選でポールポジションを獲得したセアトのガブリエレ・タルクィーニ選手を先頭にローリングラップがスタート。2番手には朝のウォームアップでトップタイムをマークしたシボレーのロブ・ハフ選手がつけている。

グリーンシグナルが点灯、各車は狭い1コーナーへとなだれ込んでいく。1コーナーは各車クリアしたものの、その後に大きなアクシデントが発生してしまう。

まずヤープ・ヴァン・ラゲン選手(ラーダ)とセルジオ・ヘルナンデス選手(BMW)が接触、ヘルナンデス選手のマシンはガードレールに当たって激しくクラッシュを喫してしまった。
このアクシデントでヘルナンデス選手は足を痛め、手当てのために病院へと運ばれた。幸いに怪我の軽度は軽かったものの、残念ながら記念すべき通算100戦目となった第2レース(第14戦)への出走は叶わないことになってしまう。

さらにその直後、7番手スタートのアウグスト・ファルファス選手が第10ターンでブレーキングをミス、5番手スタートの、アラン・メニュ選手(シボレー)にヒット。メニュ選手のマシンはタイヤバリアに激突して真横を向き、コースを半分塞ぐ形でストップしてしまう。
このアクシデントにはティアゴ・モンテイロ選手(セアト)とニコラ・ラリーニ選手(シボレー)も巻き込まれる形になり、2つのアクシデント発生を理由にレースは赤旗が提示され中断となる。

コース上でクラッシュした車両や散乱したパーツの回収には長い時間を要し、レースが再開されたのは現地時間の12時15分。

セーフティカー先導で仕切り直しのスタートとなったが、アクシデントの影響を受けずにリ・スタートもトップで迎えたタルクィーニ選手が、狭い市街地コースで先頭の優位性を活かしてリードを守り、ブラジル・クリティバでの第2戦以来となる今季2勝目を飾った。

またYOKOHAMAインディペンデントトロフィーはステファノ・ディアステ選手(BMW)がスペイン・ヴァレンシア以来のこちらも今季2勝目を挙げた。

やや長いインターバルを経て現地時間の16時50分にスタートを迎えた、WTCC通算100戦目となる第2レース(第14戦)。
第1レースの上位8台をリバースグリッドで配したスターティンググリッド、先頭にはファルファス選手のBMWがついた。ファルファス選手は第1レースでアクシデントの要因を作ったとしてドライブスルーペナルティを受けたが、8番手までポジションを回復してフィニッシュしていた。
スタンディングスタート方式となる第2レースはFR(後輪駆動)車に有利と言われるだけに、結果としては好ポジションを獲得することに成功したことになる。

また6番手スタートのランキングリーダーであるイヴァン・ミューラー選手(セアト)はスタートでモンテイロ選手をかわすと、2コーナーでは巧みなドライビングでラリーニ選手もパスして4番手に浮上する。

しかし3周目、5コーナーで激しいサイド・バイ・サイドを演じていたラリーニ選手とタルクィーニ選手が横並びのままでコーナーを曲がり切れずにバリアに衝突。
ここにメルディ・ベナニ選手(BMW)がオーバーラン状態で出くわす形になり、ベナニ選手はなんとか2台をかわしたものの、コースに復帰する際に後ろから来たトム・ボードマン選手(セアト)と接触。

ほぼ同じ場所で2つのアクシデントが発生を受けてセーフティカーが導入される。ちなみにフランス・ポーではアクシデントの原因を作ってしまったことが問題になったセーフティカーだが、主催者側は事故防止の為にシリーズを通じた専任セーフティカードライバーを設け、今回からその任にあたっている。

セーフティカー解除後、先頭を行くファルファス選手に対して、2番手のリカルド・リデル選手(セアト)が猛追。
しかしデッドヒートはまたも発生したアクシデントに水を挿されてしまう。
9周目、サイド・バイ・サイドを演じていたフランツ・エングストラー選手(BMW)とフェリックス・ポルテイロ選手(BMW)が接触、ガードレールにヒット。両者はなんとかレースに復帰したものの、後続のメニュ選手がエングストラー選手のマシンを避けきれずに接触、姿勢を乱してメニュ選手のマシンはバリアに激突してしまった。

またもコースはクラッシュ車両にふさがれる形になり、レースは赤旗で中断。
再開後は残り僅か2周、トップを守りきっていたファルファス選手がそのまま逃げきりを果たして記念すべきWTCC100戦目のウィナーに輝いた。

YOKOHAMAインディペンデントトロフィーは第1レース(第13戦)に続いてディアステ選手が優勝、タイトル争いへの執念を見せつけた。
Driver's Voice
ガブリエレ・タルクィーニ選手
 【今回の成績 : 第13戦 優勝 / 第14戦 リタイア】
予選に比べて決勝のコースコンディションはとても難しいものでした。路面状況を充分に見極める必要があったので、感覚的にはトップにいることは決してベストなポジションとは言えなかったのです。
中断後の再スタートから2周はペースコントロールをしましたが、路面は徐々に完全なドライへと転じました。
最終的にはこのペースコントロールが優勝につながりましたね。

アウグスト・ファルファス選手
 【今回の成績 : 第13戦 8位 / 第14戦 優勝】
今日の勝利はミュンヘンにあるBMWの工場の全ての人々、そしてBMW Team Germanyの全ての人のものです。
今回優勝できたこと、そしてそれが記念すべき100戦目であったことに、とても満足しています。
ポルトのストレートで私のマシンは決して最速ではありませんでしたが、マシンの全体的なポテンシャルが素晴らしかったことからポールポジションから第2レースのスタートを迎えられたことは、優勝に向けての大きな要因となりました。
チャンピオン獲得を目標としてシーズンインしましたが、さらにポイントを加えられるように次のブランズハッチに臨んでいきます。

ステファノ・ディアステ選手
 【今回の成績 : YOKOHAMAインディペンデントトロフィー 第13戦 優勝 / 第14戦 優勝】
今回は、今シーズンこれまでで最高の週末になりました。
第2レースはセーフティカーや赤旗中断によって3つのレースのような感じがしたので、難しい戦いでした。
しかし全てが良い結果となり、私はとても嬉しく思っています。
過去3レースではアンラッキーもあって多くのポイントを失ってしまいました。しかし、まだシリーズは先が長いので、更なる勝利を目指していきます。
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