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HOME / MOTORSPORTS / WTCC 2009 / Round 19 and 20 News Index
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WTCC Round 19&20
開催日程
2009年9月19日(土)
〜20日(日)
開催場所
イモラサーキット(イタリア)
天 候
第19戦 : 晴れ
第20戦 : 晴れ
路 面
第19戦 : ドライ
第20戦 : ドライ
決勝周回数
第19戦 : 13周
第20戦 : 11周
(コース : 4,909m)
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3月の開幕から、南米大陸、アフリカ大陸を経てヨーロッパラウンドを転戦してきた2009年のWTCC(FIA世界ツーリングカー選手権)。
カレンダーも9月半ばをすぎ、いよいよヨーロッパで今年最後の開催となる第10大会(第19戦&第20戦)がイタリアのイモラ・サーキットで開催された。

前戦・ドイツでは地元のBMW勢が連勝を飾り、ドライバー/マニュファクチャラーそれぞれのランキング争いでセアトに肉薄。シリーズ終盤になりタイトル争いはますます白熱しているが、イタリアの地で強さを見せたのはセアト陣営だった。


決勝が行なわれた9月20日は天候に恵まれた。
まずは第1レース(第19戦)、前日の公式予選でポールポジションを獲得したイタリア人ドライバー、セアトのガブリエレ・タルクィーニ選手は目下のシリーズランキングリーダー。この後ろにはシリーズ2番手のイヴァン・ミューラー選手がつけ、さらに3番手にはリカルド・リデル選手が続いてセアトがトップ3を独占していた。

気温23.9度、路面温度は40.6度、レース観戦には打って付けの日和となる中で注目の第1レースがローリング方式でスタート。
トップ勢は順当にコーナーを次々とクリアしていくものの、シケインでアクシデントが発生。
ジョルディ・ジェネ選手(セアト)がロブ・ハフ選手(シボレー)に追突したことをキッカケに、タルクィーニ選手やアウグスト・ファルファス選手(BMW)らが巻き添えを食ってしまう。

このアクシデントに対してセーフティカーが導入されたが、最も痛手を受けたのがファルファス選手。マシンはダメージを負い、リアバンパーを引きずる痛々しい姿でピットまで戻ったものの、結果的にはリタイア/ノーポイントでレースを終えてしまうこととなった。

対するセアト勢は、この後にもう一度セーフティカーの導入があったものの、ポールスタートのタルクィーニ選手が地元ファンの期待に応えてウィニングチェッカーを受けることに成功。2番手には僚友のイヴァン・ミューラー選手が続く結果となった。

またYOKOHAMAインディペンデントトロフィーは、セアトを駆るトム・コロネル選手が今季4勝目を獲得。一時は日本以降の参戦が危ぶまれたが、新たなパートナーの出現によってマカオまでの参戦が決定したという嬉しいニュースを背景とした優勝は、インディペンデントトロフィー獲得に向けて大いに期待が高まる結果となった。


第1レースよりも若干気温が上がった中で迎えた第2レース(第20戦)の決勝。
第1レースの上位8台をリバースグリッドとした結果、ポールポジションにはシボレーのアラン・メニュ選手がつき、以下セルジオ・ヘルナンデス選手(BMW)、ジェームス・トンプソン選手(ラーダ)、トム・コロネル選手(セアト)、アレッサンドロ・ザナルディ選手(BMW)というグリッドとなった。
ちなみにアンディ・プリオール選手(BMW)は15番手、アウグスト・ファルファス選手(BMW)は22番手という厳しいポジションからのスタートとなる。

スタート後の1コーナーはメニュ選手が制したものの、じわじわとポジションを上げてきたのは第1レースでワン・ツー・フィニッシュを飾ったセアトの二人。
1周目から果敢に攻めた8番手スタートのタルクィーニ選手と、7番手スタートのY.ミューラー選手だが、3周目には早くもトップ争いを接近戦に持ち込んだ。
そして時にはスリーワイドの攻防戦を展開した結果、セアト勢が先行してミューラー選手がトップ、タルクィーニ選手が2番手というフォーメーションを形成。

中盤からは3番手以降との差を徐々に拡げたセアトの2台がイモラでは圧倒的な強さを見せ、第1レースとは順位を入れ替えるかたちでイヴァン・ミューラー選手が優勝、ガブリエレ・タルクィーニ選手が準優勝を飾った。

YOKOHAMAインディペンデントトロフィーはBMWを駆るステファノ・ディアステ選手がトップでチェッカーを受けることに成功した。


また、このイモラ戦では2レースを通じて大いに注目を集めたのがラーダ。
今季から投入されたニューモデル「プリオラ」を駆って参戦したジェームス・トンプソン選手は、昨年のイモラ戦でホンダ・アコードでの初優勝を飾っている。
それだけに相性の良いコースでの活躍が期待されたが、トンプソン選手は2レースを通じてラーダのパフォーマンスが充分な進化を果たしていることを実証してくれた。

第1レース(第19戦)ではディアステ選手やメニュ選手らと激しい6位争いを展開。
追われる立場となっていたトンプソン選手は、BMWやシボレーよりも一回り小さなボディのプリオラで巧みな走りを披露、終盤にはプリオール選手もポジション争いに絡んでくる中で6位フィニッシュを果たし、ラーダに初の世界選手権ポイントをもたらした。

トンプソン選手の活躍は第2レース(第20戦)でも変わらず、序盤はトップグループを形成した5台の中で快走。終盤はリカルド・リデル選手(セアト)やファルファス選手らの猛追を受けつつも、これをかわして再び6位フィニッシュを飾り、2戦連続のポイント獲得で大いに存在感を見せつけた。
Driver's Voice
ガブリエレ・タルクィーニ選手
 【今回の成績 : 第19戦 優勝 / 第20戦 2位】
ドライバーズランキングで18点、マニュファクチャラーとしてのセアトとしては、より多くのポイントを得ることが出来て素晴らしい結果となりました。
第1レース(第19戦)では第1コーナーで誰かに接触もされましたが、大きなダメージがなかったのでレースを続けられたのは幸いでした。第2レース(第20戦)の1周目ではロブ・ハフ選手がリヴァザでミスをしたので、私はインから抜こうとしました。しかし、私の存在をハフ選手は見えなかったのか、接触してしまいました。
ランキング争いの2番手が(アウグスト・ファルファス選手から)イヴァン・ミューラー選手になって良かったです。もっとも、日本ではファルファス選手も巻き返しを図ってくるでしょうけれどね。

イヴァン・ミューラー選手
 【今回の成績 : 第19戦 2位 / 第20戦 優勝】
ブランズハッチとオッシャーズレーベンは未勝利で終えましたが、再び優勝することが出来て良かったです。しかし、何よりもセアトとして最大のマニュファクチャラー・ポイントを得られたことが嬉しいですね。
第2レースはスタートが上手くいかなかったのですが、何とか挽回することが出来ました。終盤にはタルクィーニ選手に追いつかれそうにもなりましたが、互いに落ち着いてレースを走り遂げることが出来ました。
この週末は予選で見せたチームワークも功を奏して、圧倒的な強さをセアトとして見せられましたね。

トム・コロネル選手
 【今回の成績 : YOKOHAMAインディペンデントトロフィー 第19戦 優勝 / 第20戦 3位】
昨日の予選はスリップストリームが使えず、厳しいものとなりました。しかしそれが嘘のように、決勝では幸運に恵まれました。
トラブルが起きた時は何の術もなく、ただグラベルに入るしかありませんでした。
私のマシンは決して最強ではありませんから、とにかく確実にポイントを多く稼いでいくことが大切です。

ステファノ・ディアステ選手
 【今回の成績 : YOKOHAMAインディペンデントトロフィー 第19戦 5位 / 第20戦 優勝】
第2レース(第20戦)では、良いスタートを切ることに成功しました。
途中はフランツ・エングストラー選手とトム・ボードマン選手に挟まれて、まるでサンドイッチのハムのようなポジションにもなりましたが、なんとかそこから抜け出せたので良かったです。
マシンはとても速さがあり、良いリズムで戦うことが出来ました。私たちも今や、WTCCというシリーズを戦う中で最も速いインディペンデント・チームのひとつになりました。
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