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FIA 世界ツーリングカー選手権
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日程・レポート・結果表 2013年のWTCC WTCCを戦うタイヤ
[LINK] 公式ウェブサイト 参戦車両の概要 主な参戦車種
PREVIEW
WTCC(FIA世界ツーリングカー選手権)は初開催となったアルゼンチンのテルマス・デ・リオ・オンド戦を経て、昨年に続いて2回目の開催となるアメリカのソノマ・レースウェイへと舞台を移す。昨年はシボレー勢が強さを見せてイヴァン・ミューラー選手とロブ・ハフ選手が勝利を飾ったソノマだが、今年はどのような展開となるのだろうか。

さらに、今年のソノマは各タイトルが確定する可能性も高いことから、注目度は昨年以上となる。

まず選手権のドライバー部門はイヴァン・ミューラー選手が独走態勢を構築している。これまでの16戦で6勝を挙げて、ポイントは2位のミシェル・ニュケア選手を132点も引き離す312点としている。選手権のドライバー部門は優勝に各戦25点、予選2回目の結果により1位に5点が配分される。つまりアメリカ終了後、日本、中国、マカオと3大会を残すカレンダーであるが、165点差がアメリカの第2レース(第18戦)終了時点でつけば、ミューラー選手が4回目のWTCCチャンピオン確定ということになる。

次に選手権のマニュファクチャラー部門。こちらは今年、ホンダとラーダのみが登録しているという寂しい状況であるが、今年からフル参戦を開始しているホンダが661点をこれまでに獲得、ラーダに263点の大差をつけている。ホンダは開幕戦のイタリアでガブリエレ・タルクィーニ選手が3位の初表彰台を獲得すると、スロバキアの第5戦では待望の初優勝。この初優勝を含め、タルクィーニ選手とティアゴ・モンテイロ選手、そしてZengo Motorsportから参戦するノルベルト・ミケリス選手が、合計10回の表彰台を獲得している。
こうした結果の積み重ねが大量リードにつながり、ソノマの結果によってその差が258点以上あれば、WTCCのマニュファクチャラータイトル獲得が現実のものとなる運びである。

これまでの流れで言えば、ミューラー選手とホンダの優位は不変、つまり日本ラウンドを前にしてアメリカの地で両者のタイトルは早々に確定する可能性も高そうだ。
ただ、ソノマのコースは昨年の実績から見るとバトルも頻発するレイアウトであり、それに伴っての小さな接触が場合によってはペナルティ対象となって番狂わせを生じさせることもあり得る。そうなるとタイトル争いが日本へ持ち越しとなる可能性も否定できず、いずれにしても注目の一戦となることは間違いない。
前戦・アルゼンチンからおよそ1ヶ月の夏休みをはさんで開催されるアメリカ戦。この1ヶ月の間に飛び込んできた最大のニュースと言えば、アルゼンチン終了直後に発表された、シトロエンレーシングとイヴァン・ミューラー選手の契約に関するものだろう。

8月7日付けで配信されたシトロエン・レーシングのリリースで明らかにされたのは、2014年に同チームがシトロエン・CエリーゼWTCCで参戦するにあたって、今季はRMLからシボレーを駆って参戦しているイヴァン・ミューラー選手と契約したというもの。車両規定が大幅に改定される2014年、台風の目となりそうなシトロエンはすでにWRC(FIA世界ラリー選手権)のタイトルホルダーであるセバスチャン・ローブ選手とともに参戦することを発表していた。ただ、その発表に際してはローブ選手は「参戦する複数台のうちの一台を駆る」とされており、さらなるビッグネームがシトロエンから参戦するのではないかと話題を集めていたところだ。
その参戦候補の筆頭として名前が挙がっていたミューラー選手だが、ついにここに来て母国・フランスの自動車メーカーチームに移籍することが公になったのである。

ミューラー選手はご存じの通り、WTCCには発足翌年の2006年シーズンからセアトで参戦を開始。2008年にチャンピオンを獲得すると2010年にはシボレーへ移籍、同年と2011年の2年連続でチャンピオンを獲得。さらに今季もシリーズリーダーに君臨しており、自身4回目のWTCCチャンピオンが目前となっている。

WTCCの前身となるBTCC時代にはヴォグゾールなども駆ってきたミューラー選手だが、新天地・シトロエンでの活躍に期待が集まるところ。そして、シボレーの黄金期を牽引してきたミューラー選手、クルーズを駆る勇姿もしっかり今季残りの戦いで目に焼き付けておきたいところだ。
 
STANDINGS
 
【選手権 ドライバー部門・ポイントランキング (第16戦終了時点)】
順位 クラス No. ドライバー 車 両 ポイント
1 12 イヴァン・ミューラー シボレー・クルーズ 1.6T 312
2 Y 17 ミシェル・ニュケア シボレー・クルーズ 1.6T 180
3 3 ガブリエレ・タルクィーニ ホンダ・シビック 166
4 Y 14 ジェームス・ナッシュ シボレー・クルーズ 1.6T 146
5 1 ロブ・ハフ セアト・レオン WTCC 139
6 23 トム・チルトン シボレー・クルーズ 1.6T 130
7 74 ペペ・オリオラ シボレー・クルーズ 1.6T 125
8 5 ノルベルト・ミケリス ホンダ・シビック WTCC 111
9 15 トム・コロネル BMW 320TC 100
10 Y 9 アレックス・マクドワル シボレー・クルーズ 1.6T 73
11 18 ティアゴ・モンテイロ ホンダ・シビック 71
12 Y 25 メルディ・ベナニ BMW 320TC 44
13 38 マルク・バッセン セアト・レオン WTCC 39
14 Y 73 ホセ・マリア・ロペス BMW 320TC 35
15   10 ジェームス・トンプソン ラーダ・グランタ 29
16 Y 26 ステファノ・ディアステ BMW 320TC 12
17 Y 73 フレディ・バース BMW 320TC 9
18 Y 55 ダリル・オーヤン BMW 320TC 6
19 Y 20 ヒューゴ・ヴァレンテ セアト・レオン WTCC 4
19 Y 6 フランツ・エングストラー BMW 320TC 4
21 Y 7 チャールズ・カ・キン BMW 320TC 1
※Y : YOKOHAMAトロフィー



【YOKOHAMAトロフィー ドライバー部門・ポイントランキング (第16戦終了時点)】
順位 No. ドライバー 車 両 ポイント
1 17 ミシェル・ニュケア シボレー・クルーズ 1.6T 129
2 14 ジェームス・ナッシュ シボレー・クルーズ 1.6T 120
3 9 アレックス・マクドワル シボレー・クルーズ 1.6T 88
4 25 メルディ・ベナニ BMW 320TC 60
5 26 ステファノ・ディアステ BMW 320TC 58
6 55 ダリル・オーヤン BMW 320TC 47
7 73 フレディ・バース BMW 320TC 30
8 19 フェルナンド・モンヘ セアト・レオン WTCC 24
9 6 フランツ・エングストラー BMW 320TC 22
10 72 ホセ・マリア・ロペス BMW 320TC 20
11 7 チャールズ・カ・キン BMW 320TC 17
12 20 ヒューゴ・ヴァレンテ セアト・レオン WTCC 16
13 37 レネ・ミュニッヒ セアト・レオン WTCC 7
14 13 ジョン・フィリップ・ダイオー BMW 320TC 5
15 21 ニコライ・カラミショフ セアト・レオン WTCC 3
16 22 トム・ボードマン セアト・レオン WTCC 2
 
CIRCUIT
ソノマ・レースウェイ (アメリカ)

カリフォルニア州にあるソノマ・サーキットは、北米で圧倒的な人気を誇るNASCARやインディカーといったカテゴリーも開催されているサーキットコース。いろいろなカテゴリーに対応出きるコースのフレキシビリティが特徴となるが、WTCCはテクニカルな要素も高い4,032mのレイアウトで競われる。

コースはややアップダウンが大きく、最大高低差は50mほど。第3ターンと第10ターンがもっとも差が大きいポイントとなる。

路面そのものはグリップも低くないのだが、昨年の大会ではコース全体がダスティでタイヤの摩耗が予想以上に進む事態となった。もっともタイヤの性能的に問題が生じるレベルではなく、原因も初開催という背景もあってかコースオフして土埃を路面に出す車両が頻発したことによる。

コースレコードは昨年の予選でシボレーのアラン・メニュ選手が記録した1分45秒232(平均車速 137.93kph)。決勝ベストラップは、昨年の大会でイヴァン・ミューラー選手(シボレー)が記録している1分47秒732(平均車速 134.73kph)。
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