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HOME / MOTORSPORTS / ADVAN FAN / Vol.91 News Index
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大いに盛り上がったWTAC(ワールド・タイム・アタック・チャレンジ)2010。
このコーナーではADVANを装着して戦いに臨んだ、主なマシンのプロフィールをご紹介。さらに優勝マシンをドライブしたターザン山田こと、山田英二選手のスペシャル・インタビューをお届けしよう。
 
 
アメリカ、日本、そしてオーストラリアと世界中のタイムアタックバトルを転戦し、好成績を残しているスバル・インプレッサは、東名パワードとクスコ(キャロッセ)による共同プロジェクトから誕生した。

排気量2.5LiterのEJ25エンジンはワンオフではなく市販を前提としたTOMEI製のパーツが組み込まれ最高出力495ps/6800rpm、最大トルク66kg-m/4400rpmを発生する。
シャシーおよび駆動系のチューニングはクスコが受け持ち、ボルテックスがエアロダイナミクスを担当。
タイヤはADVAN A050の265/35R18を4輪に装着する。

WTACではエンジンとハンドリングのグッドバランスを最大の武器に、A050のG/Sコンパウンドでインプレッサ勢最速となる3位のタイムをマークした。
 
   
 
 
日本のみならず海外のタイムアタックバトルでも活躍するサイバーエボは、歯科医でもある滝沢雅道氏を中心とするプロジェクト。これまで三菱ランサーエボリューションをベースとしたチューニングカーで数々の記録を打ち立ててきた。

エンジンはTOMEIの4G63エンジン・2.2Lキットに、アペックスRX-6タービンを組み合わせ最高出力600ps/7000rpm、最大トルク82kg-m/6000rpmをマーク。
ただし、このマシン最大のウリは総合性能の高さであり、サスペンション、駆動系、コンピュータ、そしてボルテックスとの共同作業によるエアロダイナミクスと様々な要素を高い次元でまとめ上げる力が速さの秘訣である。

WTACでは265/35R18サイズのADVAN A050・G/Sコンパウンドを装着し、エンジントラブルにも関わらず最速タイムをマーク。見事初代チャンピオンに輝いた。
 
   
 
 
オーストラリアを代表するチューナーであるハイオクタン・レーシングは、ブラックのボディに鮮烈なレッドが印象的なADVANカラーのR34日産スカイラインGT-Rで出場。実はこのマシン、2009年に筑波のタイムアタックバトルに出場した経験がある。

エンジンはRB30のブロックにRB26のヘッドを組み合わせ、ギャレットのツインターボで武装。スペシャルパーツ満載のRB30DETTユニットは最高出力750ps以上を誇る。

車重1300kgとそれほどは軽くないボディを265/35R18サイズのADVAN A050がしっかりと受け止め、WTACではスカイライン勢最速となる7番手タイムをマークした。
 
   
 
 
派手なエアロパーツは装着せず、カーボン製の軽量ドア以外はノーマルに近い印象のエクステリア。しかしオーストラリア勢の中でランサーエボリューション最速タイムを刻んだのがチルトン・インテリアズのマシンだ。

WTACの前身イベントであるスーパーラップ・オーストラリアの2009年大会では、ハイオクタンR34GT-Rを破りチャンピオンとなった。
コスワース製のエンジンパーツを駆使してチューニングした2.1L4G63エンジンは、HKS TO4タービンを装着して最高出力600psを発揮。タイヤは255/35R18サイズのADVAN A050を装着する。

足まわりと駆動系チューニングの巧みさが光る1台である。
 
 
 
 
−初開催となったWTACの全体的な印象はどうでしたか?

山田英二 選手(以下、山田選手) :
会場の雰囲気がとても良かった。みんなフレンドリーでこのイベントを心から楽しんでいるように感じられました。
コースはけっこう高速で、ストレートが長く1コーナーへの進入は200km/h以上とかなりのスピードになる。他のコーナーも120〜130km/h程度で回るところが多く、挑戦のしがいがあるコースだと思いました。


−今回はADVANのタイヤを履く2台のマシンをドライブすることになりましたが。

山田選手 :
まず東名パワード/クスコのインプレッサですが、ハンドリング性能が素晴らしかった。
エンジンは市販パーツにこだわってチューニングしているためパワー自体はライバルと比べてそれほど高くありません。しかし、それでも3番手タイムだったのだから大したものです。
サイバーエボのほうはエンジン、ハンドリングともコースにとても合っていました。残念ながらエンジンにトラブルが発生して完璧なコンディションで走ることはできませんでしたが、それでも2位に1.297秒差をつけて優勝。最後のアタックでリヤウイングが外れなければさらにタイムを縮めることができたはずです。


−今回のWTACでタイムを詰めるポイントとなったのはどの部分でしょうか?

山田選手 :
エアロダイナミクスです。きちんとダウンフォースを発生させ、タイヤを路面にしっかり押しつけることがポイントでした。
あと、タイヤ選びも非常に重要でADVAN A050・G/Sコンパウンドの性能をフルに使いきれるようなセッティングに仕上げることが求められました。
その点で僕が乗った2台の日本製マシンはとても高いレベルに仕上がっていたと思います。
 
         
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