Your browser does not currently have the Flash Player version 8 that is required to view this site.
Please click here to download the latest Flash Player version.
HOME / MOTORSPORTS / ADVAN FAN / Vol.106 News Index
  ひとつ前にもどる  
 
これからの飛躍を目指す若手ドライバーから、国内トップカテゴリーにも参戦する中堅ドライバーまでが、ともに自らの腕を磨き、互いの切磋琢磨を繰り広げている全日本F3選手権。

2011年からADVANがワンメイクタイヤの指定を受けたこのシリーズに参戦する、注目のドライバーをこのコーナーでは5人ご紹介します。

レーシングカートからモータースポーツの世界に身を投じ、海外での武者修行を経験した選手や、自動車メーカーの若手育成プロジェクトで経験を積んできた選手、ADVANが長年に渡ってワンメイクタイヤを供給するミドル・フォーミュラであるF4を戦ってきた選手など、その道のりはさまざまです。

しかし、全ての選手に共通しているのは、ひとつでも上のポジションを獲得し、そして大舞台での栄冠を目指すチャレンジ・スピリットがみなぎっているということ。日本を代表するレーシングドライバーに向けての階段を昇っている選手たちには、これからも要注目です。
 
やまうち ひでき
1989年10月24日生まれ・兵庫県出身

2003年に全日本カート選手権・ICAクラスでチャンピオンを獲得。四輪レースデビューは'05年のフォーミュラトヨタ。'06年にランキング5位、'07年はFCJでランキング7位に。

'08年は全日本F3選手権のNクラスでチャンピオンを獲得する。昨年の後半戦から全日本F3選手権のCクラスに出場、1勝を挙げて、なおかつ5回のポールポジションを獲得した。
「新しくADVANのタイヤが使われるようになった、最初のレースで勝てて、すごくいいスタートが切れたと思います。一戦一戦を本当に大事にして、ここにいられる感謝の気持ちを忘れずに、これからもレースを戦っていきたいと思います。

昨年までのタイヤから変わったことで、クルマ的なこと、セッティングの方向は違ってきていますね。アジャストはうまくいっていると思う一方で、まだ先があるような気がします。
今回はその先が見えたという感じなので、このまま詰めていったら、さらにいい方向に行けるんじゃないかな、って感じです。具体的に? いや、それは言えません、企業秘密です(笑)。

走り始めは安田(裕信)選手やトムス勢にコンマ5、6秒、普通に遅かったんですが、チームのおかげで走るたび速くなっていったので、第1戦の勝利はすごく大きいと思っています」
 
やすだ ひろのぶ
1983年11月11日生まれ・滋賀県出身

2001年に全日本カート選手権・FSAクラスでチャンピオンを獲得。
'03年からフォーミュラドリームに挑み、2年連続でランキングは2位に。'06年に挑んだFCJでは最多の4勝を挙げるも、ランキングは3位。
'07年から3シーズン、全日本F3選手権を戦い、ランキング8位、4位、5位という結果を残す。SUPER GTのGT500クラスには'09年からADVANを履くKONDO RacingのGT-Rで出場し、両年とも1勝を挙げている。
「本当はフォーミュラ・ニッポンに乗りたかったんですが、スリーボンドさんから『F3に乗るか?』という話があって、自分の中ですごく悩んだんだけれど、ドライバーとしてスキルを維持するには、フォーミュラに乗ることが大事だと思って出場することを決めました。

以前と同じスリーボンドでも、メンテナンスが変わってフレッシュな体制になったんですが、初めは富士スピードウェイでちょっとテストしただけだったんで、不安もあったんです。でも、メカニックが頑張ってくれて、レースまで時間をかけてセットアップを進めてきたから、その成果が結果に結びついたんじゃないかと。だから、チームにはすごく感謝しています。

SUPER GTのGT500とはまた違ったプレッシャーがありますが、F3には自分より若い選手も多いから、負けられないのはもちろん、手本になるようなレースを戦っていきたい。
そうすることでみんなでレベルを上げて、シリーズを盛り上げていければ、と思っています」
 
がもう なおや
1989年11月11日・岡山県出身

2007年にM4カートシリーズでランキング4位。
'08年からFCJに出場し、この年はランキング8位。'09年には3勝を挙げてランキング3位となる。

そして'10年にはTDP(トヨタ・ヤング・ドライバー・プログラム)のドライバーとなり、全日本F3選手権のNクラスに参戦。第7戦から怒濤の7連勝を飾って激しく追い上げ、なおかつ最終戦でも1勝を加えたものの、惜しくも3ポイント届かず、ランキングでは2位となった。
「F3でタイムを出すには、セッティングだったり、自分のドライビングが大きかったりすると思うんで、練習では出せたタイム以上に内容は良かったんで、ボチボチといったところだったんです。ところが、開幕の本番では・・・。
まず予選では2回ともミスをしてしまいました。1回目はスプーンで飛び出して、2回目は各コーナーでミスが重なって攻めきれなかったんです。

決勝も第1戦はあまりペースが良くなくて山内選手についていけなかったんですが、第2戦ではオーバーテイクこそできなかったけれど、その山内選手についていけました。だから、内容は次第に良くなっていったと思うんですけどね。

ゼッケン1を背負うことについては、特に。普通ですよ、あんまり気にしていません。気にしたって別に結果が変わるわけではないんで、かえって目立っていいかな、って感じです。
まわりからいろいろ言われていますけど、期待に応えられる自信はあるんで、これからもっと頑張ります」
 
のじり ともき
1989年9月15日生まれ・茨城県出身

2005年から全日本カート選手権・FAクラスに出場し、2年目の'06年にシリーズチャンピオンを獲得。
'07年は渡欧してヨーロッパ選手権、ワールドカップで最高峰のKF1クラスを戦った後、'08年よりF4西日本シリーズに挑んでランキングは5位。
'09年から2年に渡ってFCJを戦い、いずれもランキング5位という結果を残す。
「F3は完全に分かった、というレベルでは全然ないですけれど、すごく乗りやすいですし、監督を始めとするチームの方が、すごく一所懸命やってくれているんで、本当にありがたいです。今年はしっかり気を引き締めてやらないと!

速く走れる自信はあるんです。ただ、開幕戦の予選ではベストが尽くせませんでした。1回目より2回目の方が、自分の中では修正していけたと思うんですが、もっとうまく走らせたら55秒台に入るクルマですから。
決勝もスタートがうまくいって前に出られたのに、後半には(ギャリー・)トンプソン選手が速くて、並ばれたりもしたのは反省点ではあります。

とはいえ、優勝という結果を持ちかえることができて、非常に嬉しく思います。F3初レースということで経験もなく、どう対処すべきか分からないまま走っていたんですが・・・。でも、やっぱり嬉しい!
FCJでは一度も勝てず、実はこれが四輪レースの初勝利でもあるんです。
 
ちよ かつまさ
1987年12月9日生まれ・東京都出身

2002年からカートレースを始め、'05年にジャパンオープンマスターズRSOクラスでランキング2位。
'06年の全日本カートFAクラス参戦を経て、'07年にはFCJに出場する。08年まで出場し、いずれのシーズンも3勝をマークしてランキングも3位。
'09年には全日本F3選手権のNクラスに出場し、'09年はランキング6位、'10年は1勝挙げてランキング3位となる。
「とりあえず開幕で1勝を挙げましたが、まぁ勝つのは当然なんで、より多くのポイントを獲得し続けて、チャンピオンという目標に近づいていきたいと思います。
今年、復帰したNDDP(ニッサン・ドライバー・デベロップメント・プログラム)には長谷見昌弘監督が入り、ニスモからもエンジニアの方が入って、体制的には以前と雰囲気が少し違います。ドライバーとして自分の走りに集中できる環境だし、チームも妥協をできない体制なので、すごくやりがいがあります。このチームで勝ち続けたいと思います。

今年のADVANタイヤは、全体的にグリップが安定していて、ニュータイヤのグリップはすごくいいです。温まりもヒートアップも早いんで、すごく乗った感じはナチュラル、違和感なく乗れました。あとは夏場、これから気温が高くなってきてからどうなるか・・・。

でも、みんな条件は一緒ですし、レースにはタイヤマネージメントが何より重要なんで、そのへんをうまくコントロールして走ろうと思っています」
[UPDATE : 24.Jun.2011]
         
ひとつ前にもどる