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WTCC|FIA世界ツーリングカー選手権
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>> 日程・レポート・結果表 >> 2009年のWTCC >> WTCCを戦うタイヤ
>> 参戦車両の概要 >> 主な参戦車種
Preview|次戦のプレビュー
前戦、欧州ラウンドの緒戦となったフランス戦は、WTCC(FIA世界ツーリングカー選手権)史上稀にみる大混乱の一戦となった。
既にお伝えしたように、市街地レース特有のアクシデントやクラッシュが続出する展開に加えて、第2レースではセーフティカーとトップの車両が激突するという前代未聞の事態が発生した。

この事態を重く見たWTCCオーガナイザーは原因を調査し、 セーフティカーが競技長の指示を待たずにコースへと進入してしまったことが要因であるという結論となった。
既にフランスのモータースポーツオーガナイズ団体や関係者には、WTCCオーガナイザーから再発防止のために厳しい申し入れがされたとのことである

さて、このアクシデントに加えて、フランスでは車両規則の問題も混乱の一因となった。
メキシコ戦ではディーゼルターボエンジンを積むセアトの1台が、ターボチャージャーの過給圧規定違反を問われて、レース除外という厳しい裁定を受けた。

しかし、フランスでは状況は更に複雑化。
公式予選ではディーゼルターボ車の過給圧、さらにガソリンエンジン車のエンジン回転数、それぞれの上限値を超える車両があったとして、多数の車両にペナルティが課せられたのである。

そして、実は決勝レース終了後の車両検査においても、これら規定に則していない車両が何台か確認されている。
ところが今回はセーフティカーと競技車両の事故などがあって混乱を極めたことから、ペナルティやレース除外といった措置はとられずに、次戦以降での改善が指示されたに留まったのである。

単一車種によるワンメイクレースを除いては、このような車両規則に関する問題はどのカテゴリーでも大なり小なり起きうることである。
ただし、問題が複雑化していくとレースカテゴリーの存続に関わる事態になりかねないだけに、早急に解決することが望まれるところだ。

さて、今週末開催されるWTCCの舞台はスペインのヴァレンシア。
ここまでシボレーが今季デビューしたばかりのニューモデル「クルーズ」で4連勝と勢いにのっている。
しかし優勝にこそ手が届いていないものの、ここに来てBMW勢も上位に顔を見せるようになってきており、ヴァレンシアで最大の注目点は「BMWの今季初優勝なるか」に尽きる。
 
 
第9戦&第10戦(スペイン・ヴァレンシア) 補正ウェイト
車種 ラップタイム差 補正ウェイト
BMW E90 320si +0.0 40kg (±0kg)
BMW E90 320si GBS +0.9 -20kg (±0kg)
シボレー・クルーズ LT +0.4 30kg (-10kg)
ラーダ・110 +2.7 -20kg (±0kg)
セアト・レオン TDI (ディーゼルエンジン) +0.5 20kg (-20kg)
セアト・レオン TFSI (ガソリンエンジン) +1.1 -20kg (±0kg)
※BMW E90 320si GBS : シーケンシャルギアボックス装着車。
※補正ウエイト欄のカッコ内は前回大会との増減差。
 
 
BMWが最後に表彰台の真ん中に立ったのは2008年8月の第16戦、ドイツ・オッシャーズレーベン戦でのこと。
なんとこれまでオフシーズンをはさんで、9ヶ月もの長きに渡って優勝から遠ざかってしまっているのである。

別表の通り、補正ウェイト的には過去3大会のデータにより最大となる40kgが課せられているBMWであるが、コーナーリングコースであるヴァレンシアで唯一のFR(後輪駆動)の強みを発揮してほしいところだ。

またBMWといえばYOKOHAMAインディペンデントトロフィー勢の活躍が目立ってきている。
前戦では惜しくもまさかのアクシデントでリタイアとなってしまったものの、第2レースの総合トップ争いにフランツ・エングストラー選手がその名を連ねた。

インディペンデントトロフィーのランキング争いでトップに立ったエングストラー選手、これを追うのもBMWを駆るフェリックス・ポルテイロ選手。
2ヒート制となった予選でも、インディペンデントトロフィー勢に認められた15kgの車両重量軽減措置を武器に、上位グリッドに進出してくるようになったBMW、決勝での総合表彰台獲得に期待しよう。


RANKING|ランキング
【選手権ポイントランキング (第8戦終了時点)】
順位 No. ドライバー 車 輛 ポイント
1 1 イヴァン・ミューラー セアト・レオン 2.0 TDI 45
2 8 アウグスト・ファルファス BMW 320si 39
3 2 ガブリエレ・タルクィーニ セアト・レオン 2.0 TDI 34
4 11 ロブ・ハフ シボレー・クルーズ LT 32
5 3 リカルド・リデル セアト・レオン 2.0 TDI 30
6 6 アンディ・プリオール BMW 320si 26
7 4 ジョルディ・ジェネ セアト・レオン 2.0 TDI 24
8 7 ヨルグ・ミュラー BMW 320si 20
9 14 ニコラ・ラリーニ シボレー・クルーズ 14
10 12 アラン・メニュ シボレー・クルーズ LT 14
11 10 セルジオ・ヘルナンデス BMW 320si 11
12 9 アレッサンドロ・ザナルディ BMW 320si 7
13 25 フランツ・エングストラー BMW 320si 5
14 5 ティアゴ・モンテイロ セアト・レオン 2.0 TDI 4
15 23 フェリックス・ポルテイロ BMW 320si 3
16 21 トム・コロネル セアト・レオン 2.0 TFSI 3
17 29 エリック・ケイヨール セアト・レオン 2.0 TFSI 1



【YOKOHAMAインディペンデントトロフィー ポイントランキング (第8戦終了時点)】
順位 No. ドライバー 車 輛 ポイント
1 25 フランツ・エングストラー BMW 320si 71
2 23 フェリックス・ポルテイロ BMW 320si 68
3 21 トム・コロネル セアト・レオン 2.0 TFSI 56
4 27 ステファノ・デ・アステ BMW 320si 25
5 22 トム・ボードマン セアト・レオン 2.0 TFSI 23
6 30 メルディ・ベナニ セアト・レオン 2.0 TFSI 22
7 28 マリン・コーラック セアト・レオン 2.0 TFSI 21
8 26 クリスチャン・ポールセン BMW 320si 19
9 29 エリック・ケイヨール セアト・レオン 2.0 TFSI 18
10 24 ジョージ・タネヴ BMW 320si 12
11 33 ルーセント・カズナーヴ BMW 320si 6
12 31 ヴィト・ポスティリオーネ BMW 320si 3

Circuit|サーキット紹介
ヴァレンシア
ヴァレンシア・サーキット(スペイン)
 
全長4,005mのコースは世界的にも少数派の左回りというレイアウト。

スペイン第3の都市・ヴァレンシアの中心部から20kmというロケーションであり、温暖な気候に恵まれていることもあってオフシーズンにはF1などのテストが頻繁に行われることでも知られている。

コーナーは全部で14箇所、まわりこむような低速コーナーが主体となりパッシングポイントが少ないコースであると言えるだろう。

SUPER2000マシンのレコードタイムは、公式予選は2004年にアウグスト・ファルファス選手がアルファロメオ156でマークした1分40秒819(平均車速 143.00km/h)。決勝レースラップでのベストは、2004年の第1レースで、やはりアウグスト・ファルファス選手がマークした1分42秒438。
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