Your browser does not currently have the Flash Player version 8 that is required to view this site.
Please click here to download the latest Flash Player version.
HOME / MOTORSPORTS / ADVAN FAN / Vol.55 News Index
ひとつ前に戻る
REPORT
【EVENT SUMMARY】
お盆休みに入った8月15日、アドバンジムカーナミーティングRd.3が富士スピードウェイのジムカーナ場で開催されました。
全くのジムカーナ初心者〜さらに上のレベルを目指す人まで、参加者すべてがみっちりと楽しめるイベントがアドバンジムカーナミーティング。
WEBサイトや行きつけのショップなどからウワサを聞きつけ、今回もほぼ定員となる49台が集まってくれました。

長期の休みが取れるこの時期、クルマ大好き人間だったらもちろん走りたいですね! というのが参加者たちの多くから聞かれた言葉。
『ジムカーナを楽しみたい!』『効率よくステップアップしたい!』アドバンジムカーナミーティングでは、そんな参加者をお待ちしています。

当日の天気は晴れ!
30度を優に超える気温とアスファルト路面からの照り返し。横浜ゴムのスタッフたちからのスケジュール説明とともに、十分な水分補給と熱中症に対する注意が呼びかけられて、第3回のアドバンジムカーナミーティングが幕開けです。
 
【LECTURE】
熱中症になると人間は体調に異変を起こしてしまう。クルマやタイヤは、そんなことないのかな? ということで、夏の酷暑の中で全開走行するときに注意することは何でしょうか。

「今日のような暑い日に、連続で走行するとエンジンが壊れたのかな? っていうくらいパワーダウンしちゃうことってよくありますよ。
そんな時は、しっかりとエンジンを冷やすためにインターバルを開けること。油温計等のメーターをつけて、エンジンのコンディションが良い時にタイムアタックしてください」(柴田優作講師)

「シリーズを追いかけている人は、9〜10月頃に最終戦を迎えることが多いはず。これから、まだまだイベントがあるのにクルマを壊しちゃったら金銭的にも大変だよね。
夏はエンジンやミッションなど修理費が高いパーツが壊れることが多いですからね」(斉藤邦夫講師)

人間同様クルマの温度管理もしっかりしておけば、いきなり壊れてしまうこともなくなるはず。
夏の時期には注意が必要ですね!

では、タイヤはどうなのでしょうか?
「ジムカーナユーザーに向けて横浜ゴムでは、夏の時期でも幅広い路面温度域に対応するADVAN A050 G/2Sコンパウンドをお奨めしています。夏の時期のテストでも、十分にパフォーマンスを発揮してくれる結果を得ています。
ただ、酷暑と言われる路面温度にまでなった時には、設定車種に限定はありますがG/Sの装着をお勧めします。
是非アドバンジムカーナミーティングに参加して、G/2Sのパフォーマンスを体験してください」(横浜ゴム・モータースポーツ部 湯瀬克安)

ADVAN A050のポテンシャルを経験したことがないという方は、ぜひアドバンジムカーナミーティングに参加してその実力を体験してみませんか!
 
【DRIVING】
今回は富士スピードウェイでの開催ということで、中部地区のシリーズ戦に参戦している人が多く見られました。初中級者が対象の東海シリーズなどで上位を争う選手も多く、講師も真剣に参加者たちの走りを見守っていました。
そこで中級から上級にステップアップするためには何が必要なのか? 参加者たちからもぜひ隣に乗ってみたい! との声も多い岡野博史講師に話をお聞きしました。

「今日の参加者の人たちは、アクセルをパーシャルにしている時間が長かったですね。もっとしっかりとアクセルを開けられるラインを捜してみてください」

ストレートでしっかりと減速して、コーナーの出口が見えたらアクセルを全開にする。これが一般的に言われるセオリーだが・・・。もっと具体的に教えてください。

「タイヤの横方向のグリップを感じながら一定の大きなRを描こうとすると、そういう走りになっちゃうんだよね。
一定のRということは、ステアリングの舵角もアクセルも一定ということで、それ以上スピードは上がらない。どこかでブレーキングをして、曲げる場所を決めてあげる。
アンダーステアが出ない速度域までスピードを落としてあげれば、ステアリングが利くようになる。そうしたら、そこからアクセルを全開にできるんです」

つまり、『アクセルをパーシャルにしながら一定のRを描いてコーナリングし続ける』よりも『ブレーキを踏んで減速して、コーナリングを終わらせてアクセルを全開にする』方がタイムが出るということですね?

「極端に言えばそうだけど、そういうラインがあるんだよね、今日のコースでも。アクセルをしっかり踏めるところを作らなきゃいけない、ってことは曲がるところと止めるところも作らなきゃいけない。
大きなRを描いて走っていると、一見速そうなんだけどアクセルをパーシャルにしてるってことは一定のスピードで走ってるだけなんだよね。
今回もアクセルをオフにしてコーナリングする人が多かったんだけど、本当はブレーキを踏んで荷重をフロントに移して曲がる。そこからアクセルを踏む方が、しっかりと踏み込めるんだよね」とのこと。

タイムを詰める達人といえる全日本選手たちの言葉で、損になることは一つもないぞ! 次回は是非自分でステップアップを体験してみよう。
 
【ENTRANT VOICE】
●北川幸男 さん/パッソ

北川さんは35歳で脊髄を損傷し、車イス生活を余儀なくされました。10年間は運転するのが怖くてブランクが開いていましたが、12歳の時にはカートで富士スピードウェイを走っていたという『クルマが命』の人。
少しずつ運転を再開し年に1〜2回練習会に参加する程度でしたが、今回はガレージTTのウェブサイトを見てアドバンジムカーナミーティングに参加されました。

「講師付きの初心者向け練習があるということで、参加しようと思いました。(補助器具が付いているので)手だけで運転のすべてをこなさなきゃいけないので、自分のバランス感覚を鍛えるにはこういう練習が一番なんですよ。
初めて出来たんですよ。目の前の1本のパイロンに向かってスタートして、ABSがガガガッて利いてブレーキングしてターンができた。
あ〜これで一つ上に行けたなって。今日のこの瞬間っていうのは本当にかけがえのないものなんですよ」
 
 
●岡田裕介 さん/インプレッサ

ジムカーナ歴6年で、現在神奈川県シリーズに参戦中というインプレッサの岡田裕介さん。昨年まではADVAN Neovaを履いてノーマルタイヤクラスに出ていたが、今年からSタイヤクラスにステップアップされました。

「ADVAN A050を試しに履いてみたいということと、岡野さんがインストラクターということで教えてもらいたいなと思って参加しました。
ボクのクルマを運転してもらったんですが、コーナーへの進入でボクよりも明らかに手前で操作しているし、手前でクルマの向きが変わってアクセルを踏めるラインで走っていました。全然次元が違うなと思いました。
ADVAN A050の方は抽選に漏れちゃったんですけど……。
ボクが走っている相模湖ピクニックランドは、路面が荒れているので減りが早いタイヤはちょっと厳しいなと。ADVAN A050は持ちが良いという評判も聞いていたので、試してみたいなと。
新品を試せる機会なんて滅多にないんで、こういうイベントはありがたいですね。関越で開催される時に、また参加してみたいと思ってます」
 
 
●松原亜佐美 さん/ロードスター

ジムカーナ場で知り合って結婚されたという松原修悟さん亜佐美さんご夫妻。
愛車ロードスターでアドバンジムカーナミーティングにダブルエントリーで初参加。各地のサーキットやジムカーナ場を巡り、練習会を中心に楽しんでいるというおふたり。7〜8月にかけては、なんと5週連続で練習会に参加したとのこと。
柴田優作講師の隣に乗れる同乗走行を終えた亜佐美さんにお話を聞いた。

「この時期にやっているイベントをインターネットで探して来ました。
まだ私が初心者なので、全日本選手の走りはあまりに違いすぎて……。操作もパキパキって感じですかね(笑)。
インストラクターのレクチャー付きコースは、自分が走る本数が減っちゃうのかと思ったらそうじゃないんですね。 機会があったら、今度は参加も考えてみたいです」
 
【INSTRUCTOR VOICE】
斉藤邦夫選手 :
「夏だからこれを練習しなければいけないってことはないですけど、長い休みを取れる時期だからこそドライバー自身を鍛えることを考えた方が良いかもしれません。
腕にしても首にしてもクルマを運転すための筋肉は、クルマを運転することでしか鍛えられない。
基礎練習は地味でやりたくないものですが、そんな時こそ仲間と一緒に合宿でもしながら楽しんで練習するのが良いですね」
柴田優作選手 :
「今回の参加者の人たちは、特に熱心な人たちが多かったです。自分の弱点はどこですか? とかステップアップしたいという雰囲気がすごく伝わってきました。
レベルの高い人たちも多くて、いつも以上に真剣に講師をさせてもらいました。
富士スピードウェイでの開催ですと、関東のみならず中部地区の人も参加出来ます。今年は一回だけですけど、もっと開催を増やせると良いですね」
岡野博史選手 :
「タイムを詰めるということは、他人と違う部分を捜せるかどうか? ということ。
慣熟歩行でも漫然と歩くのではなく、意図的にアクセルを踏むところを捜すように出来ると良いですね。
かといって自分の考えだけでは気づかない部分もあるので、人の走りを見たり指摘してもらうことも重要です。
中級以上にステップアップするには、ビデオを使って他人との比較をするのが良い方法ですよ」
稲木祐子選手 :
「うちのお店(ガレージTT)や富士スピードウェイのウェブサイトを見て参加して来る人が多かったみたいですね。
もう3回目の開催になるので、定着してきたという感じはありますよね。
初心者 コースでは、午前中に基礎練習をしっかりとやって午後に全体のコースを走る。準備運動をしっかり出来て良いですよ。
講師の運転した本数は1本に数えませんから、講師をどんどん利用して色んなことを感じてもらえると嬉しいですね。

【湯瀬克安/横浜ゴム株式会社 モータースポーツ部】

次回は、9月15日に関越スポーツランドでの開催となります。
シリーズ戦に参加している人たちは、終盤戦に向けて自分のドライビングを講師の人たちにチェックしてもらう機会になると良いですね。
まだ暑くて路面温度も高い時期です。出来るだけ多くのサイズの試し履き用タイヤを用意していきますので、この機会にADVAN A050 G/2Sを体験してもらえればと思っています。
みなさんのご参加をお待ちしております。
ひとつ前に戻る