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Pacific Cup Rally Hokkaido (1) Rally Hokkaido (2) Asia Cup
全6戦のカレンダーが組まれた2012年のAPRC(FIAアジア・パシフィック・ラリー選手権)。南半球を転戦した前半戦を終えてシリーズは折り返し、後半の3戦はアジア地区を舞台とする。

第4戦・マレーシア、第5戦・日本、そして最終戦となる第6戦・中国というカレンダーには、前半戦に引き続いて2年連続のジュニアカップ獲得を目指す番場彬選手が保井隆宏選手とのコンビでプロトン・サトリアネオを駆る。

そして日本からは、炭山裕矢選手が加勢直毅選手とのコンビでアジアカップ奪還を目指して参戦。炭山選手組は2010年にアジアカップを獲得したが、2011年は惜しくもアジアカップを2位で終えている。ゆえに、炭山選手組はアジアカップの奪還を唯一無二の目的としての参戦となるのだ。
 
マレーシアはAPRCでもお馴染みの一戦となっているが、その過酷さは想像を絶するものがあると言えるだろう。

7月13日(金)の夜、賑やかなセレモニアルスタートで幕を開けたラリーは、2.5kmのナイトステージで競技開始。そして、一夜明けた14日(土)から本格的な戦いが演じられていくが、その舞台となるのがプランテーション(大規模農園)である。
椰子の木を縫うように走るステージ、SS2の距離は32.13km。続くSS3は24.57kmとなり、蒸し暑さも見えない敵としてクルーの体力を奪っていく。

更に前夜からの雨が影響して、路面は予想以上に滑りやすくなっていた。タフな展開が予想される中、ランサー・エボリューション]で参戦の炭山選手組は、SS2でマシンをヒットしてしまったものの、走行に大きな支障は無くS2000勢にしっかりと食らいついてSS4までを走りきり、土曜日最初のサービスに入る。一方の番場選手組も、偉大なる大先輩であるカラムジット・シン選手組を1分08秒5の差で追いかけている。

LEG1の後半はSS2からSS4で使ったステージをリピートし、最後にSS1で使ったショートのスーパーSSを走るというアイテナリー。SS6がキャンセルになるというハプニングがあったものの、炭山選手組、番場選手組ともに順調にステージをクリアして、初日の戦いを終えた。

日付が変わって15日(日)。全体のSS合計距離が235.28kmの今大会、残るSS距離は79.88kmとなる。
総合4番手でスタートした炭山選手組は順調に各ステージをクリアする一方、S2000勢では比較的開けたSS9でガウラブ・ジル組が戦列を離れ、さらにP-G・アンダーソン選手も後退したことから、総合2番手のポジションにつける。

一方の番場選手組もライバルのマイケル・ヤング選手組がSS2で早々にリタイアを喫したために有利な展開となっていたが、滑りやすい路面はワンミスが命取りというタフな状況に変わりはない。そんな中でメリハリをつけた戦いぶりで難しいステージを確実にクリアして、フィニッシュへとマシンを進めていく。

結果、タフな一戦で炭山選手組はS2000勢に割ってはいる総合/アジアカップ2番手でフィニッシュ。番場選手組も総合6位/ジュニアカップ1位でフィニッシュを迎え、両クルーともにタイトル獲得に向けて好成績を獲得した。


【>> 第4戦 結果表】
 
第5戦の日本ラウンド「Rally Hokkaido」で、アジアカップ優勝を飾った炭山選手組と、ジュニアカップ優勝を飾ってタイトルを確定させた番場選手組。
2012年のAPRC最終戦・中国ラウンドに、炭山選手組はそれまでのランサー・エボリューション]に替えてスバル・WRX STIを投入してタイトル獲得を目指し、番場選手組は来シーズンを見据えて引き続きプロトン・サトリアネオで出場した。

「China Rally」は今年も龍遊(ロンユー)を舞台として、10月26日から28日にかけて開催された。26日(金)、オープニングは1.82kmのスーパーSSとなるが、ここを炭山選手組は2番手であがって上々の滑り出し。番場選手組もカラムジット・シン選手組を0.1秒上回り、S2000規定以外のサトリアネオ勢でトップタイムをマークする。

ラリーウィークに入って週の半ばで雨が降った日もあったが、競技本番となる週末に影響が残ることは無く、ドライで競われることになった2012年の「China Rally」。競技が本格的にスタートする27日(土)、炭山選手組とチームにとって総力戦の戦いが幕を開けた。

SS総距離230.96kmの今大会、金曜日と土曜日のLEG1合計は106.48km。土曜日のLEG1-Bは3本のステージを、サービスをはさんで各2回走行するアイテナリーとなる。16.35kmのSS2、さらに続く13.18kmのSS3をトップゼッケンのクリス・アトキンソン選手組を抑えて3番手であがった炭山選手組。しかし、22.80kmのSS4でコースオフを喫してタイムロス、ポジションを下げてしまう。

無事にマシンはサービスイン、メカニック陣が修復作業を施して午後のステージへと挑む。しかし午後のオープニングとなるSS5、先程は2番手であがったSS2のリピートステージだが、ここで勢い余ったか炭山選手組はロールオーバーを喫してしまう。ただ、マシンが横向きに一回転したものの、再びタイヤが着地できたことから再スタート。
とは言うもののマシンのダメージは小さくなく、SS6ではサスペンションアームが折れてしまってタイムダウンを余儀なくされる。それでも炭山選手は執念を見せ、破損したアームをスペアタイヤ固定用のベルトで引っ張って応急措置を施し、走行を続行する。その間に、断片的ながらサービスに入って来る破損状況の情報を元に、メカニック陣はスペアカーを調達してマシンのサービスインに備える。

そしてサービスにマシンが戻ると、メカニック陣が限られた時間の中で修復作業を手際よくこなし、無事に翌28日(日)の戦いではステージへと炭山選手組を送り出した。そんなメカニック陣の奮闘に応えるように、LEG2オープニングとなる25.64kmのSS8で、炭山選手組はS2000勢に続く4番手タイムをマーク。
その後も好タイムを連発、終盤はペースコントロールを行って着実にフィニッシュへとマシンを運び、最後は中国らしい巨大な爆竹に出迎えられてサービスパークへと戻り、堂々の総合4位/アジアカップ2位でフィニッシュ。この結果、2年ぶりとなるアジアカップのタイトル獲得に成功した。

また、番場選手組は安定した戦いぶりで総合7番手フィニッシュ。カラムジット・シン選手組がひとつ上の総合6番手でフィニッシュし、こちらは2年連続で2WDカップのタイトルを手中におさめた。


【>> 第6戦 結果表】
[UPDATE : 21.Dec.2012]
           
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