チーム・ヨコハマ EVチャレンジ 2013 [パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム]
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ヨコハマタイヤ・挑戦の歴史
塙郁夫選手が抱く闘志
マシンの特徴とスペック
「雲に向かうレース」とも表現される、PPIHC(パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム)。

山頂にあるフィニッシュを目指して、スタートから一気に駆け上がるヒルクライム・レース。1台ずつがそのタイムを競い合う単純明快なレースは、日本ではあまりなじみがないカテゴリーだが、欧米では盛んに行われているモータースポーツのひとつ。
例えば世界のモータースポーツを統括するFIA(国際自動車連盟)においても、ヨーロッパではFIAヨーロッパヒルクライム選手権やFIA国際ヒルクライム・チャレンジ、FIAヒストリック・ヒルクライム選手権といったシリーズが開催されている。

一方、アメリカを代表するモータースポーツイベントのひとつとして世界的にその名を知られ、日本では「パイクス」の愛称で親しまれているヒルクライム・イベントが、PPIHCなのである。
5年目となるTeam YOKOHAMA EV Challengeのパイクス参戦
アメリカ・コロラド州、ロッキー山脈の東端に位置するパイクスピーク山が戦いの舞台。

スタート地点は標高2,862m。日本の山で言えば北アルプスや中央アルプスの山々に匹敵する高さから競技は始まる。ここから山頂まで伸びる観光道路を封鎖した特設コースを走るが、その全長は12.42マイル(約19.98km)で、大小156ものコーナーがドライバーを待ち受けている。ガードレールが用意されていないテクニカルコーナーもあり、コースはとてもチャレンジングだ。

勾配は平均7%、最大10%。時にドライバーの視界はコロラドの空が大半を占めるため、これが「雲に向かうレース」と呼ばれるようになった理由でもある。
昨年から路面は全て舗装され、よりタイムアタックとしてのシビアリティは高まった。一瞬のドライビングミスは登り勾配ゆえに大きなタイムロスを招くことも珍しくなく、かつハイスピードで駆け抜けるコーナーが連続するだけに、コースオフなど命取りの要因にもなってしまう。

この戦いに2013年、挑戦するのは総勢163台(2013年5月15日現在)。4輪が72台、2輪が91台という内訳になり、それぞれに部門がいくつか設けられている。4輪はUnlimitedがもっともパフォーマンスのある車両で、大排気量エンジンから生み出されるビッグパワーを武器に山頂を目指す。

そんな中、5年目の挑戦となるTeam YOKOHAMA EV Challengeが出場するのはElectric Division。EV(電気自動車)が分類されるこの部門には世界的な注目が集まっており、日本でも新聞紙上などで大きく採り上げられるようになってきた。

Team YOKOHAMA EV Challengeはこの部門の先駆者として、ドライバーであると同時にマシンの生みの親でもある塙郁夫選手(左写真)とともに2009年に挑戦を開始。マシンも参戦を重ねるごとに進化を遂げ、タイムも自己ベストの更新を続けている。

そして、変わらぬテーマとして掲げられているのが「効率を追求した戦い」であり、近年ではガソリンエンジン車に匹敵するビッグパワーを誇るマシンも増えてきたElectric Divisionにおいて、あくまでもEV本来の主旨であるとも言える“効率的なエネルギーの使い方による速さ”を追い求め、EVならではの新しいモータースポーツのかたちを具現化している。
地域に根付いたモータースポーツ文化としてのパイクス
このPPIHC、第1回は1916(大正5)年に開催された。今年で97年目を迎える、アメリカではインディ500に次いで長い歴史を誇るモータースポーツイベントである。

そして同時に、地元コロラドでは歴史ある“お祭り”として定着していることも知っておきたい。モータースポーツが文化として社会に根付いているアメリカ、PPIHCにも多くの市民が観戦に足を運ぶ。

麓のコロラドスプリングス市では、決勝を前にしてダウンタウンのストリートを歩行者天国とし、主要参戦マシンを一同に展示するイベントも行われる。ドライバーのサイン会などが催されるほか、2012年はモトクロスバイクでのアクロバット走行や、上空の飛行機から飛び下りたダイバーが会場の真ん中に着地するなど、老若男女問わず市民とともに盛り上がり、コロラドスプリングスはPPIHC一色に染まっていた。

観戦は自由なスタイルでおのおのが楽しんでいる。コースクローズ前夜から泊り込んでテントを張っている人も多く、決勝日には初めて参加した選手が驚くほど多くのギャラリーがコースサイドに陣取っている。
お気に入りの選手に熱い声援を送る人もいれば、誰が速いとかは関係無しにビール片手にPPIHCそのものを楽しんでいる人、写真撮影に熱心な人、とにかく気の合う仲間とPPIHCを肴に盛り上がってアルコールの空きビンを積み上げている人と、自由な雰囲気の中で大いに盛り上がっているのがアメリカン・スタイルだ。

また、100年に届かんとする歴史を歩んでいるPPIHCだけに、親子三代にわたって関わっているという人も少なくない。それは観客としてのみならず、選手や大会運営を支えるオフィシャルとしてというケースも珍しくなく、日本の伝統的なお祭りと何ら変わらない雰囲気を感じ取ることが出来るのだ。
【2013年 パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム】
 
開催日程
2013年6月25日(火) - 30日(日・決勝レース)
開催会場
アメリカ・コロラド州 パイクスピーク山
コース距離
12.42マイル (約19.98km)
標 高
スタート) 2,862m フィニッシュ) 4,301m 標高差) 1,429m
勾配(登り)
平均 7%、最大登り10%
参加予定台数
163台 (Electric Division 7台)
 
 
"パイクス"を駆けるBluEarth
奴田原文雄選手からのエール
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