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開催日 開催会場 申込締切(必着)
第1回 4月 11日 (土) 名阪スポーツランド(奈良県) >> REPORT
第2回 5月 6日 (水) スポーツランドSUGO(宮城県) >> REPORT
第3回 5月 31日 (日) 関越スポーツランド(群馬県) >> REPORT
第4回 6月 27日 (土) 関越スポーツランド(群馬県) >> REPORT
第5回 8月 9日 (日) 名阪スポーツランド(奈良県) >> REPORT
第6回 8月 22日 (土) 鈴鹿サーキット・南コース(三重県) >> REPORT
【Round 3 : KANETSU】

 開催日程 : 2009年 5月31日(日)
 開催会場 : 関越スポーツランド(群馬県)
 天候/路面 : 雨/ウェット
 講師陣 : 岡野 博史 (全日本選手権 N4クラス)
       小林 辰郎 (全日本選手権 SA2クラス)
       斉藤 邦夫 (全日本選手権 SA1クラス)
       柴田 優作 (全日本選手権 N3クラス)
       箕輪 雄介 (全日本選手権 N2クラス)
               =敬称略・五十音順=

= MOVIE =
2009 ADVANジムカーナミーティング
第3回/関越スポーツランド
2009 ADVANジムカーナミーティング・第3回
BROAD BAND [700K] NARROW BAND [300K]



= EVENT SUMMARY =
全日本ジムカーナ選手権第3戦。雨のSUGOで全クラス制覇という偉業を達成したADVAN A050。
そのADVAN A050はもちろん、ADVAN NEOVA AD08を自分のクルマで試し履き出来る。それが、ADVANジムカーナミーティングだ。

第3回となる今回は、5月31日に“関東ジムカーナ場のメッカ”関越スポーツランドで開催。
天候は朝から小雨が降り出すものの・・・。ウェットコンディションでのポテンシャルを試したい参加者たちには、最高のコンディションだ。

今回の参加台数は42台。通常練習コースに7台、初心者コースに8台、レッスン付きコースに27台の参加者が集まった。
驚いたことに42台中8割の方が初めて参加の方々。「台数が増えてもレッスンの内容は落としませんよ!」と、講師をつとめる面々も気合いが入っていた。
全クラス制覇で全日本シリーズポイントでもトップに立つ岡野博史、斉藤邦夫、柴田優作、箕輪雄介に加え、SUGOで柴田に次いで2位に入った小林辰朗という顔ぶれの講師陣が揃った中で、レッスンがスタートした。



= LECTURE =
コース上に置かれた10本のパイロン。関越スポーツランドは、これまで開催された名阪、SUGOのカートコースとは異なるパイロンコースだ。
コースの幅も決まっていなければ、ゼブラゾーンも無い。視覚的にアクセルのオンやオフを促してくれる目印を、自分で決める面白さと難しさが共存する。

開会式終了後の慣熟歩行で、各講師たちが走行上のポイントをしっかりと説明する。
同じパイロン配置で初心者向けのコースも設定。ウェットコンディションということもあり、オーバーランしてはいけないポイントについてなどいつも以上に熱心な説明だ。

そしていよいよ走行がスタート。ところが、ミスコースをする参加者が続出。
そこで、コースを設定した斉藤講師に話を聞いた。
「難しいっていう評価が多かったですねぇ〜(笑)。参加者の方たちから、同じパイロンを右に左に何度も通るのが難しかったという話を聞きました。
一度通ったパイロンを2回使わない方が楽なんですよ。でも、そうすると曲がる方向が一定になったり、パイロンの本数も増えてしまう。結果的に難しくなってしまうんですよ。
今回のコースは右に左にテンポ良く、なるべくシンメトリーになるように設定しました。パイロンコースって、何もない平坦な所にパイロンを置くことで様々な規制が生まれる。すると、その規制をクリアするためにテクニックや走り方が必要になる。
規制も何もないところでフリーに走っても、ちっとも上手くならないしジムカーナの楽しさにも触れられないんじゃないかと思います。
そこで参加者の方たちには、言葉はきつかったかもしれませんが、『走るスピードを落としてでも、コースをトレースしてください』とお話ししました。」

講師たちも、参加者のみなさんにコースを覚えてもらうため、早めに同乗走行を始める。
ADVANジムカーナミーティングでは、講師の同乗走行はその日の走行本数にカウントしていない。ということで、分からないことや知りたいことがあったら担当講師を捕まえてどんどん同乗することがお薦め。
走行を重ねる毎にミスコースする参加者の数はみるみる減り、攻め込む人たちが増えてきた。



= DRIVING =
全日本ジムカーナ選手権でもウェットでの速さに定評のあるADVAN。
その性能を体感したいという人たちも多いと思いますが、ここで注意点を一つ。いくらウェットで速くても、"ドライの時と同じスピード"では走れませんよ!

「進入で頑張っちゃってる人が多くて、オーバースピードでアンダーを出してコーナーで遅くなっちゃってる。」(箕輪講師)
「ボクもそうだったんですけど、ブレーキで頑張ることがタイムを詰める方法だと思っちゃう。結果的にはコーナリングスピードを高く保つことが出来なくなるんですけどね。」(小林講師)

と、各講師からスピードコントロールについての指摘が多かった。
路面のμが下がるウェット路面では、ドライバーの運転の短所やクセが分かりやすい。というのもドライ路面で性能を発揮する競技用やスポーツタイヤは、その高いグリップ力でアンダーステアや乱暴な操作も許容してくれるからだ。

そんなウェット路面だからこそ練習した方が良いと岡野講師。
「たとえばターンセクションでハンドルを切り込んでサイドを引いた。だけどフロントタイヤが逃げて、狙ったラインを大きく外してしまったなんて時。そもそもコーナーに対してスピードが合っていない場合が多く、それに気づけていない人が多いですね。
さらに『探り』を入れずに一発でスパッとハンドルを切ってしまう。これでは、わざわざ(自分で)アンダーを出しちゃっている感じかな。μの低いウェット路面だと、そういう失敗がはっきりと分かる。
正解と不正解を感じ取りやすいハズですよ。」とコメント。

ドライと比べて明らかに低くなるアベレージスピード。雨が降ったとき岡野講師はどうやってスピードのアジャストをしているのだろう?
「水のたまり具合や季節などを参考にして『これくらいかな?』という予想して走り始めますよね。
そして、スタートの時のトラクションとか、1コーナーに入ったときのブレーキングやハンドル切ったときの動きとかで、誤差を修正しますね。
あとは走りながら路面の状態をつかみながらですね。そんな時に探りを入れずにスパッとハンドルを切っちゃうと、路面の状態をつかめないですよね。走行中、あちこちで失敗してしまって何が何だか分からなくなっちゃう。そんな事も多いんじゃないかな。」

ドライビングで失敗した原因は、手前の操作にある。一つずつ自分の操作を振り返ることが、同じ失敗を繰り返さない最短の方法だ。早速実践してみよう!



= ENTRANT VOICE =
■伊藤 寿浩 さん  BMW M3

ツール・ド・コルスで走っていたE30のM3に憧れていたという伊藤さん。M3はE36に続いて2台目の所有だ。

「サーキットを走ってみたいんですよ。まずは筑波1000とか2000で。
実は山道走ってて事故起こしてクルマ壊しちゃってるんですよ、いい年こいて(笑)。周りからはそんなことしたいんだったらサーキット行け! っていわれましてね。
クルマがこういう動きをするとかっていう蓄積が無いんで、思いっきり振り回せるところが無いかな? って。『ジムカーナ』で『練習』って検索したらADVANジムカーナミーティングという言葉があったんですよ。
自分がNEOVA AD08に履き替えた時だったんで、ADVANのHPにいったらこういうイベントがあるんだって。レッスンも同乗もあるし。正直こういった場所があることも知らなかったんで。
斉藤さんは熱心にお話ししてくれました。ホントに好きなんですね。それに操作がビックリするくらいスムーズで丁寧、すごく楽しくて勉強になりました。この子(BMW)も喜んでると思いますよ(笑)。」



■越前谷 剛 さん  ホンダS2000

普段からADVANユーザーの越前谷さん。今回はADVAN NEOVA AD08を試し履きしました。

「今日はAD08を試せるということで参加させて頂きました。天気はあいにくの雨だったんですけどAD08のポテンシャルは高いなというのはすごく感じられました。
2本という少ない走行本数だったんですけど、クルマを押し出してくれるような縦のトラクションを感じることができました。これからお金貯めて買おうかと思っています。
今日みたいなヘビーウェットで自分のタイヤだと、溝が浅いということもあるんですけど神経とがらせながら走っていました。
ところがAD08ではそんなことが無かったですね。」

スポーツユーザーの間で、今最も旬だといわれているADVAN NEOVA AD08。新品状態で自分のクルマに装着できる機会は、ADVANジムカーナミーティング以外にはありませんから、ぜひ皆さんも体験しに来てくださいね。



= INSTRUCTOR VOICE =
■斎藤 邦夫 選手

「今日は初心者クラスを担当させていただきました。
様々な目標を持っているので、なるべくみなさんの要望に添った形でアドバイスをするようにしました。
サーキット走行をしてみたいという方には、どんどんアクセル踏んでスピンしてくださいと伝えました。
ジムカーナのイベントに出たいという方には、ミスコースしても自分に負けない強さを持ってくださいと。
スラローム競技は自分との戦いなので、精神的にも強い気持ちを持ってくださいと実践的なアドバイスもしました。」



■岡野 博史 選手

「今日のような雨の日は、ドライよりもその人の運転操作の粗さが顕著に出ます。
ドライの時よりも『丁寧』に操作する。っていっちゃうと『ゆっくり』と勘違いしちゃう人も多いので言葉が難しいですね。
『的確』なタイミング、スピード、量はどこにあるか?
それを探って考えながらステアリング操作できるようになれば、早く上達すると思いますよ。」


■柴田 優作 選手

「今回初めて初心者クラスを担当しました。
コースを覚えるのに時間がかかってしまった方もいましたが、午後になると見違えるように走っている参加者もいました。そのミスコースも、立ち上がったときに行き場を見失ってしまうタイプのものが多かったですね。
ボクは最初に走るコースを描いて、その中にパイロンを置いてゆくという方法を採っています。
みなさんがやりやすい方法を捜してみてください。」


■箕輪 雄介 選手

「今日はFFクラスで9人の参加者の人を担当させてもらいました。なかなか全員の方のクルマに乗れず、申し訳なかったと思ってます。
オーバースピードで進入しちゃってターンが出来ないとか、雨なのにクルクルってハンドル回しちゃう人が多かったですね。とにかく進入スピードを抑えてくださいと伝えました。
自分は進入では頑張らないんですよ。早めに減速して立ち上がりに向けてジワーとアクセルを踏んでゆく。
コーナリングのアベレージスピードを上げることを考えて走ってみてください。 」


■小林 辰郎 選手

「ブレーキを詰めることに集中しすぎて、コーナリングのボトムスピードを必要以上に下げちゃってるケースが多かったですね。そうなると、タイヤからのインフォメーションを感じ取れないから、タイヤのグリップを縦から横に移行させられないですよね。それにハンドルをスパッと切っちゃうと、ショックが仕事する前にタイヤの限界を超えちゃいますよね。
こういうウェット路面でクルマをまく動かすことができれば、それはドライにも通用することだと思いますよ。 」


■古谷  亘/横浜ゴム株式会社・モータースポーツ部

今日は一日、あいにくの天気となってしまいました。ですが、ADVAN A050とADVAN NEOVA AD08のウェット性能を体感するには、ぴったりのコンディションではなかったかと思います。
次回のADVANジムカーナミーティングは、6月27日に今日と同じく関越スポーツランドでの開催となっています。
みなさんの参加をお待ちしております。

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