TOP > Tuner’s Interview:03 向井敏之

サーキットで実証されたその性能はすべてのドライバーを満足させる実力を兼ね備える。

Tuner’s Interview:03 Toshiyuki Mukai

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(株)Kansaiサービス。チューニング業界を常に最先端の技術で牽引するこのショップは、誰もが手軽に楽しめる車を製作することでも有名だ。きっちりと仕上げられた数々のデモカーは、その高いパフォーマンスとは裏腹に、すべての車両が公道を走ることができる。つまりそのままの状態で車検が通るナンバー付きの車なのだ。この合法であり、かつ誰もが楽しめる車を作るという確固たるポリシーは、階ansaiサービスの変わらないスタイルである。

「このタイヤのメリットを挙げれば、きりがない」

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そして、今回注目したデモカーであるランサーエボリューション]と ADVAN NEOVA AD08について(株)Kansaiサービス代表の向井敏之氏はこう語る。

「ウチのチューニングはすべてがストリートを走ることが前提です。だから、エアコンやオーディオを取り外して軽量化したり、ボディ形状を変更してレーシングカーを作ることはしないんですよ。確かにトップタイムを狙うなら、徹底的に軽量化して、とことんセッティングを煮詰めるのが一番でしょうけれど、それは公道を走る車とは別次元の話です。快適装備は残したまま、その中でどうやって楽しい車を作り上げていくかという、トータルパッケージが重要なんです。」

あくまでストリートにこだわる向井氏。実際にデモカーであるランサーエボリューション]に目を向けると、確かにカーボンボンネットやウィングなど戦闘的な立ち姿である。しかし、細部をよく観察すると若干高めの車高。室内はエアコンもオーディオもそのまま残っている。カーボンパーツとエンジンルームを除けば、まさにストリートに違和感なく溶け込む作りがそこにある。もちろんボディ形状に手を入れず作り上げられたこのデモカー、車重もノーマルのそれとなんら変わりはない。

「エボ]は決して軽い車じゃないんですよ。でもこの仕様のまま筑波サーキットで1分2秒フラットが出てしまう。筑波を2秒といったら、ちょっとしたレーシングカーと同じタイムですからね。そして、そのタイムはADVAN NEOVA AD08というタイヤの力、特にずば抜けたトラクション能力のおかげでしょう。」

「このタイヤのメリットを挙げれば『サーキットでも平均してタイムを刻める』『ブロックが飛びにくい』『ウェット性能が突出している』などきりがないのですが、最終的にはストリートではどうか?というところに結論を持っていけるんです。たしかにサーキットでのタイムはタイヤ性能のひとつの目安になりますが、多くの人はサーキット以外で走るわけですから、運動性能に加えタイヤとしての寿命が長いというのも、注目すべきポイントでしょう。」

「その性能を、より多くの人に引き出してほしい」

500馬力を誇る(株)Kansaiサービスのランサーエボリューション]の戦闘力を、余すことなく路面に伝達することができるADVAN NEOVA AD08。高い運動性能、グリップ力、ライフ、ネームバリュー、どの部分を取っても車好きはもちろん、走ることが好きな人には最高のアイテムとなるだろう。

向井氏はインタビューの最後にADVAN NEOVA AD08についてこう締めくくってくれた。
「本当にいいタイヤだから、その性能をより多くの人に引き出して欲しい。そのためには、少し空気圧に気を使ったほうがいいと思う。これまでよりサイドウォールの剛性が高くなっているので、空気圧を250kPa以下で使うと、よりその性能の高さを感じられるはずだから。」

鈴木 康昭 写真

株式会社 Kansaiサービス
代表 向井敏之
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