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妥協しないタイヤづくりという共通意識のもと、自分でも満足のいくストリートタイヤに仕上がった。

Voice of Drivers:01 Manabu Orido

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ADVAN Neova AD07(以下AD07)からニューADVAN NEOVA AD08(以下AD08)へ。開発ドライバーとして両タイヤに携わった織戸学選手に話を聞いた。

「僕がAD08の開発ドライバーとしてヨコハマからお話をいただいたのは、2006年のことでした。年数的にもタイミング的にも、そういう時期が来たんだなと思いましたが、何しろ前作のAD07が非常にいいタイヤだったので、それ以上いいモノができるのかなという思いはありましたね。もともとAD07の開発にも携わったんですが、その当時の開発担当者がAD08も担当されるということで、気心が知れたチームとの開発は非常にやりやすかったですね。」

「AD08は、荷重に対してすごく懐が深いんです」

そんな織戸選手を含む開発チームの合言葉は「妥協しないでいいタイヤをつくる」こと。

「テストは基本的に開発スタッフに横に乗ってもらい走ります。検討課題についてフィーリングをチェックして、走り終わったらすぐにチェックシートに記入します。それを元にスタッフに伝えるという流れの繰り返し。横に乗って話をしながら走る、これがすごくいい!フィーリングを正確に掴んでもらえるし、比較するタイヤの差も感じてもらえる。相手はタイヤづくりのプロですから、どうして走りに差が出るのか、僕より具体的にわかるんです。それが構造の差なのか、コンパウンドの配合の差なのか、とかね。」

そうして完成にいたったAD08のフィーリングについて尋ねてみると。

「AD08は乗った瞬間にステアリングがズシッときます。それだけタイヤが路面を捉えている証拠なんです。思い切って言えば、サーキットでピットアウトした瞬間からグリップする、そんなフィーリングがある。あとAD07と一番違うのはウェットグリップ。これはもうまったく違う。AD07も決して悪くはなかったけれど、むしろ良かったけれど、AD08は格段に上がっています。それと、AD08はブレーキ性能もすごくいいタイヤですね。例えばフルブレーキングしたとき、AD07と比較して、AD08はブレーキングからステアを切っていくポイントがもっと深くなる。要は荷重に対してすごく懐が深いんです。」

最後にAD08を買おうと考えている方へのメッセージをひと言。

「僕が強く言いたいのは、長い目で見ればAD08は非常にリーズナブルなタイヤということ。例えば、サーキット走行を1日十分に楽しんで走っても、タイヤがグダグダにならずそのまま帰れちゃう耐久性がある。つまり耐摩耗性、ライフがいいわけです。グリップについては、タイヤを交換して交差点をひとつ曲がれば違いがわかります。路面に吸い付いて走るような感じを実感していただきたいですね。」

織戸 学 写真

織戸 学
レーシングドライバー
千葉県出身。1990年カーボーイドリコン初代グランドチャンピオン獲得を皮切りに、本格的にモータースポーツの世界へと転身。スーパー耐久、スーパーGT、D1など幅広いカテゴリーで活躍。現在、スーパーGT300クラスに、ADVANを履いてウェッズスポーツiS350で参戦。そのキャラクターからも多くのファンを持ち、メディアでも活躍する実力派。

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